第10回公判の概要






「殺人に抵抗ない」 逮捕段階で供述

 08年12月2日(読売新聞朝刊・記事抜粋)


名古屋市千種区の契約社員磯谷利恵さん(当時31)を拉致、殺害したとして、インターネットの「闇サイト」で知り合った3人組の男が強盗殺人などに問われた事件の公判が1日、名古屋地裁であった。愛知県豊明市、元新聞セールススタッフ神田司被告(37)の被告人質問が行われ、神田被告が逮捕後の取調べに、
「人を殺すことに全く抵抗感がない」
 などと供述していたことが明らかになった。

 公判で引用された調書によると、神田被告は、「私が作ったルールに従って生きるだけで、他人が作った法律に縛られて生きようとは思わない」とも供述したという。





事件仲間脅す? 逮捕後の手紙

 08年12月2日(朝日新聞朝刊・記事抜粋)


名古屋市千種区の会社員磯谷利恵さん(当時31)を拉致、殺害したとして、強盗殺人などの罪に問われた3被告の公判が1日、名古屋地裁であった。神田司被告(37)は被告人質問で、昨年8月26日に逮捕された後で、別の警察署の留置所にいた川岸健治被告(41)にあてて脅迫めいた手紙を送ったと述べた。

 神田被告は手紙の内容について「『知人が面会などで失礼をすることがあれば許してください』と書いた」と説明し、川岸被告に危害を加えることを示唆する文章だったとした。川岸被告が自首したことを逮捕数日後に知らされ、「正直頭に来た。ぶっ殺してやろうかと思った」という。

 また、駐車場にとめた車の中で磯谷さんの首を絞めた際には、川岸被告も車内にいたと述べた。川岸被告はこれまでの公判で「車外から戻ったら神田被告らが首を絞めていた。やむを得ず自分も加わった」と述べていた。





暗証番号確認後、堀被告が殺害を提案

 08年12月2日(毎日新聞朝刊・記事抜粋)


名古屋市千種区の派遣社員、磯谷利恵さん(当時31歳)が07年8月、拉致・殺害された事件で、強盗殺人などの罪に問われた、闇サイトで知り合った3被告の公判が1日、名古屋地裁(近藤宏子裁判長)であった。被告人質問で、神田司被告(37)は堀慶末被告(33)が磯谷さんから銀行のキャッシュカードの暗証番号を聞き出した後、「もうやっちゃいましょうか」と神田被告に殺害を提案したと述べた。

 神田被告は「首を絞めます」と応じたが、「暗証番号が本当かどうか分からない」と思い、まずは失神させようとしたという。だが磯谷さんが川岸健治被告(41)に強姦(ごうかん)されそうになり大声を上げたため、「殺すしかない」と考えたという。

 川岸被告が「外でたばこを吸っていて、車に戻ったら首を絞めていた」と主張しているのに対しては、「川岸被告は運転席にいた」と反論。川岸被告が自首して事件が発覚したことについては「(川岸被告を)ぶっ殺してやりたいと思った」と話した。