指輪物語と私

MECCG2001年世界大会報告

フランス人と英語



モントリオールで初めて声をかけたカナダ人以外の人の
グループがフランス人であった。
彼らはステファンとヴィンセント、
その時気がついたのは、
ステファンの英語は不思議ななまりがあり、
ヴィンセントに至っては、ほとんど英語を話せないような雰囲気だった。
(ステファンとは準決勝ラウンドで対戦をして、ぼろぼろにされるのだが、)


最終日に、
「あなたはフランス代表としてカントリー・カップに出ないの?」
と質問をして、
「いや、出られないんだよ。ファイナルに出るからね。」
「え、知らなかった失礼しました。(笑い)」
というような会話をした、ニコラスはとても上手な英語を話していて、
またフランス・代表のローレンとは話す機会がなかったのでわからないが、

全体的に、フランス人は英語が苦手そうだった。

はっきりいって英語のアビリティーが際だって
低かったのは我々日本人とフランス人であった。
フランス人のプレイヤーとももう少しお話をしたかったのだが、
フランス人はフランス人どうしで固まる傾向があったので、
あまり話せなかった。残念。


オランダ人やベルギー人、スウェーデン人などの
ヨーロッパからののマイノリティーの人々は、大変流暢に英語をに操っていたが、
フランス人だけは英語が下手・・・。不思議だなぁ。と思っていた。

帰りの空港での空き時間の時に、OKKOさんと、
「フランス人は英語が下手でしたねぇ。
英語が下手なのは日本人とフランス人くらいでしたねぇ。」

などと、話していると、
OKKOさんは、

「フランス人は自分たちの言語とかにプライドがあるから、
彼らは英語を迎合していないのでは・・・。
彼らの意識としては、世界中のどこに行っても、ホントはフランス語で通したいのでは。」
というような考察をしていて、
なるほどと、納得してしまった。

本来ケベック州はフランス語圏なのですしね。
フランス人の国民性を垣間見たような気がしました。


:おまけ:

モントリオール人は基本的に英語とフランス語のバイリンガルであったが、
フランソワやジャンルックのように、英語が流ちょうな人もいれば、
ジミー・チェンのようにフランス語なまりの英語を話す人もいた。

また、ミッシェルやタクシーの運転手などと話してみて、
ケベック人はやはり、フランス語がメインのようであると思った、
モントリオールのショッピングセンターで食事をしていたときに耳に入ってきた言語は、
フランス語でなく、ほとんどが英語だったように記憶しているのだが・・・。


《戻る》