指輪物語と私

MECCG2001年世界大会報告

アットウォーター・ライブラリー



アットウオーターライブラリー

朝6時起床、ホテルのレストランで朝食を取り、


レネ・ヴェスク通りを西に進み、アット・ウォーターライブラリーへと
向かう。
この通りは途中からドーチェスター通りと名前が変わる道なのでわかりにくかった。

 この日はやたらと寒く、秋じゃなくて冬じゃねーかと思わせる天気、
 長袖一枚しか持ってきてねー。セーターかトレーナー買わなきゃと思った。
 あとでカナダ人に聞くとこの日は特別寒かったそうである。

途中の信号ではカナダ人(モントリオール人)はみんな信号無視をしていたので、
彼らのやり方にならって、我々も信号無視をして道路を横断せざるをならなかった。
(地元の人のやり方に合わせないと、旅行者であることがバレバレで、
犯罪に巻き込まれやすくなりそうだからね。)

カナディアン建築センターをすぎ、モントリオール病院をすぎ、
ルー・アットウォーターで右折、信号を渡る。

アット・ウォーターライブラリーは予想していた建物よりも、
ずっと小さく、最初はそれと気がつかずにとおりすぎてしまった。

戻って、入り口を探してみると、

すでに、入り口の前に3人ほどの人が立っていた。
アットウォーターライブラリー到着時刻8:30.

その中に、
トレン・マールのサイトに載っていた太ったおじさんがいたので、
これだ!と思って少しためらった後に話しかける。

確かに彼は、カナダ人のミドルアースプレイヤーであった。
そのほかのもう一人は、地元カナダ人のプレイヤーで、ステファン、
そして、もう一人が大会主催者の一人、デイブ・ステッグマンであった。

何時に集合するべきだったのか?と2人に聞くと、
「8時半か?8時だったのが遅らされたんだよな?」
と言う答えが返ってきた。

もうすでに8時30分なのに、5人しか集まっていないのか・・・。
やはり、こじんまりとした大会なのか・・・?


デイブ・ステッグマンが図書館の扉を開けてくれた係員のおばさん
に聞いた結果によると、
どうやら図書館は9時にならないと開かないらしい。

しばらく待っていると、2人組の男性が到着したので、
名前を聞いてみると、ステファンとヴィンセント、

(うぉー、いきなりステファンがだぶった、覚えにくい・・・。
外人の名前って、何てユニークネスが無いのだろう・・・。)

国籍を聞いてみるとフランスであった。

あれ?フランスからは誰も来ないのかと思っていた、と言って、
フランスからは何人来るのか?と聞いてみると、
4人と言う答えが返ってきた。

(そうか、8カ国参加と言うことで、ドイツが参加しないってことなのか、
 そういえば掲示板にそんな書き込みがあったが、まさかドイツから参加者が0
 だとは思わなかった・・・。)

しばらく待っていると、
見たことのある顔を含む数人のグループが到着、
長髪を後ろで束ねている男性・・・。

あいつアルコだ!!ぜってーアルコだ!!
さらにカナダチャンピオンであり、大会の主催者の一人であるジミー・チェンが走ってきて、
「オーイ、僕たちは反対側で待っていたんだよ!!!
こっちでいいのかい?」

と、フランス語なまりの気の抜けた英語で言ってきた。
「ジミーだ!!」
と心の中で叫んだ。

デイブたちが、
「図書館の係りの人がこっちでいいって言ってたよ。」
と、言った。

その後、ブライアン・ウォンとそのガールフレンドなど、
だんだんと参加者が集まってきて、
9時頃になると図書館入り口の前には、およそ30人
くらいの人だかりができていた。

いよいよアット・ウォーターライブラリー開館、

会場へと入っていく、
重厚な扉を抜け、3階まであがり、
会場となる部屋に入室、

隣に座ってきたのが、スェーデン代表のトーマス
だった、
トーマスに
「"Wandering Eldar"をトレードしてくれないか?」
と持ちかけられるが、あいにく余分は無いと言ってあきらめてもらう。


日本では長すぎると思われる空白の時間の後、
いよいよ開会式が始まる。

大会開催者のスティーブンが前にたち、
大会の説明、を開始。

参加者の名前が呼ばれ、ジミーによって参加賞の
ダン・フリージャーによるアート、シェロブポスターと
オリジナルカードプリントと
大会の日程表等が配られる。

Takao Suzukiの名が呼ばれたときに、
前もって用意しておいた日本語版「ウィザード」の
アンリミテッド1箱と、「ドラゴンズ」のリミテッドを
ドネイション(寄付)として渡した。

あまりスマートな渡し方ではなかったが、
スティーブは快く受け取って、全体に紹介してくれて、
参加者は皆喜んでくれた。


その後しばらくの試合前の準備期間が設けられる。
右手のテーブルではすでに準決勝ラウンドへのシード権を獲得している、
ヨーロッパチャンピオン達が、「ダッチ・シールド戦」
(オランダ語のスターター、ブースターを使った、サイドイベント)
の準備をしている。

日本チャンピオンという肩書きを持つ大倉さんに、
「大倉さんも、日本チャンピオンであることを名乗れば、シードされるかもしれませんよ?
でもそうなると、大倉さんの真剣勝負の場が少なくなってしまうかもね・・・。
でも、ワンリングデッキを使うなら、オープンはでない方が警戒されなくて良いですよね・・・。」
とか、話していると、

アルコが、「日本のチャンピオンはクオリファイ(シード)されているのじゃないのか?
良かったらいっしょにシールド戦をやらないか?」
と誘われたので、
大倉さんの意向も確認し、カウンシル・オブ・エルロンドのチャールズ・ボールディン氏に
「日本のチャンピオンはシードの権利があるのか?」
とたずねると、
「事前に認められていないから、申し訳ないが、認められない。
今回日本が参加したことで、日本にもカウンシルがあることが認められたので、
次回(来年?)の大会からならシード権を認めるよ。」
という答え、当然ながら、事前に承認を得てもいないので、
彼の一存では決定できないはずであろう。

いったんはあきらめるが、アルコをはじめ、オランダのプレイヤー、やベルギーのルック
らが、交渉してくれたおかげで、
大倉さんの準決勝進出権が認められ、大倉さんは天上界の人々のみ参加できる、
「ダッチ・シールド」に参加することになった。

これは同時に日本のプレイグループの存在が認められたことも意味し、
私にとっては、大きな収穫であった。
Easterling Campを設立して、情報を世界に向けて流してきた
ことが報われたのである。

大倉さんと同時に、たった一人のスウェーデンからの参加者であった、
トーマスもクォリファイされ、(スウェーデン代表として)ダッチ・シールドに参加した。

その後、私はかねてから決めてあった、「東夷」のコスプレ(剣道の防具・・・。)
に着替え・・・。

これで、どこから見ても日本代表だろう!!!
日本代表はこんなに気合いが入っているのだぞ、
という感じで、ウケを狙った・・・。

ウケたかどうかはわからんが、
以前トレードして、
「お前、この衣装面白いよ!絶対大会ではこれを着てプレイするべきだよ!」
という様な、メールをくれた。パトリック・キャーチャーに
「お、本当に着てくれたのか。いけてるよ、これ。」
と、うれしそうに話しかけられたり、
モントリオールのプレイグループのグレイさんに、
「おー、君は『レジェンド・オブ・ファイブ・リングズ』に出てきそうなキャラクターだね。」
といわれた。

※※「レジェンド・オブ・ファイブ・リングズ」とは日本の間違った文化を?
テーマにした様な時代劇風のカードゲーム、私も良くしらんが、以前買った雑誌に
ブースターがついていたのでかろうじて憶えていた。
私のボキャブラリーに無かったら、話が見えなかった。知っててぎりぎりセーフ・・・。

また、トーマスとか他の人も面白がって私の写真を撮っていたりした・・・。(^^;


いきなり、剣道の防具をつけるのは、かなり変なやつに思われる可能性のある、
リスクのあるスタンドプレーであったが、結果オーライだろう。
自分的にはこのイベントは「お祭り」、で盛り上げるためには、「何でもあり」
のものであるべきだろうと予想していた。

実際、2日目や最終日にはブライアンやチャールズは楽しむため、(楽しませるため)
に工夫をしていたと思う。

そうして、いよいよ世界大会1日目、オープン戦の開始である。


::::おまけ::::

  アット・ウォーター・ライブラリー(ビブリオテーク・アットワーテル)は
看板をよく見ると、チルドレンズ・ライブラリーと言うことで、とてもこじんまりと
した造り。
しかし石造りで歴史的にも重みのある感じの図書館であった。
階段や廊下では、夏休みの自由研究の宿題でもやっているのであろうか、地元の
子供達が調べものをしていたりした。

会場となった3階には女性用のトイレしかなく、男性用のトイレはどこかというと、
地下にあるらしい、しかしそのトイレには常に鍵がかかっていて、係員に鍵を借りなければ
入れないと言う非常に不便なシステムであった。

そのため、試合の合間に、近くのマクドナルドまでトイレを借りに行く人も
いた・・・様な雰囲気だった。

2日目には「トイレの鍵を返していないのはだれだー?」
「3階のトイレがユニ・セックスになってしまっているぞ!」
とか呼びかけがあった。

剣道の防具に着替えるときも、「女子トイレかりちゃおっかなー・・・。」
と、迷いながらもやはり廊下で着替えることにした(爆)

自分ではこの地下のトイレを『奥底サイト』と心の中で呼んでいた。
入れたらラッキー。
このトイレがまた、石造りのもので、
歴史的に価値のありそうな重厚なものでなんかうれしかったりして・・・。(^^)


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