色々な食べ方ができる、おいしい魚です。刺し身も絶品。煮魚、鍋物、酒蒸し、粕漬け、干物も美味です。 (写真はウロコ、エラ、ハラワタを取って処理した状態) |
品 種 | 水深200m〜800mに棲む深海魚で世界中の暖海域にいますが、日本では茨城県以南の太平洋側に分布しています。 昼は水深300mより深いところにいますが、夜になると200mぐらいまであがってくるそうです。 大きな目は深海での視力を確保するためです。14年以上と長生きで、体長50cmに達します。 標識による調査で泳ぐ力も相当あることがわかっており、大漁の時とそうでない時の差が激しいので、 群れで回遊する魚ではないかという噂もありますが、詳しい生態はわかっていません。 |
産地 と旬 | 相模湾、駿河湾、及び伊豆七島の名産として知られますが、房総半島の勝浦沖のものも 通年脂がのっていておいしいと評判です。旬は12月から3月です。 |
調理方法 | 煮物、鍋物など、火を通しすぎないようにして、とろっとした食感を楽しみましょう。 ややにおいがあるので、塩焼きには向きません。 |
市場 | 1999年に全国で2,542トンの漁獲があり、静岡県でこのうちの43%、1,100トンが水揚げされています。 次は高知県で21%、3位は千葉県の12%です。消費の方はなぜかほとんどが関東地方で、 他の地域ではあまり食べられないようです。 |
コメント | 姿形と色の美しさもあって、関東では縁起物扱いされています。年末年始は値が上がるので、 2月に入ってから買うといいでしょう。 |