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品 種 | マメ科。 南アメリカ原産で、ヨーロッパ、アジアなどに伝わったのは17世紀ですが、その後の200年間で世界中に急速に広まりました。 豆が大きく、皮が柔らかくて調理しやすく美味。 また若サヤ(さやいんげん)も美味しいというのが人気の理由でしょう。 |
原産地 | 南アメリカのメキシコ近辺。 メキシコのテワカン渓谷の洞窟で発見されたインゲン豆は栽培された品種で紀元前5000年頃のものと考えられています。 コロンブスによる新大陸発見にともなってヨーロッパに伝えられました。 日本には明の僧(後の隠元禅師)が1654年に持ち込んだので、 隠元豆という名が付いたと言われています。(しかし隠元が持ち込んだのは本当は藤豆だとも言われています。 関西地方ではこの藤豆を隠元豆と呼び、逆に一般にインゲン豆と呼ばれているものを藤豆と呼んでいます。) |
種類 | 非常に多くの種類があり、日本で知られているものは200種類。世界中では1,000以上の種類があると推定されます。
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旬 | 長く保存できそうな豆類ですが、じょじょに枯死する豆が増えてきます。 特にインゲン豆は皮が柔らかいので水分が蒸発しやすく、水につけても戻りが悪くなるので、 収穫された翌年の梅雨時までに食べきるようにしましょう。反対に採れたての豆は含まれる水分の量にバラツキがあって 煮ムラが出るので、採れてから2ヶ月ほどたってから使うようにします。 つまりインゲン豆の旬は12月から翌年の5月まで。正月料理はちょうどこの旬の豆を使っているのです。 |
成分 | 豆類の成分についてはこちらをごらんください。 |
生産量 | 世界全体での生産量は2千万トン程度。自家消費も多いので正確な数字はつかめません。 日本での生産量(乾燥豆)は2001年に24,000トン。ほとんどが北海道産です。 |