ヘザー・ローウェル
エリザベス・ローウェルの娘さん。


嵐の予感 ロ1-1 ランダムハウス講談社  発刊:2005.11.11
ヒロイン:マリー・クレア・ランバート(ソフトウエア会社の顧客部門のチーフ・30歳/愛称クレア) ヒーロー:ショーン・リッチャー(ワシントン市警殺人課慶事・元陸軍特殊部隊所属)

あらすじ
ショーンは、ワシントン市警の殺人課で、未解決事件を扱うチームに所属している。事件が発生してから、半年以上経つのに、捜査の進展が得られない事件に専念していた。
そんな未解決事件の一つに、麻薬中毒の売春婦達二人が、かなり大きなナイフで、下腹部を3回から4回刺されて殺されている事件があった。 何の尊厳もなく路上にうち捨てられた死体。
その殺人者が、また、一人の女性に刃を向けたらしい。
そして、殺人現場にたまたま居合わせた目撃者が出たと知らされ、ショーンは夜中の2時過ぎであるにもかかわらず、自宅を飛び出したのだった。

殺人事件を目撃してしまったのは、30歳になったばかりのクレア。彼女は、友人の強い勧めもあって、男性との出会いのチャンスを提供してくれる会社に会員登録をした帰りの、出来事となります。
クレアの存在に気付いた殺人者は、彼女を追いかけるのですが、寸での所で取り逃がします。クレアは、地下にある男性ストリップ劇場への階段で足を踏み外して、後頭部を強打。
犯人の記憶がさっぱり、頭の中から抜け落ちてしまいます。
ただ、殺人者が浮かべていた笑みを記憶するばかり。その歪んだ笑みは、つい最近、見た気がしてなりません
殺人者が、ストーカーのようにクレアを追い掛け回して、不安に陥れ、獲物を狩るように動き回ってます。
クレアを守ろうと頑張る、周囲の人たちの描写も素敵。
そして、クレアに一目惚れ状態だったショーンですが、自覚がないその描写にクスクス〜。