記憶喪失もの。
それも、ヴァンパイアのリースが記憶を失ったから、さー大変……でもない(笑)
責任感に押し潰されかけていて、悲観的で、厭世的なリースが、記憶を失った途端、前向きで明るい張り切り君に大変身。
人生のパートナーとなるべき女性ジェインを見つけたリースが、恋に暴走してます。
その目を見張るような変化に、リースの一番下の弟セバスチャンは、記憶があったら、その気持ちを強く蓋をしてまうだろと、熟慮(?)の上で記憶喪失が継続できるよう小手先対応を重ねてます。
葬儀会館を営んでいた父が亡くなり、心機一転、ニューヨークにやってきたジェインは都会の恐ろしさをたった1日で思い知るという体験をしたあとに、リースに出会います。
疲れ果てているジェインを一目見た時から、頭のネジが緩んだリース曰く
「凍れる荒れ地に迷い込んだ無邪気な小妖精」
おー、妖精さんですよ。幸せを運んできた妖精さん獲得のために、選択制記憶喪失となるほどの頑張りよう。
ヤング家の兄弟の確執を絡めて、恋物語が紡がれてます。
メモ:ヤング家/次男クリスチャン、三男セバスチャン208歳、末娘エリザベス
|