指輪物語と私

MECCG2001年世界大会報告

セミ・ファイナル(準決勝ラウンド)



セミ・ファイナルでは予定通り、
デッキのオリジナリティーとユニークネスを重視したファンデッキ、
T.Sオリジナル「レアのみデッキ」で挑戦。

明日の決勝ラウンドに残るのは4名、そのためにはほとんど全ての
ゲームで勝利しなければならない、そんなことはまず無理なので、
試合を捨ててた訳ではないが、世界大会を「楽しむこと」を重視して、
このデッキを使う。
チーズな(インチキくさい)デッキで、
「日本人は勝つためにせこい戦略を使ってくる。」
という印象を持って欲しくなかったので。

「日本人はレアのみでデッキを作るなんて、贅沢な奴らだ。」
とか、思われる危険は残っていたが・・・。(笑い)


第1戦 VS ステファン


第一戦はフランスからのステファン。
彼は優勝者であるブライアン・ウォンをして、
彼のクローン人間をプレイ用のパートナーとして欲しいと言わせたプレイヤーである。
フランス代表の中では英語がうまかった、(私の話したフランス人のうちで2番目)
それでも彼の英語はやはりどことなくなまりがあり・・・
タップのことをテェイプとか言っていた。
しかしプレイは超一流・・・。


相手のカンパニーはミニオンをプレイ、
トロルのリーダー2人と従者として弱いオークが2人つくスタートカンパニー。
トロルのリーダーが2人なので、当然マイナーアイテムの替わりに
「オーダー・フロム・ルグブルズ」がついている。

大倉さんが以前日本でミニオンをやってくれた時に使ってくれていたので、
助かった。

第一ターン、
こちらの移動。
計画通り、「グンダバド山」へ移動、

ステファンはカードをドローして、少し考えたあと、ニッコリして、
「ホアルムーラス、・・・アタック。」
と来た!!!

永続イベントとして貼るのではなく、
ゲームを楽しくするという意味でも、
こういった機会にわざわざアタックしてくれる。
そういう世界大会での意気込み、空気を待っていたので、大満足。

「エルロンド」がアタックを引き受け、「ヴィルヤ」を使い、
なんとかアタックを効果無しにするも、撃退をすることはできなかった。

グンダバドではプレイすること無し(もともとアイテムが引けていなかったので)
で、一回休み。


次のステファンのターン、なんと、ドルグルドゥアからトロルのカンパニーが
「グンダバド山」に移動してきた。
こちらは特にハザードがプレイできない。
と、思うと、なんとサイトフェイズにはいきなりカンパニー対カンパニーの
コンバットを仕掛けてきた。
トロルのリーダーに「スィフト・ストローク」(ミニオン版捨て身の一撃)
がつき、武勇+3、
こちらの手札に「ネンヤ」があったとしても、相手のサイトフェイズなので、
使えない。(使えたとしても役に立たなかったが。)

「ガラドリエル」、「エルロンド」ともに負傷・・・。
次のターン命からがら「ロリエン」に逃げ帰る。

 あとで、他の人のリプレイを聞くと、世界大会でカンパニー間のコンバットは
特定の状況において、頻繁に行われていたようである。

ジム・ガットのミニオンキャラクターは「オルクリスト」や「グラムドリング」
「アイグロス」を持ち、「高き希望の星」と「晴れた空」で強化されたエルフ達に
ぼこぼこにされ、
また、ルックがステファンとプレイをしたときには、ルックのキャラクターは
最後には全滅してしまったそうである。恐るべし・・・。


相手のトロル、オーク達は次のターンからはこちらを追ってこようとはせず、
(ロリエンにいたからか、手札にポイントとなるリソースがあったからかは不明)
「ガラドリエル」と「エルロンド」は1ターンを無駄にして、傷の治療に専念できたが、
相手は今度はエリアドール地方でワーグなどを召集、「フォロヘルのワーグ」、
「ワーグキング」などを集める。

3ターン目くらいに手札に「エルフ・ロード」を引いたので、
さっきの「ホアルムーラス」のお返しにアタック。
「ホアルムーラス」と同じ様な結果(効果無し)になった。


その後、「I'll Report you」コマンド・武勇+1をつけさらに強化、
1枚目の「闇の長き腕」をプレイするもナズグルしか出ず、ディテインメントアタック。

このころ、相手のハザードで「イシルの石の禍」がプレイされ、
レアのみデッキで「賢者達・・・」も「朝の門」+「雄鶏」が入っていない
私のデッキでは全く手が打てなくなる。

Where is my wizard?
「早くウィザードを引いてくれ・・・。」
の願いもむなしく、デッキを半分まで減らしてもウィザードは現れなかった。

序盤に相手のハザードとして、
「Summon from long sleep」
「From the Pits of Angband」
「アグブラナール巣」
「夜の扉」
などが出たので、相手はドラゴン・ハザードデッキである、と予想がつく。

これにはこちらのデッキにとっても好都合。
「夜の扉」があれば、こちらの「長き闇の腕」によるドラゴンの武勇のマイナス修正が
つかなくなる可能性もあるし、
ウィザードを使って「Sacrifice of Form」をやろうと思っている戦略にも
相手のドラゴンは格好の餌食である。
しかし、私のウィザードはいっこうに登場しないのであった。


「ガラドリエル」と「エルロンド」は負傷から回復してから、
すぐに計画通りに「ウーロンドの洞穴群」へと移動。
途中「ドラゴン」がプレイされるが、「竜の飢え」でキャンセル、しようかと思ったら、
ハザードクリチャーが相手の手札にあった・・・。
んでもって、さらにもう一枚回避系カードを出してなんとかキャンセル。

やっと「ウールンドの洞穴群」についてテーブル上をよく見ると、
なんと「アグブラナールは巣に」が出ているではないか・・・。しまった!!!!
気がつかなかった。
取り返しのつかない、大ポカをやってしまった。

自動アタックが最も弱いドラゴンの巣のサイトからまわるという、
事前の計画にそって移動していたのだ・・・。
「ネンヤ」でガラドリエルを強化して自動アタックをやり過ごし、
せっかく「竜殺しの剣」がプレイできるチャンスであったのに。
「エルロンド」に「竜殺しの剣」がついていればその後の展開が楽になったかもしれないのに・・・。
泣く泣く、また1回休み・・・。

次のターン、自動アタックが「ウールンドの洞穴群」の次に弱い、
「怒り岩山」へ移動。
相手は今度は「Unbated in Malice」(バルログのカード自動アタックが1回増える)
を使ってきた。
手札に「竜の飢え」があったので自動アタックを一つはかわせるが、2つはかわせない・・・。
また、1回休み。(涙)
強い。

って言うか、ウィザードはどこだぁ!!早く出てきてくれ。



中盤にかけて、相手は廃墟で、「トム」「ブーラト」「ウィリアム」のトロル3人衆
を出し、カンパニーを強化、さらに

「Burning Rick, Cot and Tree」などを使って、
ブリー村や青の山脈のドワーフ砦を破壊し、
多くの自動アタックをアンタップで処理する手のつけられないモードに突入。


相手には中盤から「ウーヴァタ」が「ミナス・モルグル」に登場し、
「Bade to Rule」総合影響力+5
「While the Yellow face Sleeps」手札上限+1
をつけ、(まあ基本ですな。)
さらに編成フェイズ中には、
「ウーバタ」のリソースリサイクル効果か、
「Ancient Secrets」を使ってこちらのハザード永続イベントを破壊したりと、やりたい
放題であった。

こちらは中盤になんとか「海行く人のエメラルド」をプレイし、
(このゲーム中は余裕が無くて、手札上限+いくつなど考える力すらなかった。)

終盤に差し掛かる直前にウィザード(サルマン)を引き「現身の犠牲」のコンボ
が完成する。
1ターン目にロリエンに移動、2ターン目にウィザードが単身
「ウーロンドの洞穴群」に移動を宣言したとき、すぐにこちらの意図を見抜き、

「サクリファイス・オブ・フォームだな。」とつぶやき、ニッコリする。

アグブラナール!覚悟しろ!

カードを3枚ずつドロー、相手はハザードとして、わざわざ「レウカルス」
をプレイしてきた。

これを当然「現身の犠牲」を使って首尾良く撃退するのであるが、
ステファンは"Agburanar alives!"
「やった、アグブラナールは生き残ったぞ!」と、ニッコリ(ユーモア)。

原注:アグブラナールが生き残ってもレウカルスが殺されたので、相手にとっては
   4ポイントのマイナスであるから同じ損害なのだが、それをあえて笑ってくれている。

大きなポイントをとられたときに、愚痴を言ったりしないで、
こういうさわやかなリアクションをしてくれると、プレイしていてとても楽しい。
実際こちらは大負けしているわけであるが、いろいろな意味での
相手のプレイレベルの高さに感心することしかりであった。

そうこうしているうちに時間も迫ってきた。
せっかく相手がドラゴンに出やすい状況(「夜の扉」)を作ってくれているのに、
こちらは「闇の長き腕」をまだ1枚しかプレイしていない。

終盤になって、相手のカンパニーが「灰色山脈の隘路」をたまたま通ったときに、
「闇の長き腕」が1枚手札にあったので、やっとコンボ発動。
デッキから7枚めくると、「スカサ」と「イタンガスト」がいた。
1発目に「イタンガスト」を使い、「サウロンの口」で「闇の長き腕」を拾って、
もう一度プレイ、「スカサ」でアタック。

この2回のドラゴンのアタックで、相手のカンパニーには負傷者が出て、
トロルをディスカードさせたり、
同盟者の「Cave Troll」などを殺すことができ、溜飲を下げたが、
またも2つのプレイミスに気がつく、

・ミス1
自分のナズグルに「ホアルムーラス」(ストライク+1)が残っていた。
これを使えば、トロルのリーダーにまでストライクがまわったのに・・・。

・ミス2
せっかく武勇特化キャラクターに対応するためにサイドボードから入れた
「竜の血」が手札にあったのに、使用しなかった。

このコンボを使えば、結果はどうあれ、
トロルのリーダーに身体チェックを強要することができたのに・・・。

結局、これがこちらの最後のハザード・フェイズとなった。
ゲームのあとに、「このコンボを使えば良かった、失敗した。」
とステファンに伝えると、「おお、あぶなかった。」といつもの調子で、
ニッコリしてくれた。

ゲーム終了の時間が迫っている。
もう一ターン自分のターンをやっても良いか?とステファンに聞くと
「やってもいいよ。」と言ってくれたので、自分の最後のターン。

「裂け谷」に復活した「サルマン」が、「ヴォーゼの丘砦」に集団の召集、
「エルロンド」、「ガラドリエル」が「鷲の巣」に同盟者「グワイヒア」の召集。

サイトフェイズに「エルロンド」が「闇野伏の長(グリムバルゴス)」
(裏状態だったので武勇+2)に襲われたが、負傷しながらも、
なんとか「ガラドリエル」が「グワイヒア」の召集に成功。

「サルマン」もヴォーゼの召集に成功。
ラストターンに、集団と同盟者が取れたので、なんとか2倍の点数を防げた。

ゲーム後に、ステファンは
「僕はいい人でしょう?ラストターンができなかったら集団と同盟者が2倍だったからね。」
といっていた。感謝感謝。
といいつつ、
「ヒースの枯れ野に言っていれば、こいつでアタックしたのに・・・。」
と、手札にたまっていた強力なドラゴン・ドレイクを見せてくれた・・・。
恐るべし。

完敗の感があったが、
ダブルの点が取られなかったので、2−4?で負け。


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第2戦 VS ブライアン・サッタレイ (fromノース・キャロライナ)

ブライアン・サッタレイは明るい30代くらいのアメリカ人、(少年のような高い声)
丸顔と笑顔が印象的であった。

スタートのキャラクタードラフトで、
こちらが「エルロンド」と「ガラドリエル」を公開すると、
"Beef!!!"(ビーフ!!!)という驚きの声、
意味は良くわからないが「すげー。」「贅沢だ!」と言うような意味なのだと解釈した。

プレイ中に「河」さらには「吹雪」をやられたので、ロードブロックを警戒して、
"Prontings of Wizdoms"(「おばあちゃんの知恵袋」)と
"Balance between Poweers"(「二つの力の均衡」)をサイドボードから投入する。
うまくドローできて、どちらのカードもプレイでき役に立った。
(「おばあちゃんの知恵袋」の効果は結局使わずじまいだったが、)
(こういうふうに、こちらの意図通りにカードが動くことは珍しい。)

ブライアンは「吹雪」を2回ほど、「包み込む影」を1回プレイしたが、
「サウロンの意志」で永続するわけでもなく、それほどチーズには感じられなかった。
一回は、こちらに「吹雪」を使ったターンに、
"I'm also trapped..."(「こちらもはまった、動けなくなった。」(笑い)
ということもあったし・・・。

(もともと、以前から自分はロードブロックはそれほどチーズだとは思っていなかったし・・・。)
(防ぐ方法がいくつかあるから。)

序盤にアイテム、集団等を先にプレイされ、リードされるが、
グレーターアイテムとマイナーアイテムを持った相手の「キアダン」が
聖域でアイテムを収納しようとしてロールで3を出して堕落、
相手は、結果的に7ポイントのマイナスとなる。

日本でプレイしていて、
このような、勝負がかかっている場面での失敗では、自分の不運を嘆いたり、
ロール目を呪ったりして、悔しがったりするモノであったが、

このときブライアンが見せた反応は、私が今まで経験して見てきたものとは違い、
彼はにっこり笑い、肩をあげて、こう言った。
"just game."(まあ、ゲームだからね。)

そういえば1日目のミッシェルも私がプレイ中に悩んでいる時に、
「ゲームだから死ぬ訳じゃない。」とアドバイスをくれたな。

彼らのこの反応は、自分のミスやロール目を悔やんでいるのでは無く、はたまた、
勝負を捨てて、負け惜しみを言っているのではなく、
純粋に「ゲームを楽しもうよ。これは楽しむためのものだよ。」という、意識が伝わってくる、
紳士的で、さわやかなものであった。

この言葉は、自分の今までのMECCGのプレイ感を新たにするもので、
勝ち負けだけに固執した考え方の、重荷を背負った心を軽くするものであった。

この一言と、考え方によって、これ以降のゲームも
(そしてこの考え方を持っている限りずっと。)楽しめるものとなるのであった。

その後、うまくコンボを整え、相手の出したドレイク・クリチャーを
「現身の犠牲」でなぎ倒すと、
また、さわやかに、楽しそうに、
「やられた!!!」というようなリアクションをとってくれる。

ゲームのあとには友人に、
「あの日本人に、"Sac of Form"やられたよ。一本とられたな。」
みたいに、楽しそうに話していた。

しかし、その後(その前だったかも)、「グワイヒア」がついた「エルロンド」
に対して対戦相手の直接影響力行使が成功。こちらのポイント−5

しまった、ウィザードの影響力下に入れるの忘れていた。(・・・というかできなかった。)
さすが上級のプレイヤー、こちらのミスは見逃さないし、セオリー通りの戦略をしてくる。


 さて、「キアダン」が堕落をしたので、こちらにも勝機が出てきた!!!
ところが終盤に、調子に乗って、魔法使いが今度は「魔法使いの火」を使って、
また相手のドレイク・クリチャーを倒そうとしたところ、なんと、堕落チェックに失敗・・・。
こちらも、相手と同じミスをお返しにやってしまった。(笑い)なんと。

ということで試合は振り出しに戻るが、
(ウィザードが堕落したのでこちらの方がやや不利。)

結局得点で敗北。
ウィザードが堕落していなければこちらが勝っていただろうから、
自分としては惜敗の部類に入るものだと思う。

何より、プレイして楽しかったのが良かった。それが何より大事。




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第3戦 VS ジーン・ベリー(from キャリフォルニア)


プレイする前の感じでは、ちょっと神経質そうな人かと外見から思ってしまったが、
実は彼もまた、素晴らしいプレイヤーであった。

ハスキーな声で、早口なのが印象的であった。

彼もまた、こちらのプレイがうまく成功すると、親指を立てて、「グッド!」
といってくれる。心の広い、レベルの高いプレイヤーであった。
彼との戦いは、間違いなく、世界大会の中でも最も面白く、
印象に残っているゲームのうちの一つである。

実は、この試合の前に、彼が大倉さんとプレイしているのを見てしまい、
彼とプレイする前に、彼がエルロンドとガラドリエルを
キャラクターとして使っているのを見てしまう。

きっとスターティング・キャラクターがだぶるだろうなぁ、と思いながら、
スタートキャラクタードラフト。

スタート・キャラクタードラフトでは最初からの予定通り、「エルロンド」ではなくて、
「ガラドリエル」を最初に出す。

(「エルロンド」よりも「ガラドリエル」に依存したリソースが2枚多く入っているから。)

「エルロンド」→「ヴィルヤ」X3
「ガラドリエル」→「ネンヤ」X3、「ガラドリエルの玻璃瓶」「3本の金の髪」

相手は予想通り、「エルロンド」を第一ターンに出す。
とりあえず、「ガラドリエル」はプレイに出せた。

次のターン、お互いが「キアダン」を選択、はじく。

次のT.Sの選択はレアの強力なキャラクター「スライン」を出した。
相手はたしか、「グロールフィンデルII」だったと思う。

キャラクターとリソースが重なりあってお互いにきびしい戦いであったが、
その中で、知略を尽くしての戦いであり、勝負の如何に関わらず、
素晴らしい戦いであった。



こちらの最初のターン、「エルフの歌」を出して、グンダバドに行く、

次のターン、あちらも同じように「エルフの歌」をだして、グンダバドへ・・・。

「エルフの歌はお互いのプレイヤーが出せるのだよね。」とジーン・ベリーが確認を
していた。

「エルロンド」がヴィルヤを使ってリソースをリサイクル。


なんと、キャラクターだけでなく、リソースも同じような戦略ではないか。

ジーン・ベリーのリソースの戦略は、「大いなる道のコンボ」

「大いなる道」を使って、リソースをプレイした後に、すぐに聖域に戻ってくるという
戦略。
最初、あまりにもプレイが早いので、(「大いなる道」の効果を失念していた。)
なぜ、キャラクターが出発サイトに戻って来ているのか、理解できなかった。


ジーン・ベリーは
「マザルブルの書」をプレイし、裂け谷にエルロンドが居座り、「マザルブルの書」を読み、
ロリエンにガラドリエル、灰色港にパルランドとキアダンがいて、

で理論上の最大手札上限+5というすごいコンボ。

相手のハザードは、「全ての見張りに知られ」と「でっかい秘密が埋もれている」
の、ハザード。
彼は世界大会に向けて、彼のオリジナルの戦略、新しいデッキを構築してきたようであった。

相手はRevealed to All Watchersを用いて、手札を見せてくれた、
その中には、「ヴィルヤ」、「そして彼は先を急ぐ」、さらには、「現身の犠牲」
まで手札にあり、リソース戦略すごくそっくりなんですけど・・・。
思わず笑ってしまいそう。

「でっかい秘密が埋もれている」を何度も使われたが、
あいにく、こちらのデッキからは一度も、ラッキーなことに、アイテムが
一度も出なかった。こちらにはラッキー、相手にはアンラッキー。

相手のハザードで、
「青白き剣」+「ナズグルアタック」で「ガラドリエル」が負傷、堕落ポイント+6
その後「レン」タップ、
それに対して、「賢者達・・・」を使おうとしたところ、
「それはできないよ。」といわれて、
「え?できるでしょ?」と伝え、
ルールのジャッジを呼び、
「私は、「レン」のタップにレスポンスして、「青白き剣」を無効化しようとしたのだけれど。」
と伝えると、ジーン・ベリーに
「ああ、レンを消そうとしたのかと思った、それならもちろんOKだよ。」といわれた。

なるほど、何を誤解していたのか、納得が行った。


こちらのハザード・クリチャーは、ほとんど爆発しなかった、なぜだか忘れた。
こちらが「ウーヴァタ」や「アドゥナフェル」などの、
ナズグル永続イベントを出した次のサイトフェイズには、
すぐに「賢者達・・・」であっさりと、消されてしまうという、すばやい対応。
すごい。

ダイスを振るときに、何度か、
「スネーク・アイズ!」といっていたので、「スネーク・アイズ」とは
どんな意味なのかと、聞いてみる。
これは日本語の「ピンゾロ。」の意味であるということであった。
[・]の目が2つ出て、[・][・]蛇がにらんでいるようだから、とのことであった。
これは、ミシシッピ川で行われていたギャンブルが語源となっていることなども
教えてもらい、ちなみに6ゾロは「ボックス・カーズ」ということも教えてもらった。


途中、こちらのウィザードが、相手のハザードクリチャーに襲われたときに、
待ってましたとばかりに、「現身の犠牲」をプレイしたのだが、
ここで、プレイミスに気がついた。
同盟者「グワイヒア」を、すでにサルマンにプレイしてしまっていたのである。
「現身の犠牲」を使うと、彼がコントロールしていた『従者以外のキャラクターは』
ディスカードされる、「グワイヒア」がディスカードされてしまう。。

しまった、また、「従者」と「同盟者」を取り違えた。いたた。大きいミス。
二度と同じミスをしないようにしなければと、心に刻み込むのであるが、
結局次の第4戦でも同じミスをしてしまう。(おバカ)(涙)

その後、「サルマン」がすぐに復活をして、サイドボードから入れた、
「ホワイト・ウィザード」を出すと、「だからサルマンなのか、良い戦略だね。」
とほめられた。



こちらのプレイでの最大の目的は「エルロンド」に対する直接影響力行使、
であったが、エルロンドが裂け谷から動かず、しかもウィザードの直接影響力下に
あったので、なかなか手が出せない。

ウィザードがとうとう移動をしたときに、チャンスを逃すまじと思い、
「長き闇の腕」を使って、「恐ろしい長虫」でアタック、
相手の手札に「現身の犠牲」があることは知っている。
きっと「現身の犠牲」を使って、「恐ろしい長虫」は撃退されるであろう。

しかし、相手のウィザードがプレイを離れた1ターンがあれば、
こちらの思惑にとって充分であった。


次のこちらのターン
「サルマン」が「エルロンド」に対して直接影響力行使、

「サルマン」直接影響力修正
+10
+1「現身の犠牲」
+2「White Wizard」
+6「魔法使いの声」

手札から、「エルロンド」+10

圧倒的な修正値で、直接影響力が成功。
相手にはウィザードがいないので、「魔法使いの笑い」も使えない。
相手はホントに「やられた!」
という感じであった。
「してやったり!」



次のターン当然のように相手は、エルロンドに対して影響力行使をしてくるが、
こちらはサイドから入れた「魔法使いの笑い」が運良く手札にあった。
こちらの、筋書き通りの戦略に相手は「まいった。」という感じであった。

終盤に、「エルロンド」に対して、
「ガラドリエルの玻璃瓶」をプレイしようとすると、それはスペシャルアイテムだから、
サイト・フェイズにしか使えないよ。と注意される。
なるほど。

こちらのハザードとして最も効果があったのは、
終盤に、相手がプレイして「パランティアの同調」させて収納したパランティアを
「それほど古くもなく・・・。」
で手札に戻させたこと。相手のポイント−7これは大きい。

日本でこの戦略を教えてくれた大倉さんありがとう。


最終的に、お互いの獲得点は低いものとなってしまったが、それはしょうがない。
ぎりぎりの戦いをして、勝利!!!

ジーン・ベリーほどのレベルのプレイヤーから1勝をあげることができたことは、
とても自分にとって、誇れることでした。


プレイ後に、
「僕は、チャレンジのために、レアのみデッキでプレイしたんだ。
どうせ、ファイナルまでの4人にはとても残れないと思って。」
というと、
「レアのみデッキだって!?そいつは面白い。」
「それじゃあ、今度はプロモオンリーデッキでも作ったらどうだ?」
「コウベサセムシしかクリチャーがいないよ・・・。」(笑い)


どれくらい頻繁にプレイをしているのか?との質問には、

2週間に1回、というような答えが返ってきた。

プレイ後に快く写真を撮らせていただいた。


ジーンは、勝つための姑息なデッキではなく、
楽しむために、相手にも楽しんでもらうために、そして、可能性に挑戦するために、
相手の意表をつく、オリジナルで、ユニークな、
新たなコンセプトのデッキを構築していたのは、明白です。

とても、楽しめる、良い試合でした。


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第4戦 VS トーマス・ボルヴィンダー(from スエーデン)

第4戦でトーマスと当たることになる。
自分的には、お互い辺境国の代表と言うことで、
ちょっと負けたくない相手。

プレイしてみると、トーマスのハザード戦略は、
『堕落戦略』。ちょっと、嫌だ・・・。というか、大嫌い。
こちらのレアのみデッキでは、堕落には弱いのである・・・。
ハザードクリチャーも、「暗殺者」、強力なドレイクといった、
オーソドックスな、ガチガチの戦略なのでつまらなかった。

序盤に、グンダバド山に行き、
タップして自動アタック処理>クラム喰ってアンタップ>アイテムプレイ
という黄金パターンで、「竜殺しの剣」がプレイできる。

相手は、メジャーアイテム戦略だったと思う。

中盤、「リンドンのエルフ」をプレイしに、灰色港に向かったが、
「竜殺しの剣」を持った、「エルロンド」に「自然の誘い」がつき、
タップして外す試みも失敗、そのまま、動かずにいたら、
なんと「感覚の誘い」までつけられる。
エルロンドは、聖域にいるので、
次のターンのアンタップフェイズには、6の堕落チェックを行わなければならない。
きびしいーーー。

なんとか、堕落チェックを+修正する、
「3本の金の髪」か、
「ガラドリエルの玻璃瓶」を引いてくれー。
と祈りつつ、ドローをする。
(「ガラドリエルの玻璃瓶」はサイトフェイズにしかプレイできないので、
「3本の金の髪」がベター。)

なんとか根性とラッキーで「3本の金の髪」を引くが、
それでもなお3以下の堕落チェックが残っている。
「ガラドリエル」で支援のタップをして、3以下でセーフ。
とてもフラストレーションがたまる。

ちょうど手札に「リンドンのエルフ」と聖域でプレイできる「ガラドリエルの玻璃瓶」
があるが、どうしても、堕落カードによって、タップ、停滞させられてしまい、
うまくプレイができなかった。

また、「ガラドリエルの玻璃瓶」をプレイするために、「ガラドリエル」が
持っている、「星のガラス瓶」を「エルロンド」に移さなければならなかったのだが、
プレイミスで、編成フェイズ中にアイテムの持ち替えの作業を忘れてしまったことなどが
あって、ターンをロスした。


他にもプレイミスがあった。
サルマンにまた、「グワイヒア」をつけてしまう。
(「現身の犠牲」でディスカードされてしまうことがわかっているのに・・・。大失敗)

ヴォーゼの丘砦に向かったサルマンに
「暗殺者」危険だったので、「現身の犠牲」を使うが、「暗殺者」は3アタック
なので、ポイントは獲得できず、うまくない。



終盤、
お互いにそれほど大きなポイントはとっていないが、
堕落によって停滞させられていた
こちらの方がポイントが少ないので、逆転を狙って、
相手の「トーリン」(「ドワーフの戦斧」所持)に、
ウィザードで直接影響力行使をねらいに行くが、
「トーリン」のいるサイトに向かうときに、原野を3つ通ったら、
ハザードクリチャーで「雨のドレイク」が2連続で出てきて、
1体は「魔法使いの火」で撃退するも、2体めで「サルマン」負傷。
サルマン再起不能となる。


最後のターン、絶望的ではあるが、
「エルロンド」と「ガラドリエル」で「トーリン」に影響力行使をするという
最後の賭にでる。「ヴィルヤ」が引ければ影響力行使は成功の可能性がある。(+6)
引けなければ、手札にある、「ネンヤ」+2にかけるしかない・・・。

しかし、またも、「洞穴のドレイク」に襲われ、エルロンドタップ、ガラドリエル負傷、
(ネンヤを使ったので、除去される可能性は無かったが・・・。)

あまり、良いところのない、見せ場のない試合だった。

トーマスのデッキは価値を意識している、堅いデッキだったので、
こちらの遊びレアのみデッキでは、まともに戦えるものではなかった。

勝ちを狙うことは、もちろん全く悪いことではないが、
アメリカのベテランのプレイヤーのように、勝敗を超越した楽しみ方を
しているプレイヤーに比べると、トーマスのプレイレベルは低く感じられた。

もちろん、たった一人のスエーデン代表として、勝ちを狙わざるを得ないと
言う状況もあるのだろうから、一概には言えない。



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