指輪物語と私

MECCG2001年世界大会報告

1日目昼食 at タコス屋


 2試合が終わったところで、昼食のための休憩が取られた。
T.Sは同じオープンに参加していた同郷のKさんといっしょに
図書館の外で昼食を取ることにした。
OKKOさんはまだダッチシールドで奮戦していたので誘えなかった。

図書館を出るとそこはもう大通りで、歩いて1分、の所にマクドナルドが
あったが、せっかくカナダまで来てマクドナルドでは味気ないので、
大通りを渡ったスーパーマーケットのような所に入った。
そこのスーパーはとてもオープンな感じがする、スペースを贅沢に、
無駄に使った、フランス?カナダ風のおしゃれなスーパーで、
3階にファーストフード・コートみたいなのがあったので、
そこで昼食を取ることにした。
日本でもなじみのサブウェイなどのファーストフードもあったが、
せっかくカナダまで来たので食べたことの無いものに挑戦しようと言うことになり、
食べたことのない、良く知らないタコス屋さんで食べることに決定、

 しかし、お約束通り、壁に掛かったメニューは
すべてフランス語で書かれている・・・。
フランス語の発音に似せるようにメニューを読む練習を何度かしてから、

自分の番がきて、気合いを入れて注文、
「〜番のセットをください。」
みたいなことを店員に伝える。

空港で「具なしのハンバーガー」を食べた苦い経験を生かして、
今度は失敗の無いように、英語で、
「あの写真と同じように作ってくれ!」と強調。
これならば間違いは無いだろう。

ところが、今度は、店員がこちらに何だか確認を求めてきた・・・。
???
あちらが言うには、
「ノー・ミート」ということらしい・・・。

「ノー・ミート」ってどういうことだ?
写真にはプレートに肉のようなものが写っているが・・・?

こちらは、「あの写真と全く同じように作ってくれ」と繰り返して主張する。
写真には写っているのに、肉は別料金なのか?

納得の行かないのに了承をすると失敗すると思い知らされていたので、
納得がいくまで食い下がる。

しばらくもめた末、英語が話せる人が出てきて、落ち着いて、
「よし、わかった。よく聞いて。あなたは英語が話せるんだな、」
「この写真に写っているのはミートボールみたいで、肉に見えるが
実は肉では無いのだ・・・。それでいいかい?」

という事だった。

そんなことどうでもいいよ。食べられれば。
「ノー・ミート」って、そういう意味かい・・・。

食事をしながら、Kさんと、
「つべこべ言わずに、こちらの注文したものを出せばいいじゃないか。」とか
話していた。

「英語は分かるのだが、注文の仕方が良くわからないですよねぇ。」
という話にもなった。ヨーロッパから来ている人たちは違和感が無いのだろうか・・・。

ケベック州では、フランス語が公用語になっているはずだが、
まわり入りで食事をしている人たちの多くは英語を話しているような気がして
ならなかった。
Kさんにそう伝えると、
「耳に入ってくる、意味をなす言葉は英語しか無いから、
英語しか聞き取れていないんじゃないの?」
との意見であった。

比較的時間はあったが、
やはりこれも量が多くて、全部食べきるのに一苦労であった。

なんとか食べきって、急いで図書館に戻る。


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