第16回公判の概要







被害者中傷…被告が事件後、知人に手紙

 08年12月20日(毎日新聞朝刊・記事抜粋)


 名古屋市千種区の派遣社員、磯谷利恵さん(当時31歳)が07年8月、拉致・殺害された事件で、強盗殺人罪などに問われた神田司被告(37)の公判が19日、名古屋地裁(近藤宏子裁判長)であった。神田被告が事件後、磯谷さんについて「嘘(うそ)吐(つ)き姉ちゃん」「食えねえ女だ」などと書いた手紙を交際相手に渡していたことが明らかになった。

 神田被告は手紙で、拉致後の車中で磯谷さんが吐き気を訴えたことに触れ「車酔いしてたら、背中とかに汗かくんだよ。芝居の上手(うま)い彼女(笑)。嘘吐き姉ちゃん。嘘なら俺(おれ)の方が上手だぜ」と書いていた。磯谷さんが包丁で脅されて震えていた場面は「がったがた。マグニチュード10?」と表現。また事件を「仕事」と表現し「『仕事』(8月21〜25日)をちゃんと覚えておこう」と書いていた。

 公判で神田被告は「(交際相手から)犯行時の正直な気持ちを書きなさいと言われた」などと説明。「頭を下げるとか文章にしてわびるとかで許される行為ではありません。判決に恭順するということで納得していただきたい」と述べた。

  また神田被告の父親(72)が証人出廷し「被害者や遺族の方にどんなに謝っても謝りきれない。極刑が妥当じゃないかと思っています」と述べた。