テンプテーション/ブレイズ
熱々シーン満載。休刊中。

エリーズ・タイトル
ボディ・ヒート T-332 (株)ハーレクイン  発刊:1999.04.20
ヒロイン:レベッカ・フォックス(映画女優) ヒーロー:ザカリー・チェイピン(ボストン市火災調査局勤務・放火調査官・元消防士・37歳/愛称ザック)

あらすじ
この2カ月間、連続放火をしている犯人をザックは何としてでも捕まえたかった。週に一度の放火パターンを繰り返していた犯人は、捕まらないことをかさにきたのか回数が増えてきていた。
そして、 放火をしたあと得意気に、ザックの自宅に電話をいれてくるのだ……。
この連続放火の死傷者も少なくなく、滅入るような気分にいるザックをさらに、苛立たせる目論みなのか、とんでもない荷物を彼に押し付けてきた。
映画の役作りのためにやってきた新進の映画女優レベッカ・フォックスの面倒をみる羽目に陥ったのだ

映画の中で主演となる放火調査官という役をどうしても勝ち取りたいと、ボストンの消防局に取材&潜入体験することになったレベッカ。
彼女の面倒をみるのは、ボストン市きっての放火調査官であるザック。
現在、ザックは連続放火犯を捕まえようと全力を傾けているところに「お荷物」を押し付けられて、気分は更にささくれだってます。
その上、「お荷物」さんは、新人の放火調査官として消防局内や火災現場、肢体保管所、解剖室など、ザックの行く場所をついてまわって、自分の見解を述べまくり。
素人さんに、いっぱしの口をきかれてもなー……と、思うわけですが、ザックは度量が広いのか徐々に受け入れてます。
犯人逮捕をめざしている間に、2人の仲もアチチチに進展。でも、住む世界が違うと別れることを前提で深い仲に溺れていくんですよね。特に、ザックが。
端から見れば、イチャイチャとしている2人を、物陰からストーキングしている放火犯。2人をいたぶろうと更に放火を重ねてます。


ジェイミー・デントン
シドニーを誘惑 T-384 (株)ハーレクイン  発刊:2001.06.20
ヒロイン:シドニー・トラヴァーズ(獣医師・28歳) ヒーロー:デレク・ブキャナン(大学教授・天体物理学研究)

あらすじ
デレクの意中の女性であるシドニーは、ここ数ヶ月間、血眼で王子様を探している。幸い、彼女が今までに出会ったのは箸にも棒にもひっかからない男達だったが、いつ何時、掻っ攫っていく存在になるやもしれないと考えると、気が気ではなかった。
幼馴染みであるシドニーは、デレクの想いなど全く気づきもせず、毎度、大失敗に終わったデートの顛末を報告しに訪れてくる。
どうにかして、この関係を恋人同士に出来ないものだろうか……。

幼馴染みもの。
婚約者が実は妻子持ちだったという手ひどい裏切りをうけたシドニーは、男性不信の塊。
「30歳までには赤ちゃんが欲しいけれど、結婚はしたくない」ということで、寝てくれる男性を探してみるものの、全くうまくいきません。
そのうち、精子提供者による妊娠という行動にでることとなります。そして、処置してもらったその日、デレクとベッドを共にしてしまい、妊娠。
1人で育てる気満々のシドニーに対して、そうは問屋が卸さないデレク。
デレクが、断られても断られても挫けずに求婚を繰り返しています。その内に、シドニーが抱えている男性不信という傷を癒していくこととなります。
2人の間にある愛情がいつか終わってしまうに違いないと言い張るその裏に、お腹の子どもがデレクの血を引いていなかったら、その子が疎んじられてしまうに違いないという恐怖感。
二つのマイナス要因に、デレクが誠実に対応していくこととなります。
もちろん、熱々シーンも随所にちりばめられてます。レストランでパンツを脱がしちゃイカンでしょう(笑)


ジャネール・デニソン
四日間の恋人(「キス・キス・キス 素直になれなくて」所収) F-フ6-6 ヴィレッジブックス  発刊:2008.03.20
ヒロイン:クロエ・アンダーソン(事務員) ヒーロー:ゲイブ・マッケンジー(スポーツエージェント・元アメフト選手)

あらすじ
アメフト選手として、順風満帆の人生を歩もうとしていたゲイブだったが、膝の怪我のために選手生命を絶たれた。選手として大成できていたら、親友の妹、クロエともう一歩踏み込んだ付き合いができたのに。
幼い頃に父親が蒸発したことで、ゲイブと母は貧しい暮らしを余儀なくされていて、ようやく豊かな暮らしができると喜んだ矢先の怪我だった。
どん底の挫折を味わい、動転した気持ちのまま、クロエに別れを告げたゲイブは、その後、シカゴでスポーツエージェントとして成功の道を歩きだした。
張り合いのある仕事をしているのに、心にぽっかりと穴が空いているのは、クロエが側にいないからだ。もう一度、彼女をこの手に抱き寄せることはできないだろうか……。

元恋人同士のやりなおしもの。
ポーカーの最後の試合で掛けたのは、負けた方が勝った方にひたすら奉公するという代物。
クロエは、ジェームズが早々にシカゴに戻って行くと思い込んでいるし、ゲイブは、クロエを手放す気など何一つありません。
熱々の四日間を読むことができます。



ジュディス・マクウィリアムズ
危ないシンデレラ T-133 (株)ハーレクイン  発刊:1991.01
ヒロイン:エレノア・フルトン(特殊学級の教師・失業中・29歳) ヒーロー:ムラード・アヒカー(アバール王国の王子・投資会社経営者代理・元情報局長官・30代半ば)

あらすじ
ムラードにとって父親代わりでもあり、アバール国の石油相として、重要な国際会議を控えているセリム・アルラシードの頭の中は、石油より1人の女性のことで一杯だった。
エレノア・フルトン
彼女は、30年前に付き合っていた女性との間に生まれた娘で、セリムにとっては、自分の血をわけたたった1人の子どもだった。
身体の弱かった妻が亡くなった今、虫が良過ぎると糾弾されても、セリムは娘との絆を取り戻したかった。
ムラードは、父王が経営している投資会社内での不正行為を内偵中という忙しい身であったが、 恩のあるセリムのために、父娘の関係修復ができるよう何でもするつもりでいた。

エレノアがかなりお人好し。
年若い従妹ケリーが未婚のまま赤ん坊を産んで、その衣食住の面倒をみていた挙げ句に、そのケリーが「自分探しをしたいから」と、出奔。
当然、ケリーは赤ん坊を連れていってません。
失業中という不安定な状態の上に、赤ん坊の世話まで背負い込むことになったエレノアを、30年間、音沙汰のなかった父親の伝言を携えて訪ねてきたのが、ムラード。
自分は見捨てられたのに、彼は息子のように育ててもらったと知り、心が更にささくれてしまいます。その上、ケリーの赤ん坊をエレノアの私生児と勘違いして、軽蔑を隠そうともしないムラードに彼女の態度が和らぐわけがありません。
何かがおかしいと、慌てて事の真相を調べ上げてみれば、エレノアを軽蔑した言動をとってしまった自分を恥じるばかり(←あまり恥じてないか)……彼女の苦境を助け、心を軟化させようと動き出すこととなります。
エレノアの母親が身勝手三昧な人で、その挿話の方が2人のロマンスより強烈な作品でもあります。自分が死んだことにして、セリムからエレノアに送られていた莫大な養育費&持参金を1人占めして遊蕩に使いたい放題の暮らしをし続けているんだから、スゴイ。
「ムラードの会社での背信行為を働いているのは誰なのか」「出奔しているケリーの潜伏先は?」を搦めて、軽妙な言い合いの中で物語は進行していくこととなります。


ジル・シャルヴィス
誰も知らない夜(「キス・キス・キス 素直になれなくて」所収) F-フ6-6 ヴィレッジブックス  発刊:2008.03.20
ヒロイン:エラ・スコット(保険会社の調査員) ヒーロー:ジェームズ・スコット(刑事)

あらすじ
最愛の妻であるエラと別居状態の生活になって半年。
エラの仕事は保険会社の調査員で、彼女が手がけるのは、込み入った案件ばかりだった。……仕事に身を入れれば入れるほど、エラに危険が降りかかってくる。駐車場で襲われたり、食品工場の冷凍庫や車のトランクに閉じ込められたり。
彼女を救いだすたびに、肝が冷えた。
いつか、彼女の遺体の確認をしなければならなくなるのではないか。そんな未来をみたくなくて、ジェームズはエラから離れた。

別居夫婦のやりなおしもの。
仕事のこともエラのことも何も考えずに、数日間、のんびりと海につかって休日を過ごそうと別荘にやってきたジェームズは、ユニットバスに先客を見つけます。
目に入ってきたのは、左手で辛うじてタオルで前を隠しているエラ。そして右手を手錠でタオル掛けに繋がれてます。一瞬、エラが誰かと倒錯的な情事に耽っている真っ最中だと想像するジェームズの緊張感がいいです。エラの能力を認めながらも、その危険な任務をやめて欲しいと思っているジェームズの職業が刑事なのが、皮肉というかなんというか。
かなりいい感じで、物語が進展していくのに最後に来て、ぶっ倒した悪漢どもを前に、いちゃいちゃモードに入ってしまったのが、ごにょごにょり。



ステファニー・ボンド
眠れぬ夜の過ごし方 T-386 (株)ハーレクイン  発刊:2001.07.20
ヒロイン:ジョージア・アーレッタ・アダムズ(看護師・30歳) ヒーロー:ケン・メドロック(パトロール警官・37歳)

あらすじ
警察官になって丸6年。
深夜の呼び出しに否応もなく慣れ親しんだ生活を送っているケンは、午前一時半にかかってきジョージアと名乗る若い女性からの間違い電話にも律義に応答しようと眠気をおしやりかけた時……。
「私、パンティをつけてないの」
セクシーなその声に、ケンの下半身が色めき立った。

婚約者ロブの電話番号を間違えて短縮登録してしまったジョージア。
かかった先が、パトロール警官であるケンの自宅。
ジョージアは、婚約したにもかかわらずキス(それも熱くない)しかしてこないロブとの関係に悩んでいて、友人から電話越しに睦言をしてみたらとのアドバイスに乗ることに。
ロブへかけたつもり電話が、ケンにかかっているとは露とも知らず……。
電話でアチチなことを喋りあった2人は、出会う筈もないわけですが、そこはハーレクイン。
偶然の出会い(パトロール中に犬を轢いてしまったケンが、慌てて怪我をした犬を運び込んだ先がジョージアの職場である救急医療室)で、間違い電話をしてきた女性ジョージアの身元を知ったケンは、彼女を獲得するために動き出すこととなります。
ジョージアの友人の結婚式では、ストーカーを逮捕したりと多大活躍をするケン。そんなケンに惹かれていくジョージアですが、婚約者のロブに操を立てるというか、深夜のアチチチな電話に蕩けてるというか(笑)。
側にいるケンと電話越しのロブ(こっちもケンなんですけどね)の両方に、熱くなってしまう自分は、好色なんじゃないかと悩むジョージア。
ということで、間違い電話をしていたとばれた後の騒動も王道展開されております。


ラヴィル・スペンサー
ヒロインが過去や現在の状況から恋に臆病になっていても、ヒーロー側が愛情を公言して憚らないというのが作風みたいです。
セカンドチャンスアトラブの作品はコチラ


とまどい T-1 ハーレクイン社  発刊:1985.07.20
ヒロイン:ウィニフレット・ガードナー(理学療法士・25歳) ヒーロー:ジョセフ・ダガン(自動車整備工場経営・27歳)

あらすじ
あと3ヵ月。結婚式の準備はひたすら大げさになっていく。母が紹介してくれてお付き合いを深めたポールは申し分のない男性だった。背が高く、ハンサムでプログラマーとしての稼ぎもよくて……。
でも余りに仕事に入れ込みすぎて、ウィニフレットとの付き合いを疎かにしているとしか思えない。
新婚生活を豊かにするために稼がないといけないんだと言われると、ウィニフレットもそれ以上のことを言えないでいた。
しかし、ポールに対する不安が大きくふくれ始めた矢先に出会ったのが、ジョセフ・ダガンだった。親友サンディの結婚式で、彼は花婿の筆頭付添人と務めていた。
彼とは、本当に馬があった。これだけ気があうのは「春の気の迷い」 として思い込むのは難しすぎた。2人の間に漂う親密感は特別なものだった。

婚約者のいる女性に身も心も溺れてしまったジョセフ。特に、ウィンとベッドを共にしたあとの攻勢は、切なくも、特に、いじらしい。
どれだけウィンのことを愛しているかと電話で涙ながらに切々と訴えております。
クールで知的なポールはウィニフレッドのこと気に入ってはいるのですか、
「私と仕事と、どっちがたいせつ?」
と問われ、答えを得るんですね。ウィンの母親と大層、気があっていたからという理由で結婚式を勧めてはいけません。
メモ:ポールが汚名挽回する話があったら面白いのですが