(写真はヤマトシジミ) |
産地と品種 |
北海道を除く全国に分布しています。
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旬 | 1月から2月の厳寒期の”寒シジミ”と8月の猛暑の”土用シジミ”が旬と言われています。ヤマトシジミの場合、 宍道湖では厳寒期が身が肥っていて旬、十三湖では冬はシジミが砂にもぐって採れず、夏が旬です。 春と秋には身が痩せて味もボケてくるようです。食べる側の人間の方も、 厳寒期や猛暑の季節になると泥臭い刺激を欲するようになるのかもしれません。 |
成 分 | タウリン、アスパラギン酸、コハク酸が豊富に含まれています。ミネラル分も多く、特にカルシウムはアサリの4倍、 牛乳の3倍、各種ビタミンもウナギに匹敵します。 |
調理方法 | 色の薄い貝ほど泥臭さが少ないです。真水で3〜4時間、砂抜きをします。砂抜きをしっかりするほど泥臭さも減ります。 また、米を洗う要領で貝をゴシゴシと洗いましょう。時間がかかってめんどくさいですが、しっかり洗えば味が澄んで きます。味噌汁の具が一般的ですが、十三湖近辺では味噌3割、塩7割ぐらいで吸い物と味噌汁の中間のようなシジミ汁 にします。このシジミ汁をご飯を炊く時の水の代わりに入れて炊きあげるシジミの炊き込みご飯もおいしいです。 |
コメント | 水質のバロメーターですね。”シジミを増やそう”をスローガンに自然保護や水質浄化に取り組んでいる自治体もあります。 最近は中国や台湾からの輸入物も増えてきましたが、それら外来種の投棄による繁殖が問題になってきています。 色々な意味で日本の生物について考えさせられる貝です。 |