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  • APS(Advanced Planning and Scheduling)/生産スケジューリング

      会社名/製品名
      概 要

    APS製品

    "APS (Advanced Planning and Scheduling)"という用語には厳密な定義はなく、APSを自称するかどうかはメーカーの自由に任されている。ここには今日まだ現役でいる生産計画・スケジューラ製品のうち、筆者が直接見たことがあるものだけをのせてある。これがAPSの全てだとか、これ以外にAPSはない、などというつもりは無いので留意されたい。

    ModelEnterprise
    英国Process Systems Enterprise社が開発したプロセス産業向けのAPS製品。最初日揮が日本語化し、PSE Japanが販売していたが、現在はコンサルティング・サービス型のツールに転換した模様である。柔軟なモデル表現能力と数理的最適化のアプローチをとっており、また国際規格であるISA-S88とISA-S95に準拠したインタフェースを持つ
    Aspen MIMI
    AspenTech社(買収される前はChesapeak社)のプロセス業界向けSCM/APSパッケージ。パッケージといっても、実質は開発ツールの集合というイメージが強い。LPを最適化エンジンとして持つ。国内では横河ソリューションズのサポート実績が多かったが、米Aspen本社の意向により提携が解消され直販となった
    ASPROVA アスプローバ(株)の開発した日本オリジナルの工場スケジューリング・ソフト。PC上で機敏に動作し、価格も比較的安価なため、おそらく国内ではもっともインストール・ベースの多い製品だと思われる。さらに同社は、日本のリーン生産の考え方のを海外に広めるためのサイト、「Lean Manufacturing Japan」を運営している。
    Flexsche PCベースの工場スケジューラ・パッケージだが、ソフトウェア・コンポーネントとしても提供している。Asprovaのスピンアウト技術者が始めた製品なので、データモデル的には良く似ているが、画面インタフェースからスケジューリングのロジックまで、広範囲で柔軟なカスタマイズが可能となっている点が特徴。
    OrderLinks SYMIX社Pritsker Div.で開発されたAPS(元の名前はSyteAPS)。
    複数工場に対応しているが、最適化機能まではない。国内では構造計画研究所が日本語化して販売している
    LoadCalc 本分野では実力のある(株)日立東日本ソリューションズの生産計画/納期回答支援システム。以前は別製品だった生産計画用スケジューリングエンジン(PowerPlans)も統合されている。 他にSynPLAという生産日程計画ソフトや、ForecastPRO(需要予測システム)などもある
    PlanWizard
    (株)ウィザードシステム研究所の工場スケジューラ。製薬業界などに実績あり。
    ManuSync
    カナダのWaterloo大学で開発されたスケジューリング・エンジンに、米Pinnacle Manufacturing Software社がTOC理論のドラム・バッファー・ロープ(DBR)アルゴリズムを実装した製品。日本ではMSI(株)が代理店となっている。
    スケジューリング孔明
    東洋エンジニアリング(株)の比較的古くからあるスケジューリング・パッケージ。
    JoyScheduler
    日本たばこの関連会社ジェイティ・エンジニアリング(株)製のスケジューリング・ソフト
    GLOVIA/SCP FA 富士通アドバンストエンジニアリングが開発し、富士通がGLOVIAブランドの一部として販売している、単一工場向けのスケジューラ。オーダー・スケジューリング機能のみの基本版と、在庫推移までを扱えるAPS版の2種類がある。
    Dr.工程Pro (株)CIM総合研究所の、金型製造業向けスケジューリング・パッケージ。金型は繰返受注生産ないし個別受注生産の典型だが、こうした生産方式に特化したスケジューラはやや珍しい。実績もけっこう多い。
    ACCROAD (株)ロジックスジャパンの開発になる、生産管理システム指向の強いAPSパッケージ。計画系と実行系の両方の機能をもち、MRPと製番管理どちらのコンセプトにも対応する、としている。

    ERP/SCMベンダーのAPS関連製品

    i2 Factory Planner
    計画系SCMソフトのトップ・ベンダーであったi2 Technologies社の、単一工場スケジューリング用ソフトウェア。きわめて広範な機能を持ち、APSという製品カテゴリーを代表する製品で、現在でも日本国内で積極的に販売されている。拙著「革新的生産スケジューリング入門」第5章は、この製品の紹介を中心に記述している。複数の工場/DCをまたぐ広域生販在計画には、i2 Supply Chain Plannerという製品がある。なお、2008年8月にJDA Software社がi2社を買収すると発表したが金融危機の影響でいったん中断、2009年12月に再度正式に買収が決定した
    Supply and Manufacturing Management Manugistics社はかつてi2と並ぶSCMソフトウェア・ベンダーの雄だったが、2006年にJDA Software社に買収された。NetWORKSという製品ファミリはSCM全般をカバーしていたが、生産スケジューリングについては「供給管理」というキーワードが残っているだけで、日本でのマーケティングは中止している模様。
    SAP APO 4.0
    SAP社のAPSモジュール名だったが、現在はmySAP SCMの一部となっている。需要計画・生産計画・ATP・輸送計画などの機能を持つ。ILOG社の最適化エンジンを中核に持つ。初期のバージョンは評判が悪かったが、V3.0以降は改善されたといわれている。
    Oracle ASCP (Advanced Supply Chain Planning) Oracle社のERPであるe-Business Suiteに統合されて動作するスケジューリング・モジュール。BOMや設備などのマスタ情報はERP側で管理する。後発メーカーらしく、広範な機能を、特色を出しつつうまくまとめているが、実績はまだ非常に少ないようだ
    ILOG Logic Net プロセス製造向けの生産計画・スケジューリングパッケージ。ILOG社はフランス系企業で、SAP, Oracle, AspenなどERP/SCMパッケージ・ベンダーに対してMILPや制約論理型の最適化エンジンを卸売りするというビジネスモデルで生きてきたが、IBMに買収された。国内では新日鉄ソリューションズが販売実績あり
    Xpress Optimization 英国Dash Optimization社が開発した、高速な混合整数計画法パッケージ。他にも制約論理型ソルバーなどを販売し、生産計画・スケジューリングの世界に適用している。現在はFICO社に買収された
    NUOPT (株)数理システムの販売する国産の最適化エンジン。中心は線形計画法だが、整数/2次計画/一般非線形計画問題にも対応している。Ver.8からは京大の開発した制約論理型ソルバーも追加され、スケジューリング問題向きにも使用できる
    WebPlan Kinaxis社の高速MRPを中心にしたサプライチェーン計画ツール。計画を一元管理しながら、複数の計画単位に分割・共有・比較したり、企業間のコラボレーションを行ったりできる点に特徴がある。

    情報源

    リンク切れ
    生産スケジューリング・ライブラリー
    法政大学経営工学科の西岡教授による、生産スケジューリング問題に関する情報提供のサイト。生産スケジューリング市販パッケージ調査紹介や独自開発のスケジューラ"APSTOMIZER"の無償ダウンロード、記述言語の紹介など
    リンク切れ 生産スケジューリングに関する資料 藪崎久氏による、生産スケジューリングにかんする解説論文(力作です)、ならびに海外文献8件の翻訳。制約ベースのスケジューリングや、ディスパッチング・ルールにかんする新提案など、最近のアカデミックなスケジューリング研究の水準を学ぶことができる。


    プロジェクト・スケジューリングとPM

      会社名/製品名
      概 要
    e工程マネージャー
    日揮が基本コンセプトを提供し、ソフトブレーン社が開発した、プロジェクト管理ソフトウェア。工程と進捗管理を中心としたWeb対応システム。バージョン3からは工程表の編集機能がかなり改善された。私自身もコンセプト・デザインに協力した
    Microsoft Project
    全米で最も売れているが、最も使われていないと言われているプロジェクト・スケジューリングのソフト。2003年以降はサーバ版製品もあるが、多くはプロマネのデスクトップPC上で、スタンドアローンで使われている
    Primavera プロジェクト・スケジューリング用ソフトのトップランナー"Primavera Project Planner"(通称P3)のベンダー。エンジニアリング・建設業では圧倒的な強さを誇っている。本体はVer.6まで進化したが、私の勤務先を含め多くのユーザは、軽量なVer. 3をいまだ使い続けている。ただし2008年10月にOracle社が買収を発表し、09年2月以降はVer. 3は販売中止になるとアナウンスされた。日本国内ではITエンジニアリングが販売している
    アルテミス・インターナショナル(株)
    プロジェクト・スケジューリング系に強い米Artemis International社のArtemis 9000をはじめとする製品カタログ。プロジェクト・マネージャ用のトレーニング・シミュレータまで用意しているのは興味深い
    団体組織
    日本プロジェクトマネジメント協会 旧JPMF(日本最初のPMフォーラム)とPMCC(プロジェクトマネジメント資格認定センター)とが対等の立場で統合して発足したNPO法人。日本発の標準である「P2M」(Project & Program Management)の制定と資格認定を実施している。
    情報処理推進機構(旧JITEC) 情報処理技術者試験の実施機構で、プロジェクトマネージャのスキル標準などを見ることができる。
    Project Management Institute (PMI) 全世界に会員数10万人余を擁する、世界最大のプロジェクト・マネジメント関連組織。米国発で、有名な教科書PMBOK Guideの編纂もPMIが行なった。PMP(Project Management Professional)という資格認定試験も実施しており、日本語でも一応受験できる(日本支部のサイトを参照のこと)。
    International Project Management Association(IPMA) 1965年に欧州で設立された、世界最初のプロジェクトマネジメント国際団体。欧州31か国ならびにインド・南ア・ブラジルなどが参加している。PM資格認定のためのスタンダードである IPMA Competence Baseline (ICB)を制定しているが、各国の文化・風土を尊重し、国別のカスタマイズを許容している。
    ProjectWorld 米国のプロジェクト・マネジメントにかんするカンファレンス・展示会。グループ・セミナー形式のワークショップも同時に開催される。PMI地域支部が協賛。欧州でも開かれている。

    情報源

    Directory of Project Management Software 米国におけるプロジェクト・マネジメント関係のソフトウェアの最も網羅的なリスト。プラットフォーム別に分類されている。The Project Management Centerという、セミナーおよび出版も手がけている団体のサイト。
    プロジェクトマネジメントOS本舗 メールマガジン「プロジェクトマネージャー養成マガジン」の主宰者であり、「プロジェクトマネージャーが成功する法則」の著者でもある、コンサルタント好川哲人氏のサイト。きわめて浩瀚なPM関連の情報をカバーしており、参考になる。


    電子商取引(B2B E-Commerce)

      会社名/サイト名

    概 要
    epc-business.com
    欧州最大のエンジニアリング会社Technip社の、プラント資機材調達のための電子商取引のサイト。当初は日揮(株)と共同で設立し、筆者もこのサイトの開発プロジェクトにかかわったが、現在はTechnip社単独運営となり、Ivaluaと開発したシステムになっている。
    Citadon ProjectNet 米国のASPサービスで、プロジェクト・コラボレーション・ツールと電子調達の機能を提供している。Bechtel社やGE社などの大手企業が利用している。

    電子カタログ関係

    情報源


    MES(Manufacturing Execution System)/製造実行システム


    マテリアル・マネジメント


    TOC理論(Theory of Constraints)

    団体

    Goldratt Institute TOC理論の生みの親 E. Goldratt博士の創設したTOC研究・教育機関。ただし現在はGoldrattとは関係を解消している模様
    リンク切れ APICS SIGs 米国生産在庫管理学会(APICS)のSIG。Contraint Managementのグループがある。

    情報源

    リンク切れ TOC情報サイト (株)MSIが、日本におけるTOC理論の情報を広めるために開いた解説サイト。文献紹介の翻訳や、リンク集など有用。
    リンク切れ Crazy About Constraints! TOC理論の熱烈なサポーターがつくっている情報のサイト


    学会・研究機関・一般的解説サイト


      会社名/サイト名

    概 要
    スケジューリング学会
    こぢんまりとした学会だが、日本の先端スケジューリング研究者が集まっている。年1回シンポジウムを開催。私は現在、理事を務めている。(urlが2011年5月から変わりました)
    プロジェクトマネジメント学会 1999年に設立された、PMの専門学会。私も研究論文を学会誌に発表している。以前は千葉工業大学に事務局を置いていたが、現在は新橋にある。
    日本経営工学会 IE(Industrial Engineering)と工業経営学を核として、経営工学研究の中心となってきた伝統ある学会。私は2期、学会誌「経営システム」の編集委員をつとめた。
    化学工学会 化学工学(Chemical Engineering)の学会。ケミカル・エンジニアリングは化学工場の設計論をあつかう工学で、プロセスシステム工学はその一分野である。
    ものづくりAPS推進機構
    旧・PSLXコンソーシアムが発展的解消をとげて成立した組織。APS(先進的な計画とスケジューリング)によって、計画とスケジューリングを有機的に統合ことを目的として、標準化活動を推進しており、IEC62264パート3で正式に国際標準に採択された。筆者は理事の一人として参加している。
    SCM時代の製造マネジメント研究部会 日本OR学会の研究部会だったが、20年間の活動を経て惜しまれつつ終了した。スケジューリングを基点にして、製造業における次世代マネジメント手法や数理技術の方向性を提唱することを目的に、ほぼ月1回開催された。
    サプライチェーン戦略研究部会 日本OR学会の常設研究部会。サプライチェーン全体にまたがる、さまざまな部門の業務に携わる実務家と、多様な手法の専門家との交流と協働研究によって、サプライチェーン戦略への新しいアプローチを研究する目的で設立された、オープンな研究会。
    製造業XML推進協議会 XML技術をベースに、製造業における設計・計画・製造等のあらゆる業務分野に関して、データ交換の標準となる共通仕様の作成と普及を目的として2002年に設立されたが、昨年活動を終了した。

    OASIS PPS-TC

    (生産計画・スケジューリング向けXML標準化の技術委員会)

    XMLの国際的標準化団体OASISに設立された、生産計画・スケジューリング(Production Planning and Scheduling)の技術委員会。私が副委員長をつとめている。PSLXコンソーシアムの制定した技術仕様(第4部・XML標準規約)をベースに検討中。使用言語は日本語なので、関心をお持ちの方の、広いご参加をお待ちする。

    研究会

    生産革新フォーラム(略称MIF研究会)
    10年以上の歴史を持つ、生産情報系のコンサルタントの研究会。主に中小企業診断士が多いが、とくに資格に限定はない。年2回の工場見学を実施し、きわめてハイレベルなレクチャーと議論に出会える場。
    コンピュータ研究会 すごい名前だけれど(^^;)、なんといっても22年前から活動している中小企業診断士の研究会なので、まあご理解あれ。小生の仕事人脈はほとんどこの研究会から出発しております。

    コンサルティング/エンジニアリング、一般的解説サイト

    日揮(株)
    工場とシステム作りの専業エンジニアリング会社で、筆者の勤務先
    生産管理用語和英辞典 渡辺真氏の編集による、約2,000語を収録する浩瀚な和英用語辞典。APICS DisctionaryやJISZ8141生産管理用語にも目配りされている
    生産管理講座 自動車産業研究者や自動車産業に携わっている人達のための「自動車産業リンク集」の中にある、解説講座。「生産管理概論」「IE(industrialEngineering)」「VE/VA」「セル生産方式」など、項目数は多くないが一つ一つは読み応えがある。
    リンク切れ ビジネスパーソンの常識と非常識(TM) 業務改善&コンピュータコンサルタント・藤原信一氏によるサイト。製造業関係のコーナーである「生産管理、生産方式、製造業の経営」には、きわめて浩瀚な概念と用語の解説があり、参考になる。
    テーマ別基礎知識の解説 生産管理パッケージ「Solmics」の開発元ソリッドソフト社が、生産と原価管理に関連する基礎知識を解説したサイト。非常に充実した内容となっている。
    システム構築駆け込み寺 企業システム戦略研究会代表の青島弘幸氏によるサイト。無料メールマガジンも発行されている。相互リンク
    システム設計のこと、もっと知りたい 生産管理・原価管理システムのためのデータモデリング」などの著者である渡辺幸三氏のサイト。企業システム向け設計方法論「三要素分析法」の解説やフリーのモデリングツール「XEAD」を入手できる。
    品質の部屋 ソフトウェアや品質保証の仕事をしている「まりんきょ」氏の考察のページ。更新は少ないが、視点は確か。
    ソフトウェアエンジニアのためのホームページ 「硬派」を自称するシステム・クリエイトさんのページで、主にCMMによる生産性向上ついて解説している。


    仕事仲間・知人との相互リンク

      会社名/サイト名

    概 要

    仕事仲間へのリンク

    みのる's 情報源
    中村実氏(「MES入門」やSCM研究会で共著させていただいた)による、ERP/MES/SCM/DWHに関する総合的解説とリンク集。初心者にもわかりやすく読みやすい
    think or die 「MES入門」の編者である正田耕一氏の、非常に個性的なサイト。いわゆる生産情報系専門ではないが、「考えるヒント」がちりばめられている
    Officeこうへい “こうへい”氏こと、清水順夫さんのサイト。「情報処理プロジェクトマネージャ合格完全対策」の共著者で、日本システムアナリスト協会会長でもあり、各種情報技術者のコミュニティをつなぐハブのような存在である
    Nou's nous 中小企業診断士の研究会仲間・井上きよみさんの経営する(株)ヌーズ・ヌーのサイト。経営と情報に関する個性的な論評をはじめ、中小企業向けIT指南や、中国語IT用語辞典まで、盛りだくさんの情報に充ちている
    リンク切れ Nami's Tea Party 「情報処理プロジェクトマネージャ合格完全対策」の共著者原田奈美さんのサイト。最近本業が忙しくて更新できていないとの断り書きつきだが、各種資格試験の対策情報が手に入る

    知人へのリンク

    社会学とアシスティブ・テクノロジー
    静岡県立大学教授で視覚障碍者である石川准氏のホームページ。筆者の大学時代の友人

    相互リンク

    通信家庭教師の英学院 経営学をはじめとする各分野の大学補習や編入・大学院入試指導等を、大学教員や専門家が担当する「大人のための在宅教育システム」。学術論文の翻訳・校正や作成指導も行う。



    考えるヒント

      サイト名

    概 要

    社会・経済を考えるために

    ビル・トッテンのコラム(Our World)
    米国生まれながら、長年日本に住んで、日本企業を経営してきた氏の経営・経済・政治をめぐる骨太で辛口な意見集。米国流デマゴーグや文化輸入代理業者たちに毒されない思考とはどういうものか、よくわかる。英米ジャーナリズムのめずらしい記事や本を紹介することもあり、きわめて貴重。
    東亜日報 韓国の代表的日刊紙(日本語版)。東アジアの国際的視点を知るのに好適。日本の気の抜けた5大紙を読むより面白い。第一、海外の日刊紙で日本語版が毎日読めるのは東亜日報くらいではないだろうか。
    The Economist 英国を代表する経済週刊誌だが、政治や文化・科学記事なども充実しているのはさすが。この雑誌がフリードマン流の自由主義経済思想の旗手であることを差し引いて読めば、それなりに多角的で公正な情報や分析を得ることができる。無料の週間メールマガジンがおすすめ。
    ル・モンド・ディプロマティーク 日本語版 フランスの「ル・モンド」紙が発行する月刊の国際情報分析。有志が無料で一部記事を日本語訳している。英米系の翻訳情報ばかりが多い中で、他の欧州の意見が読めるのはありがたい。
    中東 TODAY 東京財団(日本財団の系列)のリサーチ・フェロー佐々木良昭氏による、中東の現状に対する手短で的確な分析・コメント集。非常にアップ・ツー・デイトで面白い。

    技術と情報を考えるために

    AMR Research 米国の、主に製造業向けIT市場の調査会社として老舗の存在。有名なMESの三層モデルは、このAMR Researchが提唱したものだ。無料の週間ニューズレター"First Thing Monday"も充実している。
    中村正三郎のホットコーナー 通称showさんの、半分日記風のエセーおよびセキュリティ情報。IT業界の話が多いが、それ以外にも興味深い話題がときどき取り上げられており、この人一流の意見で裁かれているのを読むのは楽しい。障碍者に関連するトピックもしばしば取り上げられており、出色。
    団藤保晴の記者コラム「インターネットで読み解く!」 現役のジャーナリスト団藤保晴氏が、インターネットの種々の情報源を駆使して、独自の視点から分析記事を書くサイト(メールマガジンでも発信している)。団藤氏はもともと理科系出身で、理系的なトピックもかなり突っ込んで分析しており、たいへん興味深く読める。
    ネットサイエンス・インタビュー・メール 気鋭のフリー科学ジャーナリスト・森山和道氏による、最先端理工医学研究者たちへの連続インタビュー集。心理学から天文学まで、これほど面白い科学者インタビューが無料で読める機会はめったにない。
    フリー百科事典「ウィキペディア」(Wikipedia) オープンソース運動のひとつであるウィキペディア・コミュニティが共同作成している無料の百科事典で、日本語版は10万以上の項目を収録している。誰もが参加して執筆者になれる。内容的にもかなり充実しており、非常に面白い。
    松岡正剛の千夜千冊 エディター、というより情報メディア評論家とも言うべき松岡正剛氏の、かなりインテンシブな書評集。もうとうに千冊は超えているが、選択はなかなか面白い。技術系の本にもそれなりに目配りをしている。

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