指輪物語と私

MECCG2001年世界大会報告

3日目 食事会『ニックとマリオのレストラン』


 最終日のディナーは会場近くのレストランで行われた。

レストランは、道路に面した窓が取り外されていて、オープンな雰囲気、
さすが北米のパリと言われるモントリオール、フランスっぽい雰囲気だった。
(フランスには行ったことはないが、何となくそんな気がする・・・。)

 店に入って、適当に空いている席に座る。
後から、自分のテーブルにはアメリカの人たちが座ってきた。
チャールズ・ジェンキンズ、ミッシェル、ビル・キャニオンらが
同席してくれた。
実は、この数日間、あまりアメリカ人とは話す機会がなかった。

アメリカ人の英語は、特にスピードが速く、アメリカなまりで崩れていて、
聞き取り難いし、どうしてもコミュニケーションギャップが生じてしまう。
そうなると、英語をゆっくり話す、非英語圏の国で固まったりするのは当たり前、
また、どこの国でも、自分の国同士で固まるのは、自然なことだった。


後から来た、スペンサー・カーニーが、
「君が、エルフデッキをやった日本人かい?」
「T.Sだね、ホームページで知ってるよ、イースタリング・キャンプ」
と、話しかけてくれた。

自分はダンジョンズ&ドラゴンズが好きだったので、TSRとひっかけて、
T.Sと言う名前を好んで使っているのですよ。
と言うと、
ああ、なるほどね。と同意してもらえた。

アメリカ人でこの世代でファンタジーゲーム好きの人ならば、D&DとTSRの
名を知らない人はいないでしょう。


 前日の、指輪全般や各国文化など様々なジャンルについての話題と一転して、
この日は、徹底的にミドルアースCCGと戦略、デッキについての話となった。


OKKOさんの「善意のしるし」と「ワンリング」のコンビネーションは
とてもユニークなデッキだとのお褒めの言葉をもらった。
(お世辞も入っているかも)

皆、優しい人たちで、
OKKOさんのゆっくりな英語で話す、ワンリングデッキの戦略説明も、
暖かく、興味深くしっかりと聞いてくれた。


また、Raider Holdで召集できる集団の「Balcoth」がヒーロー側にないのは残念だ。
あれば、「善意のしるし」で人間の自動アタックを回避し、手札に入れて、
召集をするというコンビネーションが出来るのに・・・。

なんでヒーロー側にないのか?
と言うと、

きっと、ミニオン側に「リンドンのエルフ」がないのと一緒だ、
きっと悪者すぎて、自由の民の言うことに耳も貸さないからだろう。
と、なるほどと思わせる回答をしてくれた。


その後、戦略とユニークなデッキの話になり、

・2ターンでデッキを枯渇させるデッキ。

・相手のキャラクターを手札に強制的に戻して、
ブラック・レインを有効に使うデッキ。

などの案を聞いた。

とにかく、その他にも、いろいろなデッキの案があって、
まだまだ、このゲームにはいろいろな可能性があるのだなぁと気がつかされた。





また、新しくDecipher社から発売されるカードゲームについて、
テーブルにいたアメリカ人の何人かはテストプレイに参加していたとのことなので、
話を聞くと、「MECCGと比べると、それほど良くない。」
「展開が一本道で、MECCGのような自由度がない。」
「フロドやガンダルフなどの同一名のキャラクターがテーブルに複数枚あるのは、
変だ。」
などの、意見であった。

その後、表彰式と閉会式が始まり、大会主催者より、感謝の言葉や、スピーチが行われる。
その中に、遠くから来てくれて、日本語版を寄付してくれて、
記憶力を刺激してくれてありがとう、等言うような話もあった。
(日本語は誰も読めないので、絵を見て、どんなカードか思い出す必要があるため。)

優勝の金の指輪を手にしたのは、ブライアン・ウォン。
その他の入賞したプレイヤーもいろいろな賞品を手にしていた。

ダイスやバッジ等のグッズを売っていた、
ウィムから、日本のプレイヤーへのおみやげとして、いくつか購入。
来年の世界大会は、ベルギー、再来年はドイツの予定と言うことを効く

その後、お世話になった人たちに名残惜しみながらあいさつをして、
「ニックとマリオのレストラン」を後にする。


食事中に突然雨が降ってきたが、ホテルに帰る頃にはやんでいた。
一度も雨に降られることもなく、幸運であった。






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