芸術鑑賞会「エビスくん」
いじめをテーマにした作品で、小学六年生が主人公のため中学生にも伝わりやすい内容です。中学校や中高一貫校に人気があります。 上演時間:1時間30分
【公演にあたって】 演出家:出口典雄
シェイクスピアシアターは全国の高校生の皆様にご観劇いただきたく、新しい作品として、作家・重松清さん原作の「エビスくん」をお贈りいたします。これは「いじめ」の物語です。しかしいじめにありがちな暗い物語ではありません。やさしさに充ち、どこか切なく、懐かしく、ユーモアに溢れた物語です。いじめられる者といじめる者との心の交流の軌跡を、深く見事に描ききった重松清さんの原作の精神を、シェイクスピアシアターは全力を傾けて、大切に舞台に移し変えていきます。 いま、私たちに最も必要とされているのは、立場の違う人間への深い理解と共感であると思われます。そこから他者への本質的なやさしさが生まれてくるように思われます。他者の受容がはじめて可能になると考えられます……。舞台には空があり、教室があります。海があり、病院があります。シェイクスピアシアターは「エビスくん」をただの「いじめ」の物語としてではなく、やさしく、切ない愛の物語として、宇宙的な拡がりの中に描いていきます。そこにシェイクスピアに30年にわたって専念してきたシェイクスピアシアター独自の舞台感覚が活きています。シェイクスピアシアターは「エビスくん」の上演によって、高校生の皆様の胸の奥深く、忘れがたい感銘を残したいものと、心より願っております。
| 【あらすじ】 転校生エビスくんはひろしを執拗に苛めます。ひろしは同級生たちが見守る中それを必死に耐えます。ひろしには生まれつき身体の弱い妹がいました。ひろしはエビスくんにある重大な秘密を隠していたのです…。 |
【上演実績】
2011年 桐蔭学園 鵜川メモリアルホール 2009年 共愛学園中学校・高等学校
2009年 紀伊国屋ホール
2006年 愛知県立岡崎商業高等学校
2005年 宮城県涌谷高等学校
2005年 岐阜県立岐阜各務野高等学校
2005年 俳優座劇場
2004年 俳優座劇場
他
【生徒の感想】
●面白かったです!叙情的なところが効果的に使われ、笑っているのに涙が出たりしました。男の子の友情とか、クラスメイトの微妙な関係とか、よく描かれていました。人の心を描いたとてもよい作品だと思いました。(大学一年)
●古くて新しい問題、いじめ、友情。感動的な舞台でした。(社会人)
●ひろしをいじめるエビスくんですが、その中でも二人の友情が伝わってきました。(中学三年)
●学校が舞台ということで感情移入しやすく、面白かったです。(高校二年)
●エビスくんとひろしが本当の友達になっていく過程はひろしにとってつらいことばかりでしたが、病院でエビスくんが「おれたち親友です」と言った言葉には感動しました。(高校一年)
●ひろしくんの「エビスくんも浜ちゃんもみんな好き」という台詞には共感できました。言えなくなってしまうんですよね。(社会人)
●笑いあり、涙ありでとても良かったです。目には見えない深いつながりというのは、なかなかなれるものでもなく、出会えるわけでもなく、難しい人間関係ですね。人と人のつきあいや出会いを純粋に素敵なものだと感じました。(社会人)
●それぞれがさわやかに、そして力強く演じられていました。身近な出来事のような気がしました。感動しました。(高校二年)
●どう終わるのかドキドキしました。(中学二年)
●重松清さんのほのぼのとした暖かさに、身体中が優しく包まれました。(高校三年)
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