留学生情報ネットワーク 交 流


by 「留学生相談室(CASA)」

Voluntary Group --- Counseling & Assistance for Students from Abroad

(留学生相談室は2003年6月末に閉室いたしました。
故・福島みち子につきましては以下をご覧ください)

 「お別れの会」ご報告

福島みち子の墓参を希望される方へ


ボランティアグループ「留学生相談室」とは?

「はい、留学生相談室です」「私は留学生です。いま部屋をさがしています。中央線の中野から荻窪のあいだのマンションがいいです。家賃は6万円くらい…」「ちょっとまって。ここは不動産屋さんじゃありませんよ」「留学生に部屋を紹介してくれるところとききました」「大家さんから情報をいただいたら、紹介もします。でも、こういう場所に、こういう部屋をという要望には、おこたえできません」「じゃ、なにをしてくれるんですか?」

−−最近の相談室の日常的なやりとりです。1986年7月の開室以来、17年6か月、おおくのみなさまのご支援でなんとか活動をつづけてまいりました。しかし今、あらためて「留学生相談室は何をしてくれるところなのか」という声に、ちょっと自己PRをいたします。

留学生相談室は、公的機関でも、営利会社でもありません。ボランティアが集まって、自分たちで運営している、小さな民間グループです

私たちが相談室をはじめた1986年は、外国人学生が、急激にすすんだ円高にくるしみながら、勉学をつづけていた時期でした。だからこそ、せめて相談にのることができればと、ちいさなアパートの一室を借りてスターをしたのでした。

それから12年6か月。約8年前にはどうやら事務所とよべる現在の場所にひっこしすることができました。

かつてはマンションだった部屋、だから靴をぬいでいただくのですが、来室するおおくの外国人学生は「事務所らしくなくて、おちつく」といいます。この事務所にこしてから、特別な相談ではないけれど、あそびにくる学生たちがふえました。お茶をのみながら世間話をかわしているうちに、きもちがほぐれて、おたがいの遠慮もなくなり、したしみもわいてきて、理解もすこしずつ深くなります。しらなかった、みえなかった部分がみえてくるようにかんじられる、相談室はそんな場所です。

留学生相談室は、外国人学生のどんな相談にものります。でも、ほとんど何もしてあげられないのです

留学生相談室は、外国人学生からの相談なら、どんな問題の相談にものります。どんな相談でもうけています。でも「何をしてくれるのか?」と質問されると、「ほとんど何もしてあげない」というのが、正解のようなきがします。

たとえば、ある人が部屋をさがしているとしましょう。情報誌『交流』の宿舎情報に掲載されている部屋ならば、条件のあう人には、ご紹介します。まず、本人が相談室まできてもらい、その人の学校・アルバイト先などの場所をきき、その人が希望している部屋が、本当にその人にとって、よいかどうかを相談した上で、大家さんと連絡をとってみにいく日時をきめ、学生証のコピーをそえた紹介状をかき、さらにその人がみる部屋の条件−−部屋のひろさ・付帯設備・家賃・敷金などをかいたものをわたして「じゃ、見にいってください。よくみてかんがえてください。結果は電話連絡してくださいね」といいます。それだけです。

アルバイトさがしにきた人の中には、情報誌をもってきて「ここに電話してください」という人もいます。日本語が不十分なのでことわられるとおもいこんでいるのですが、日本語の問題よりも、その人がどれだけ真剣か、という点が重要なのです。私たちは「自分で電話しなければダメ。ここの電話をつかっていいから。わからないことがあったら、すぐにかわってあげるから」と、自分でやるようにしむけます。つまり、私たちは何もしてあげないのです。自分でするように、はげますだけです。

ボランティアは週1回、きまった曜日を担当しています

相談を担当するボランティアは、週1回の担当制になっています。原則として担当曜日は、午前10時から午後6時までを、フルタイムで担当します。現在、毎日2〜3名の曜日担当ボランティアと、月曜〜金曜をうけもつ事務局員、月曜〜土曜をうけもつ常任ボランティアの計4〜5名で、相談にあたっています。

ボランティアは、開室以来のメンバーが4人ですが、その後の参加者も、ながくつづけている人がおおく、これもおおきな特徴といえそうです。「まなぶことがおおくてたのしいから」というのが、ボランティア長続きの秘密のようです。1990年ごろからは男性ボランティアもふえ、仕事をもちながら土曜日に参加するメンバーもおおくなって、多士済済です。出産や年老いた両親の世話などで、やむをえずおやすみしているメンバーをくわえると、40人ちかいボランティアが協力しあい、相談室を運営していることになります。

的確な情報を、的確な時期に、的確に伝達できない、もどかしさ

「どうして、もっとはやく…」−−いってもはじまらないけれど、そういいたくなることが、あるのです。「なぜ、そんな選択を?」−−なさけない思いでいってしまう。本人はもっとなさけないでしょう。的確な情報をえられず、あやまった選択をして、そのために大切な時間とお金が、むだになる。「もっと宣伝してください、相談室をしらない学生がおおいです」という声もつよいのです。

けれども、的確な情報を、的確な時期に、的確な人に伝達するのは、私たちの力では不可能です。私たちはあくまでも、補助的な支援グループにすぎません。もどかしさをかみしめるしか方法がないのです。

電話相談は午前10時〜午後6時、来室相談は午後1時〜午後6時です。相談時間をまもってください!

来室して相談したいとおもう方は、かならず午後1時〜6時におねがいいたします。午前中は電話相談だけで、面接相談は、うけつけておりません。「午後は授業があってこられない」という方は、かならず事前に電話連絡をして、時間の約束をしてからきていただきたいとおもいます。

午前中に突然来室する人がいると、予定がくるいこまってしまいます。時間をまもることは、日本の暮らしではたいへん重要だということを理解して、ぜひきをつけていただきたいとおもいます。

土曜日は日本人ボランティアと、日本語でおもいっきり話しあえる日です

土曜の午前11時〜午後6時は、日本人ボランティアと、日本語の会話をたのしむ日です。日本人とはなしあう機会のない人、日本語が上手になりたい人、ぜひ土曜日においでください。この日は、仕事をもっているボランティアが担当します。会話コンプレックスになやまないで、積極的に参加してください。2回、3回ときているうちに、会話がいつのまにか上達し、気軽にはなしている自分にきづくでしょう。

相談室への道順をくわしく書いた地図を掲載します

駅から電話があって、どうしても到着しない人がでる季節になりました。きになります!

(留学生相談室は2003年6月末に、電話相談機能を残して閉室いたしました。来室の相談はできませんので、ご了承ください)