指輪物語感想

作成中
注意!
以下の文では物語の内容にふれている箇所がいくらかあります。
原作をまだお読みでない方は、読まない方が良いかもしれませんので
ご注意ください。


1998年
12月12日 シロツグ氏よりの手紙

 あと、指輪物語、二つの塔の下巻の最後まで来ました。結構楽に読んでいられます。うーん、
おもしろい!と思う。読んでいて辛くならない。
こういう時大人になって良かった、と思うね。(^^
ただ気になったのは、差別的な表現もあることかな。
 今読んでいて、これは偏見だなぁと思ったのは、”南方人(スワノール人)”が
未開の悪人扱いされていることです。
明らかに黒人差別のように思うのだが、(エルフやヌメノール人は白人でしょ?)
考えすぎかい?
 ただアジア人には結構好意的ななのかなぁ、と思ったところもあります。
 ホビット、これって何となくアジア人(特に日本人)を意識して作られた
生き物じゃなかろうか?
 裸足(草履って裸足に見えるよなぁ)・背が低い・黒髪・ちっちゃい家に住んでいる・
西洋の方にはあまり知られていない(ぐらい小さな国に住んでいるって解釈)。
 これも俺の考えすぎかい??(^^;;
 ではでは。(^^)/~

12月19日 シロツグ氏より


 指輪物語は”王の帰還 上”の最初の所です。ここで一気にペースダウン。理由は
ミナス・ティリスのお話に移ってしまったらかです。サムとフロド(&ゴクリ)のところが
面白すぎて、他の部分が、中だるみ気味に感じてしまう。
 早く読み終えたいものです。(^^;

 ホビットの冒険はもう読んだよ。隆生が帰った次の日に買って、1・2週間後ぐら
いに読み終えたのかな?
そうそう、これの中のゴクリって、かなり大きい姿で描かれているよう
に思うのだけれど、隆生はどう思うね?


1999年

1月8日 シロツグ氏へ

ところで、今、私は指輪物語を3たび読み返しています。
さすがに3度目となると、なかなか簡単に読める。
ところで、3度目に読んで思ったのですが、実はこの本は
1度読んだだけでは理解できないと言うことに気がつきました。

と、言うのは、指輪物語ではたとえばガンダルフが言うセリフに

「わしには、そのことについて思い当たる節があるのだが、
今、ここで口に出して言うのはやめておこう」
とか言ったり、

アラゴルンの描写で
 アラゴルンは遠い昔のことを思い出して悲しげな顔をしました。

とか言うような何かを暗示しているような文がたくさん出てきますが。
一度指輪物語を全部読んでしまうと、もう一度読んだときにそれらのこと
(ガンダルフがなにを心配していたのか、アラゴルンは何を思い出したのか)
が きちんとわかるようになります。

そうしたことがわかって初めて指輪物語を読んだといえるようになるのだと
思いました。
もともと難しい本なのに、なぞめいた表現がたくさん出てくるので更に難しく
しているのですが、わかるとおもしろい。

3度目なので結構早く読めて、5日で2冊読み切りました。(冬休みでもあったし。)

一回読んで、物語の背景にあるものを理解していないとよく理解できないのです。

たとえば、私は、やっと3回目にして以下のつながりを理解しました。
これは憶えておいた方が良い。

たとえば、アラゴルンがロリエンでガラドリエルにあったとき
「私が欲しいのはあなたからもらえるものではなくて、あなたの孫娘なのだ」
 とは言ってはいないのですが、確実にほのめかされています。

と言うことでぜひ一度読んだらもう一度読み返すぐらいの気持ちでいてください。
その前にカードも見てね。
でもお金がかかるから絶対買っちゃだめよ。

1月8日 小町さんへ

こんばんは、鈴木です。
とりあえず当初の目的であったウイザードとドラゴンズのコンプリートが
できて。一段落したので、原作を読み直しています。
いやぁ、本はお金がかからなくて、しかもおもしろくて良いですね。
3度目に読んでみてやっとわかった箇所も沢山あります。何せ、原作は暗示的で、
謎めいて、遠回しの表現が多いもので。

しかし、恥ずかしながら、今更知る新しい事実が合ったりします。

エー、スランドゥイルとレゴラスって親子だったの?
とか、ハルディアとオロフィンって兄弟だったの?

それから原作を読んでダークミニオンのどこの場面ででてきたのかわかりにくかった
カード名「もっと事情をおしりになれば」とか「あとでもっとよく目を通すことにしよう」
などの場面も発見することができ。なるほど原作とカードの図柄も一致することがわかり
一段と楽しいです。

これからものんびりと集めたいと思います。よろしくお願いします。

1月8日 西村様へ

さて、私は指輪物語を3たび読み返しています。
読み直して初めて発見したことが沢山あるので大変驚いています。

というのは、一度読んだだけでは、
なぜ、このときアラゴルンは悲しそうな目つきをしたのか、
なぜ、遠くを見つめるように深く考え込んでしまったのか
なぜ、ガンダルフは思い当たる節があるのにそれを口に出して言おうとしなかったのか
などと言うことの答えがでなかったのが、一度全部読み切って背景を把握すると
それらの謎が解けているから不思議です。
なかなかやはり、奥が深いです。

ところで、私の一番好きなキャラクターはやはりサム・ギャムジーになりそうです。

それでは、また。


1月8日 西村様より

>私の一番好きなキャラクターはやはりサム・ギャムジーになりそうです。
 それぞれのキャラクターが生き生きとしていて魅力的ですよね。私は読み返
すたびにボロミアが好きになります。

2月12日 西村様へ

原作、ただいま3度目の2つの塔下巻を読んでいます。ヘネス・アヌンでの例の
「魚はいらない!」の場面でなかなかおもしろいところです。

ところで、お恥ずかしいのですが、本の題名の「2つの塔」の指しているのは
つい最近まで私は、てっきり、ミナス・ティリスとミナス・モルグルの事かと
思っていたのですが、実はイセンガルドとミナス・ティリスの事だったのですね。
それから、
全巻読み終わるまで「王の帰還」の指している「王」とはフロドの事かと思っていました。
やっぱりエレサール王の事ですよね。

それから、ホームページ2周年おめでとうございます。
これからも、楽しいページを続けていただけることを楽しみにしています。


2月13日 シロツグ氏より

 そう言えば指輪物語読み終わりました。指輪戦争の後が結構長かった
のでちょっと意表を突かれましたが、すっきりした終わり方でしたねぇ。
 ではでは。(^^)/~

2月14日 西村様より

>原作、ただいま3度目の2つの塔下巻を読んでいます。ヘネス・アヌンでの例の
>「魚はいらない!」の場面でなかなかおもしろいところです。
 「指輪」最大の魅力は、読み返すたび新発見があることではないでしょうか?さり
げなく鷲が飛んでいる場面が描かれていたりするのが、実はガンダルフがオルサンク
から脱出したのを暗示していたり。
 そして、読み返すたび登場人物に強く惹かれていくんですよね。初読のとき嫌で仕
方がなかった「ゴクリ」や「デネソール」「ボロミア」あたりなんか、今では私の最
も好きな登場人物たちです。

3月16日 小町様へ

指輪物語、3回目読み終わりました。
うーん、読めば読むほどおもしろくなる。
追補記が意外に、とてもおもしろかった。

しかし、スラインもトーリンもダインも皆死んでしまう事を知って、
哀愁。

3月19日西村様へ

 どうも、川崎の鈴木です。
指輪物語、3度目を読み終わりました。
うーん、本当に読めば読むほどおもしろくなる。すごい、
で、今回読んでみて、一番おもしろかった場所は、なんと、追補記
でした。トールキンの世界の奥の深さが解りました。

そして、とうとう、シルマリルリオンを読もうと決心しました。
(シルマリリオン、シルマリルの物語という言い方の方が正しいのですか?
なぜか私はシルマリルリオンという言い方が気に入っているのですが・・・。)

そこで、本屋さんにいったら、あったのは最近でたホビット(原書房)でした。
ちょっと目を通すと、スモーグ、とか書いてあってちょっと違和感あり、
更に見ると、「・・・ごっくり」とか「・・・でしゅ。僕ちん」とか、ゴクリが
言っていて、気絶しそうになるほど違和感大!!!

やっぱりゴクリは悪党でなければだめですよね。
だけど、フロドと旅をして、ゴクリに変化が起こるところが物語の、鍵にも
なっているはずなのですから。

私が読んだ指輪は、旧版で、地名とか人名とかも旧版が好きなのですが、
シルマリルリオンにはいくつか種類があるのでしょうか。ハードカバーでなく
文庫版などもあるのでしょうか?
あるとしたら私に合った本はどれがおすすめですか?
よろしければアドバイスをおねがいします。


3月19日 西村様より

>で、今回読んでみて、一番おもしろかった場所は、なんと、追補記
 こう感じるようになったら、もう完全な「指輪の幽鬼」状態ですね。『指輪物語』
フリークの多くは「追補編がいちばんおもしろい」と感じるようです。さらには、
「なんで『指輪物語』はこんなに短いんだ!」なんて嘆いたりするようになる…。い
よいよ鈴木様もその道に踏み込まれたのでは?

>そこで、本屋さんにいったら、あったのは最近でたホビット(原書房)でした。
 あの翻訳についてはいろいろと批判されています。私も自分のページの「はなれ
山」にて瀬田貞二訳との比較を試みましたが、正直なところあきれています。

>シルマリルリオンにはいくつか種類があるのでしょうか。
 この本については評論社から出ているハードカバー版『シルマリルの物語』(上下
2冊)が唯一の翻訳です。内容はご自身の目で確かめていただくのがいちばんだと思
いますが、なかなか魅力的。物語というよりも「神話」ですね。トールキンの偉大さ
がよく分かる作品です。そして、おそらくはこう感じられることと思います。「なん
でこんなに短いんだ!」と。

 今日は、とりあえずこんなところで。

3月25日 西村様へ

こんにちは、川崎の鈴木です。

> 「なんで『指輪物語』はこんなに短いんだ!」なんて嘆いたりするようになる…。い
> よいよ鈴木様もその道に踏み込まれたのでは?

うーん、あたらずも遠からずです。
読み終わって、「何で、こんなに短いんだ」と露骨にはは思いませんでしたが、
何で指輪物語にはトールキンの壮大なる構想の中のほんの一部の事についてしか
語られていないのだろうと、大変がっかりしました。
もっと長く楽しみながら読んでいたいなと思った本は久しぶりです。高校の時に
読んだ、「はてしない物語」に近い感想です。
指輪物語は十分読み応えがあり、適度な長さだと思うのですが、そのほかの事実に
ついて述べた「指輪物語外伝」とか「指輪物語伝説」(最近ありがち)の様なものが
あったら、良かったのか・・・。なくて良かったのかもしれませんが。

それから、「燦光洞」の記述にあった、エレンデュア、アラタン、キアヨンの
エピソードが入ったunfinished talesというものは日本語版はあるのでしょうか。

シルマリルリオンは本屋を回っても置いてませんね、やはり注文しなくてはだめですかね。


3月25日 西村様より

>何で指輪物語にはトールキンの壮大なる構想の中のほんの一部の
>事についてしか語られていないのだろうと、大変がっかりしました。
 そのような思いを抱いたファンが世界中にいることは疑いようのない事実です。そ
うしたファンの要望に応える形で多くの遺稿集が出版されています。「Unfinished
Tales」はそのひとつですが、残念ながら「正式な翻訳」は存在しません。ただ、熱
心なファンによる部分訳が同人誌などに発表されています。私はたまたまその関係者
の方たちとも知り合う機会を得、同人誌やネット上にひそかに置かれているファイル
などを入手できました。もしも鈴木様が「Word98/97」をお使いでしたら、私がワー
ド文書に直したものを圧縮してお送りできますよ(^o^)
 また、その方法が不可であるということでしたら、「秘密のURL」をお教えしま
す。なんか回りくどいことをしているようですが、「翻訳権」とか「著作権」にから
んでおりまして、扱いが微妙なのです。
 お返事くださると幸いです。
 それでは、また。

3月29日 西村様へ

とりあえず、東京の大きめの本屋で探してみましたが、「シルマリルの物語」は置いて
ありませんでした。

そこで、洋書コーナーに行ってSilmarillionとUnfinished Talesを買っておきました。
(^^;
十分な時間があれば、少しは読むことが出来るのですが・・・学生の頃がなつかしい・・・
ちょっとUnfinished Talesに目を通すと(ガラドリエルとケレボルンの話あたり)
ナルゴスロンドとかゴンドリンの陥落とかよく知らないことが書いてある。
やはりシルマリルを読むのが先か・・・。
それから洋書コーナーに行ったら、トールキン関係のほんがいろいろありましたねぇ。

それから、日本語の「シルマリルの物語」を探しているときに新版の「指輪」を見つけ
たのですが、700円x9冊!? 集めるだけでも6300円もかかるのですね。
やな、時代になったものです。しかも追補記なし。
旧版で買って置いて良かった。

4月18日 西村様へ

英語版のシルマリルリオン
「ヴァラクエンタ」の章だけ流し読みしてみました。(理解度50%)
ちょうど、きのう新宿のホビー屋に行ったら、「シルマリルの物語」が置いてあったので
買って読むと、(5000円もした。)
なんだか、日本語なのによくわからない...。(^^;)
もしかしたら、英語の原文の方がわかりやすいかも...。
西村さんから聞いた通り、神話体系の話で、ちょっと、不思議な読み応えですね。
しかし、やはり指輪を読むなら、
ホビット
指輪物語
シルマリルの物語
の順番に読むのが 王道だと思いました。
(まだ、シルマリルほとんど読んでないですけど。)


4月19日 シロツグ氏より

 >店のゲームをするスペースで20代後半(たぶん)の人たちが
 >D&Dをやっていた
 おおっ!D&Dとは懐かしいですねぇ〜。でもコンベンションなどではまだ
結構人気があるらしいよ。 もう十年も経つのだねぇ〜、あの頃から。
 機会があったらまたやってみたいね、TRPG。

6月6日 シロツグ氏に宛てた手紙

どうも、鈴木です。
ただいまシルマリルの物語を読んでいます。
こいつがまた、すごいです。

是非、指輪の追補記を読んでから、もう一度指輪を読み直して、
しばらくしてから、シルマリルに挑戦してください。
ほんとに、読めば読むほど面白くなります。

さて、シルマリルの物語ですが、まだ、はじめの100ページぐらいしか読んで
ないのですが、すごいです。
シルマリルの物語は、「神話、聖書」みたいなもので、
トールキンの壮大な構想、世界が表されています。

その中で、今まで当たり前の様に、知ってはいたけどなぜかはよくわからなかった、
なぜ、ドワーフとエルフは仲が悪いのかとか、なぜエルフは海と森に住むのか、
なぜエルフは美しく、長命に造られているのか??
とか、なぜドワーフは地下にすみ、頑丈で、頑固で、手先が器用で物を造るのが好きなのか?
とか、
などの答えがトールキンの世界の中で、きちんと説明されているのがすごいです。
ところで、上の様な常識って、トールキン以前からあったものなのでしょうか?
それとも、トールキンが新しく創って広めた物なのでしょうか?

また、特に感激したのは、人間とエルフの違いを唯一神エル(イルヴァータ)
が創ったのですが、
始めに生まれた者(クェンディ、エルフ)には神よりの賜り物として、「美しい姿」と、
「不死の命など、大いなる幸」が与えられ、
また、次に生まれし者(アタニ、人間)には、異なる新たな2つの贈り物として、
「死すべき宿命」と「自らの人生を形成して行く長所の能力」が与えられた。
というところです。

「死すべき宿命」とは神からの賜り物であり、時がたてば、力のある神さえそれを
羨むだろう(この世界に飽き、うみ疲れた時には?)とされています。
しかし、メルコオル(モルゴス、サタンみたいなモノ)がそれを、暗黒と
混同させ望みからおそれを生じさせたのである。

「自らの人生を形成していく力」とは、まさに今この世の中でも人間のみに
与えられた能力であり、力がありながら緩慢な滅びの運命をたどったエルフの宿命と
対照的であるとは思いませんか?
あの、エルロンドですら、自らの運命を切り開くために自らの力で「一つの指輪」を
破壊することもできず、
また、いとしい娘との別れという、悲しい運命に逆らうことが出来なかったのですから。

とまあ、いろいろ書いたけど、ちょっと読んでみないとわかりにくいですよね。

指輪関係のホームページも創る予定ですので、では、また。

6月10日 シロツグ氏よりの手紙

>その中で、今まで当たり前の様に、知ってはいたけどなぜかはよくわからなかった、
>なぜ、ドワーフとエルフは仲が悪いのかとか、なぜエルフは海と森に住むのか、
>なぜエルフは美しく、長命に造られているのか??
>とか、なぜドワーフは地下にすみ、頑丈で、頑固で、手先が器用で物を造るのが好きなのか?
>とか、
>などの答えがトールキンの世界の中で、きちんと説明されているのがすごいです。
>ところで、上の様な常識って、トールキン以前からあったものなのでしょうか?
 エルフ・ドワーフ・ホビットetc.は全てトールキン氏オリジナルです。だがら
RPGの世界では彼は神様なのでしょう。

9月9日 西村様へ

川崎のT.Sこと、鈴木です。

遅れていました、散光洞への私の思い入れのある場面を
送らせていただきます。

うまく表現できないので、
適当にうまく、編集していただきたいと思います。(汗)

さて、やはり、私のお気に入りはサムなのです。

指輪物語6巻(旧版)
92ページ

「行き着くさ、この骨のほかは何もかもおいて行くならばよ。」
と、サムはいいました。「そしてフロドの旦那は、おらが背負って行く。
たとえこの背中が折れ、心臓が破れたとしてもよ。だからいい合いはやめだ!」

この、主人思いで、ホビットのど根性!が表されている
サムのセリフが好きです。

どことなく、日本人の大和魂というか、侍魂に近い考え方のような気もしますので、
それが好きなのかも、

その他にも、
1−123
「お前は、きっと一番重いものばかりをわたしのところによこしたんだろうね。」
「おら、もっといくらでも持てますだよ、旦那。おらのはまだ軽いもんだ。」
サムは事実に反する強がりをいいました。

なんていう場面も好きです。

私の友達は、指輪物語の主役はサムなのでは(サムだ)、とまで断言しています。
確かに、滅びの山近辺では、フロドの影が薄かった・・・。

あと、追補記まで入れて良いのなら、

アラゴルンとアルウェン物語
の
ギルラエンの言葉

「私はデュネダインたちに望みを与えた。
わたしはわたし自身のためには望みを取っておかなかった。」

とか、

さらに、アルウェンとアラゴルンの別れの場面のアルウェンのセリフ

「私は、今の今まで、あなたの一族とその没落の物語を理解していませんでした。
罪深い愚か者と彼らのことを軽蔑しておりました。けれどようやく今になって
私は彼らに哀れみを覚えます。
なぜと申せば、もしこれがエルダールたちのいうように本当に唯一の
神が人間に与えたもうた贈り物であるとすれば、受けるのは辛いことですから。」

あたりを読むときは、何度読み返しても、鳥肌が立ちます。

これを読むと、指輪物語のテーマは・・・トールキン(人間の)の「永遠の命」
へのあこがれ?もしくは、「人間の死すべき定め」
あたりなのかなと思ってしまいます。

9月11日 西村様より

 燦光洞への寄稿ありがとうございます。今日中にはなんとかアップしたいと思っています。
サムっていいですよね。ル=グウィンなんかは「あんな滅私奉公のヤツは駄目だ」
みたいな感想を述べていたと思いますけれど。

> これを読むと、指輪物語のテーマは・・・トールキン(人間の)の「永遠の命」
> へのあこがれ?もしくは、「人間の死すべき定め」
> あたりなのかなと思ってしまいます。
> 
> ところで、わたしも、手塚治虫崇拝者(大げさですが、「大好き」とか書くと、
> ちょっと語弊(なれなれしい)があるので)
> なのですが、上の記述は「火の鳥」のテーマに共通点があるかなと思ったりします。

 私が「指輪」に惹かれるのは、全編を通して「喪失の悲しみ」が溢れているからですね。
「指輪戦争」における勝利で秩序は回復しましたが、エルフたちは中つ国を去らねば
ならなくなった。それが分かっていながら「指輪の放棄」を推進したエルロンドや
ガラドリエルらの思いというものに、つい心が動かされるのです。
また、「指輪」の主人公が英雄的な剣士や賢者でなく、力の弱いホビットであること。
これにも作者の重要な意図が隠されていると思っています。
 手塚治虫についてはなかなか語りきれないところがありますが、
少なくともアニメーション版「指輪物語」に影響を受けて「火の鳥2772」
という映画を作ったことは間違いありません。
誰でもライバル視し、何にでも興味を持つ方だったようですから、
相当の話題になった「指輪」に関心を持たないはずはなかったのですが。

11月12日 小町様へ

鈴木です。

ただいま、アンフィニシュト・テイルズを訳しながら、
それの要約となっているシルマリル日本語を読んでいます。

「王の帰還」を読み直しているということで、とてもうれしいことですが、

申し訳ありませんが、私からいわせてもらうと・・・

シルマリルはホントに恐るべき本です。

是非読んでください。
少なくとも映画の前に2回は・・・。

シルマリルを読むと、「指輪物語」が、子供用の本と思えるほどです。
ちょうど、指輪とホビットの関係の様に。
(ちょっと大げさの様にも聞こえますが、それだけシルマリルは恐ろしい本です。)

では、また。




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