どんこ(エゾイソアイナメ)

Donko 三陸の冬の味覚。どんこ汁のどんこです。ブヨブヨと脹れた腹と不つり合いに貧弱な尾、 どす黒くヌルヌルした肌はどう見てもおいしそうには見えませんが、 淡白でトロッとした白身のおいしい魚です。特に冬は脂がのり、大きな肝もアンコウに比較されるほど美味。
気仙沼では恵比寿講(大漁や商売繁盛を祈願する恵比寿・大黒の祭り)に供えられる大事な魚だそうです。 最近は東京の魚屋でも見かけるようになりました。

品 種 タラ目チゴタラ科。標準和名はエゾイソアイナメですがアイナメとは全く違う魚です。 (エゾアイナメも別種の魚です。)下あごにヒゲが一本あるところからもタラの仲間だと納得します。 味もタラに似ています。
北海道南部から東シナ海にかけて、海岸近くから水深600mぐらいまで広く分布する魚で、 延縄や底引き網などで漁獲されます。深海で産卵すると推測され、6〜7年かけて50cm程度まで成長します。
産地 と旬 北海道や相模湾でも採れますが、三陸を中心とした東北の太平洋側で好まれる魚で、 脂がのる11月から2月が旬です。恵比寿講の時期(11月下旬)にかけてどんどん美味しくなり、同時に 値段も上がっていくという話です。
調理方法 どんこ汁:ウロコを取ったら内臓も含めてブツ切りにして、味噌仕立ての鍋に入れます。野菜は人参、大根、 ネギ、ゴボウなど。
丸焼き:エラ穴から内臓を抜き、肝を味噌とあらく混ぜてまた腹の中に詰めて焼きます。  
コメント 頭の部分にも肉が詰まっていて大変美味しいです。 身体の肉は頭に近い部分よりも尻尾に近くなるほうが脂がのって美味しいように思います。  


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制作日:2002年1月21日
上田 泰久