気が休まらなかった10連休
                              2019年5月12日 寺岡克哉


 皆さんは、10連休を、どのように過ごされましたか?


 私は、少しゆっくりと過ごしたいと思っていたのですが、

 しかし残念ながら、ぜんぜん気が休まらない連休になってしま
いました。



 というのは、

 私の父が「肺ガン」を患っており、抗癌剤治療を行っているの
ですが、

 5月1日に熱を出して、その後、ずっと微熱が続いていたから
です。

 さらには5月4日になると、足の甲がむくんで、パンパンに腫れ
上がってきました。



 ところが、

 かかりつけの病院は、10連休で開いていなかったわけです。



 幸いにも、

 熱がそんなに高いわけではなかったので、とりあえず「緊急性」
は感じられませんでした。


 しかしながら、

 「抗癌剤」の副作用で白血球が減少し、体の抵抗力が弱まって
いるので、何が起こるのか分かりません。

 そしてまた、

 もしかしたら、とつぜんに「高熱」が出てしまうことも、あるかも
知れません。



 そのような理由で、

 ぜんぜん気が休まらない連休に、なってしまったわけです。


          * * * * *


 5月7日になり、

 やっと病院が再開したので、主治医の先生に電話で相談しま
した。


 そうすると、

 「腫れた部分が赤かったら、皮膚科で診察を受けてほしい」

 と言われました。



 足の腫れている部分を確認したところ、赤くなっていたので、

 翌日の5月8日に皮膚科へ行って、父に診察を受けさせました。



 皮膚科の先生によると、

 これは「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」という、細菌の感染によって
起こる病気だということで、

 「抗生物質」を処方されました。



 薬が処方されたので、私は「やれやれ一段落だ」と思ったので
すが、

 しかしながら、「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」が悪化すると、

 「壊死性筋膜炎(えしせいきんまくえん)」という重い病気になり、

 そうなった場合は、適切な処置が遅れると、「命取り」になるそう
です。



 そのため、皮膚科の先生から、

 「高熱が出たり、腫れが急に悪化したり、水ぶくれが出来たとき
などは、すぐ病院にきてほしい」

 と言われました。



 そんなわけで、

 じつは連休だけでなく、いま現在でも、気が休まらない日々が
続いている次第です。



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