いしもち - しろぐち

Ishimochi

少し食べると、もう一口食べたくなる。ちょっとクセのある味とネットリとした舌触りで後を引く味。 大きな浮き袋は中華料理の珍味です。

品 種 ニベ科。関西ではシログチ、またはグチと呼ばれます。同じニベ科のニベと大変良く似ていて、 釣り人の間では磯釣りでよく釣れるニベもイシモチと呼ばれています。(イシモチは少し沖合いにいるので船釣りの対象です。) ニベとの違いはエラブタの上の黒い斑点です。
東北以南、東シナ海、インド洋まで広く分布する熱帯・温帯性の魚で、水深40〜100mの砂泥地に群れになって泳いでいます。 3年で27cm程度の成魚になりますが、寿命は10年程度、最大で60cmになるそうです。 初夏の産卵期になると大きな浮き袋を使ってグウグウと音を出し、これが愚痴(ぐち)を言っているように聞こえる所からグチと いう名前になったと言います。 頭部に炭酸カルシウムの耳石(じせき)(1〜2cm)を持っているのでイシモチと言われます。
イシモチの旬は5月〜7月、ニベの旬は11月〜2月と書かれていることが多いのですが、 私はイシモチも冬の方がクセがなくて美味しいと思います。
調理方法 ほんの少しですが苦さと磯くささがあり、焼き魚よりは煮魚に向いています。 唐揚げが美味しい。甘酢あんかけもいいですね。 すり身にすると粘りが出るので練り製品に向き、高級カマボコの原料になります。 中華では浮き袋を乾燥させて食材として使います。(魚肚(ユイトウ)料理)  


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制作日:2002年8月18日
上田 泰久