ふきのとう(蕗の薹)

Fukinotou 雪解けを待たずに顔を出す春の使者。一番早くでてくる山菜です。独特の香りとほろ苦さが春の息吹を感じさせます。 「春の皿には苦味を盛れ」と言います。 冬の間にたまった脂肪を流し、味覚を刺激して気分を引き締めて一年の活動をスタートさせます。 冬眠から目覚めた熊は最初にフキノトウを食べるとか???
フキ(蕗)のページも合わせてごらんください。


品 種 キク科フキ属の多年草。日本原産の山菜・野菜です。 詳細はフキ(蕗)のページをごらんください。 フキノトウはフキの花のつぼみで、まだ葉が出る前にフキノトウだけが独立して地上に出てきます。 寒さに耐えるように、ツボミを何重にも苞(ほう)が取り巻いています。 採らずにいるとあっという間に茎が伸びで花が咲きます。 遅れて、地下茎でつながっている葉が出てきます。
特産地と旬 全国の山野に自生しています。日陰気味で湿気の多い所を好むようです。 旬は場所によって違いますが、関東近辺の平地では2月から3月。山地では3月から4月です。
食べ方 てんぷらは低めの温度で揚げるのがコツで、揚げているうちにツボミが開くと苦味がとれます。 また、せん切りにして味噌汁の実にしたり、煮浸し、油いためなどにします。 フキノトウ味噌−フキノトウ4個を熱湯で1分ほどゆでてから水にさらし、みじん切りにして水気を絞ります。 味噌大さじ2、ミリン大さじ1、酒大さじ1、砂糖小さじ1を混ぜて鍋で加熱し、 冷ましてからみじん切りにしたフキノトウと混ぜる。 手間がかかりますが、みじん切りにしたフキノトウをすり鉢ですって使うと上品な味に仕上がります。
苦さを楽しむ山菜ですが、下記のような物を選ぶと苦味が少ないようです。
・ 暖かい南の産地の物。
・ あまり成長していない小さなツボミ。
・ 採れたてのもの。
どうしても苦味を抑えたい場合はゆでてから水にさらしてアク抜きをしますが、同時に香りも失われます。 また、油で炒めると苦味はかなり少なくなります。


食材事典のホームへもどる



制作日:2002年4月14日
上田 泰久