リプレイ紹介16

使用デッキのレシピ

<リプレイ>

第一戦 YOUさん(二人しか時間に間に合わなかったので、先に始めた) 

相手はヒーローで、グロールフィンデル、トーリン、ギルドールのアルセダインデッキ。
ハザードはエージェント(エージェント・ロードブロックではなかったようだ)。

アイテム、集団といったMPは順調に取れたが、ガンダルフの出が悪かった。
ガンダルフを待たずにCVCCを仕掛ければ良かったのだが、グロールフィンデル
やトーリン(オークに対して武勇+3)は強く躊躇してしまった(ドラフトで
トーリンを見たときに、トロルを出せばよかったのに、Shagrat(オーク)を
ドラフトしてしまった・・・)。
結局、ガンダルフがウールンドの洞穴群でShagratと合流した時には、相手カンパニーは
届かない距離にいて、最終的に一度もCVCCを仕掛ける時間は無かった(前回と
同じ反省)。
しかし、相手のハザードクリーチャーとエージェントアタックは殺しまくった(6体)。


第二戦 ここで、まことちゃんさん、デネソール候(T.Sさん)と留学生の
    スティーブン(初お目見え)が到着して参加者が奇数になる。
    人数調整の関係で一回休む。


第三戦 まことちゃんさん

相手はドワーブンクエストのヒーローチャレンジデッキを改造したデッキ。
ハザードは同じクモで、なかなか楽しそう(強化クモの殴り合い)。

初手でドワーフの集団を立て続けに引き、グローインが青の山脈のドワーフを招集。
くろがね連山でガンダルフが登場し、くろがね連山のドワーフをすぐ招集。
多分、相手の集団招集に多大なダメージを与えたはず・・・(運が良すぎた)。

ウールンドの洞穴群でエメラルドを採っていると、最後に相手もアイテムを
プレイしにウールンドの洞穴群にやってくる。
最終ターンにCVCCを行うが、相手死なず・・・。
CVCCに勝ったからといって、劇的に何かが起こる保証はないと知る・・・。


第四戦 デネソール候(T.Sさん)

相手はミニオンリングデッキ(運がよければワンリングが出るが、ベースは
ドラゴンの棲家で他の指輪を沢山集めて勝つデッキ)。
キャラクターはドルグルデュアの副官が中心の斥候オークカンパニーで、
アタックに対してはもっぱら回避をしていく戦略。
ハザードはSpawnと「でっかい秘密が埋もれている」とか色々(昨年のジャパン
ナショナルで自分がやってまわらなかったハザードに似ていた)。
「でっかい秘密が埋もれている」で敵のアイテムを奥底に埋めて、時間をロス
させる戦略。上手く相手が奥底に潜ってくれれば、「名前を持たぬもの」等
の強力なクリーチャーを出したり、奥底ロードブロックを仕掛けたりする
のだと予想する。Spawn及びナズグルは永続イベントとしてすぐプレイできる
ので、ドロップ&ランハザード(ハザードリミットいっぱいに手札のハザード
を使い切って、手札回転を上げるハザード戦略。ワンリングとかの「ハザード
を捨ててでも優先すべきリソースコンボ」があるデッキに使われる。
確か、ナズグルもいっぱいプレイしていた。

こちらのリソースはガンダルフの出が遅く、かつMPリソースを全然ドロー
しない。ドローの為に動き回っている内に、「でっかい秘密が埋もれている」
でグラムドリング、ハイヘルムを奥底に埋められる。しかも、
Desire All for Thy Bellyでくろがね連山のドワーフをプレイから除外される。

ラスト2ターンでなんと相手に運良くワンリングが出る(テストで12が出た!)。
バラドデュアに持ち帰られると、ワンリング負けしていまうので、全力で阻止せねば。
ここからが、最大の見せ場。手札にナルヤ二枚があったので、サイドボード
から「魔法使いの火(武勇+5のスペル)」をデッキに入れ、一回目の
ナルヤ使用。すぐにRing of Fireで回収。
そしてワンリングを持った相手のドルグルデュアの副官が居る黄金が丘に
ガンダルフ単独カンパニーが向かう。Shagrat(武勇7)とダーサクーン
(武勇6)のカンパニーも向かい、2カンパニーとも無事到着。
そこでCVCCを仕掛ける。ここで二回目のナルヤ使用。堕落チェックセーフ
で、3人ともアンタップ。相手カンパニーは全員タップしているので、
こちらがストライクの割振りを決めることが出きる。
ガンダルフはCVCCで勝った後ガンダルフをタップすることで、相手の身体
チェックの変わりに相手を捕虜にし、ワンリングを含め捕虜が持つ全カードを
ディスカードさせることが出きるNo Better Useをプレイしてあったので、
後はガンダルフのストライクをドルグルデュアの副官に割り当てて、
アンタップ状態でCVCCに勝てばワンリングディスカードさせられる。
ここで、ガンダルフの武勇はナルヤ二回で武勇14。相手の副官はワンリング
のせいで武勇11(タップ済)の強敵。手札にはナルヤ、魔法使いの火、
捨身の一撃。相手と武勇で14の差があれば、アンタップ状態でも必ず
勝てる。ここで、三回目のナルヤ。しかし、堕落チェックで3が出て
ガンダルフがタップしてしまう!!(I'll Be At Your Heelsで堕落チェック
+1があったので、除去は免れた。本当はちゃんと武勇を綿密に計算して
まず、ストライクの割当を行い、次に魔法使いの火、それからナルヤを
2回、最後に捨身の一撃を使うべきだった・・・。全部成功すれば武勇26、
アンタップを維持しても武勇23で、万が一相手にBold Thrustがあっても
ほぼ確実に捕虜に出来た・・・)
無念・・・。本当に無念。こういう敵を殺すためのオバートガンダルフ
だったのに・・・。この戦闘に勝っていたら、例え次のターンにCVCC
でガンダルフが殺されても悔いはなかったのに・・・。
そして、タップしてしまったガンダルフは、雑魚オークに割り当てられ、
雑魚を殺すにとどまった。

そして次の相手のターン、相手はドルグルデュアへ帰還。
アタックではとても殺せないので、Seized by Terrorで副官を分離しよう
とするが、当然失敗。

さらに次の自分のターン、ドルグルデュアへトロルを追撃する。
どうしてもCVCCで殺さないと治まりがつかない。
ナルヤが一枚しか回収できなかったので、捕虜に出きる可能性は
少ないが、それでもCVCCを敢行。ところが、聖域にはアンタップ
状態の雑魚オークがスクワットしていたので、今度もトロルと
戦えず、雑魚オークと戦う羽目に。前ターン使わなかった
魔法使いの火と捨身の一撃があったので、アンタップで勝つが、
敢えて捕虜にしてキャラMPを1減らすよりも、殺して殺戮ポイント
にすることを狙う。しかし死なずに、MPは変らなかった・・・。

相手は聖域にリングレイスのホアルムーラスも居たため、堕落も
せずにワンリングは助かる。MP計算をすると結果はドローであった。
無理にドルグルデュアに突撃しなければ、MPでは自然に勝てた
戦いであったが(実はCVCCでShagratが死に、相手の殺戮ポイント
にされていた。4MPのロス)、どうしてもCVCCがやりたかったので、
MP度外視で敢えて突撃したのであった。

しかし、実は闇の聖域に居るカンパニーに対するアタックは全て
キャンセルされるルールであったので(二人ともすっかり忘れていた)、
本当ならCVCCはキャンセルされたはずであった(ごめんなさい、
もうしません)。


ワンリングを持ったドルグルデュアの副官と、ナルヤを3回使った
武勇18を超える化物ガンダルフのCVCCなどという、もう二度と
起きないであろう奇跡のマッチングが実現しなかったのは非常に残念では
あったが、無念さは時間切れでミニオンワンリングをサウロンの
下へ持ち帰れなかった相手も一緒であろう。
しかし、はっきり言って最後はめちゃくちゃ楽しかった。
ダイスで12が出て(すごい運)、ミニオンワンリング勝利を確信する対戦相手。
そして、それでも次のCVCCで一発逆転を狙えるわくわくする手札状態。
ドリームマッチであったと思う。



<総括>
オバートガンダルフは、今まで余り日本で行われていなかった堕落した
ウィザードのプレイングと、CVCCを学ぶ為のテキスト的意味合い
のファンデッキであった。しかし、今回の改造で、割とまともに、
そして場合によってはすごくドラマチックに戦えることが分かった。
(次の夢はアイグロスを持ったグロールフィンデルをCVCCで殺す
ことかな?)
そして、ナルヤの堕落チェックはやはり厳しいのも分かった(堕落
しなかっただけましか)。使うたびにドキドキ感でいっぱい。
毎回ナルヤを使うなら、堕落カード対策でエロスティリオンの
パランティアを組み込む対策までしないと持たないかな。

前回も思ったが、CVCCよりもナルヤのキャラクターアンタップ能力
を生かす普通のデッキコンセプトにした方がデッキとしては強くなるん
だろうけどね。

以上


<対戦成績>
第一戦 YOUさん 26対18で勝ち(TP4対2)
第二戦 バイ 人数調整で一回休み(スティーブンが初お目見え)
第三戦 まことちゃんさん 29対13で勝ち(TP6対0)
第四戦 デネソール候(T.Sさん) 16対16でドロー(TP3対3)


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