指輪物語と私

MECCG2001年世界大会報告

支払い方式と文化の違い



 1日目の夕食会、ドリンキング・ゲームの会場でのことである。
会場は、日本で言ういわゆるレストラン、もしくはバー、飲み屋みたいな雰囲気の
場所であった。

そこで、カードゲームを堂々とやってしまおうと言う感覚も我々からすると、
少し気が引けて、はばかられそうなのであるが、彼らは臆することなく堂々と
自分たちの権利を行使していた。
それが彼らの言う「個人の自由」という所なのだろう。

 会場には大勢の参加者が来ていたので、料理もたくさん注文される。

日本流の飲み会になれていた私は、会の始まる時に、近くにいた参加者に
「支払いはどうすれば良いのか?」とたずねると、

「個人で払えば良いのだろう。」
という答えが返ってくる。

日本では、このような飲み会では、
飲み屋側の手間をはぶくため?
食事をお互いに分け合うため?
支払いの計算を楽にするため?

基本的には『ワリカン』という方法をとるのであるが、そのようなことはせず、
ウェイター/ウェイトレスが、客の顔と座席を憶え、
それぞれの客に対して、ビル(勘定)をつけていたのであった。
これはウェイター/ウェイトレスにとってはとても大変な作業であろう。
(しかも、それぞれのビルについてチップも計算しなければならないのである。)

しかし、客にとっても、お店側にとっても、この方法が当たり前となっているようであった。

 2日目の夕食会の時も同じように、
「支払いはどうすればよいのか?」とたずねて、
「個人で払う。」という回答をもらうのだが、

よくよく考えてみれば、彼らは
『自分で食べたものは自分で払う。』
という当然のことをやっているのだな。
と理解した。

なるほど、そう考えると日本の『ワリカン』と言うシステムは
少なくとも彼らにとっては、不合理なモノと考えることができる。
だって、自分で食べたモノを自分が支払うのは当たり前じゃないか。


このシステムを理解したので、3日目の食事からは、
もう同じような質問をする必要はなく、カナダ(北アメリカ)の方式を自然に
受け入れることができた。

『ワリカン』と言うのはとても日本文化的なモノなのだな。と思った。
もちろんどちらが良いかなどと断定することはできないが、
酒をあまり飲めない(飲まない)自分的には、絶対にアメリカ式の方が良い。
だって、人が飲んだ分の酒の金を払いたくないもの。

友人に聞いた話ではこの支払い方式とは別に、中国では、『見栄っ張りな思想』があるそうで、
『ワリカン』も『個人払い』も存在せず、
「いいよ、今日は全部俺が払う」という文化があるらしい。
(あくまで聞いた話ですが。)

まあ、ホントにどれが良いかは知りませんが、



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