長子チャールズのどう考えても性格不一致な婚約、次子ヒューバードの金銭トラブル、次女セシリアの結婚相手探しなどなど、ソフィーが首を突っ込んで解決に導いてます。
ソフィ、いくら何でもそれはやり過ぎ……とアイタタタ感が漂うんですが、チャールズの婚約者ユージニア・ラクストンがその上をいく嫌な言動を取ってくるので、それをぎゃふんと言わすソフィーに軍配が上がってます。
敵役のユージニアがいい味出し過ぎてるんですよね。もう、最高の当て馬。
チャールズの妹セシリアをめぐって、詩人のオーガスタス・フォーナップと堅物のエバラード・チャルベリー卿が小競り合う(?)設定もいいんですよね。
そして、ソフィーの最後の策略を、きちんとチャールズが理解しているところも、男を上げてて良かった。
アチチチシーンなどなくても十分、楽しく読了。
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