たいらぎ

ほのかな甘味に奥行きのある香り。帆立貝の貝柱よりも歯ごたえがあるのが特徴です。 殻の長さが30cmにもなる大きな貝で、貝殻の内側は暗い青緑の上に虹色がのった美しい貝です。 漢字では Tairagi_Kanji という字を あてますが、"玉"は玉のように素晴らしいという意味、 Tairagi_Kanji (ヨウと読みます)は、一文字でもたいらぎの意味。また、たいらぎの殻で作った装飾品の意味もあります。 Tairagi

品 種 ハボウキガイ科。平貝(たいらがい)とも呼ばれます。寿司屋でハシラと言えばタイラギの事。 東京湾以南、九州までの内湾の砂泥底に、貝殻の尖った部分を下にして砂泥に突き刺さった形で潜っています。 普通は貝柱だけを食べます。ホタテと違って実は大小2つの貝柱があり、このうち大きい方だけを食用とします。 貝殻が割れやすく、また割れると値が下がるという事なので、産地で貝柱だけはずして流通するものもありますが、 殻付きの方がやはり鮮度は良いようです。
産地と旬 岡山の倉敷近辺が有名。この他、伊勢湾、香川で採れますが、最近は韓国からの輸入物が多くなっています。 旬は12月〜3月。夏場は冷凍品の方が無難。
調理方法 生のまま刺身で食べるのが一番。新鮮なものは、さっとあぶっても美味しい。  
有明海のたいらぎ 「有明海の諫早(いさはや)湾干拓工事(89年工事開始。97年4月水門閉鎖)が原因で、 それまで大変豊富に採れた有明海のたいらぎが死滅したのではないか」と、 干潟の干拓の海洋生物に与える影響が真剣に議論されるきっかけとなった象徴的な貝です。 いつの日かの復活を祈っています。  


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制作日:2004年5月29日
上田 泰久