のびる(野蒜)

Nobiru ツーンとする香りとちょっとヌルッとした食感が春の刺激です。古代から食べられていた野草で、 胃腸を丈夫にし体を温める効果があると言われます。味噌との相性が抜群。
(写真のノビルは東京港区で採りました。)


品 種 ユリ科の多年草。野蒜とは野に生える蒜(ひる)という意味で、蒜はネギ属の総称です。
昔はニンニク、ニラ、ネギ、ラッキョウと共に五葷(ごくん)に数えられていました。 (葷(くん)とはネギ属の古名です。) 6月頃に白い花を付けるのですが、ツボミが咲かずにそのままムカゴになってしまうこともあります。
産地と旬 全国の野原、河原の土手などに自生しています。4月から6月。
食べ方 球根の部分を生のまま味噌を付けて食べます。天ぷらにしてもおいしい。 茎の部分もニラやネギのような食べ方で食べられます。


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制作日:2002年4月28日
上田 泰久