スーザン・アンダーセン


スウィートハートは甘くない  ア1-1  ラズベリーブックス  発刊:2007.08.17
ヒロイン:ヴェロニカ・デイヴィス(建物修復のインテリアコーディネーター/愛称ロニー) ヒーロー:ジェイムズ・クーパー・ブラックストック(軍隊ものスリラーの小説家・元海兵隊員・バーテン兼マネージャー・35歳/通称クープ、アイス)

あらすじ:マリン・トリロジー1
9歳下の異父弟エディが、離婚した妻クリスタルを絞殺した嫌疑をかけられた上に、逃亡を図ったのが1カ月前の出来事だった。
クープはエディの無実をはらすためにやってきてのだが、いつのまにかクリスタルが経営していた場末のバー「ホンキー・トンク」のバーテン兼マネージャーにおさまってしまっていた。
クリスタルが亡くなって1カ月も経つのに、その妹ヴェロニカからは何の連絡もないようだった。両親が一度にいなくなって不安定な姪リジーを放ったらかしにしているのだ。尻軽で業突く張りのクリスタルの妹だけはある。
ヴェロニカのことを色眼鏡でみていたクープの前にあらわれた本人は、男嫌いの空気を満々と身にまとっている華奢な女性だった。

クリスタルを殺害したのは一体、誰なのか?という謎解きともに、ヴェロニカとクープのツンケンした間柄がホットな関係にうつっていくのが急展開で描かれます。
クープの口は、失礼な言葉がぽろりこぼれ出す。華奢なヴェロニカの胸をみて、
「なんとまあ。おとなの女でこんなに小さな胸は見たことがない」
そんなこと言うつもりもなかったのにこぼれ出た言葉のおかげで、自分の首をしめること数回。
反省して、ヴェロニカに粛々とプレゼント攻勢をしたりする姿はかわいい。
あと、リジー達、女の子のおしゃまで愛らしさは絶品です。
ヴェロニカの親友マリッサ(未亡人、息子、娘が一人ずつ)の恋模様が脇を固めてます。


シュガーキャンディはご機嫌ななめ  ア1-2  ラズベリーブックス  発刊:2008.02.16
ヒロイン:リリー・モリセット(シェフ・35歳/愛称リル) ヒーロー:ザカライア・テイラー(海兵隊員・曹長・36歳/通称ザック、ミッドナイト)

あらすじ:マリン・トリロジー2
ザックは、金目当ての男にほだされて、入れあげてばかりいる妹グリニスの尻拭いばかりをしてきた。11歳年下の妹は、手のかかる存在で、そして何よりも愛おしい。
心身ともに疲弊するような任務を終了させ、1カ月の休暇をとって自宅に戻ってきたら、その肝心の妹の姿はどこにも見えない。代わりにいたのは妹の友人だと言い張る金髪で胸と尻だけがでかい、頭の悪そうなリリーという名の女が一人。
ささくれだった気分のまま、目の前にいるその女を見下し倒したザックは、妹の行方を知る為には、リリーの協力が必要であるという状況に陥った。

グリニスが到頭、結婚しようとしていることを知らされたザックは、相手の家に殴り込みに突っ走ろうとするのですが、それを阻止しようとリリーが同乗して行く事となります。
道中、態度の悪いザックにリリーがダメ出しをだす場面とか、おかしく読み進めることのできる作品ではあったのですが……。
グリニスの婚約者の家に到着してみれば、そこはなんと大豪邸。そして、到着した2人を出迎えたのは、グリニスと婚約者が誘拐されたという事件。
その解決に、ザックが動き出します。
……悪役が小粒すぎるからか誘拐の緊張感が漂ってこないし、婚約者側の家族事情もなんだか希薄。あと、脇のロマンスの描写が中途半端。
下品で失礼な輩で始まったザックが、魅力的な男に大変身!!しなかったのも敗因か。