ぎんなん(銀杏)

Ginnan つややかで半透明の深い緑色、ねちねちした歯ざわり、香ばしい木の香りとほろ苦い野生の味。 都会に住む私たちへの自然からの贈り物です。

鎌倉の鶴岡八幡宮では、有名な大銀杏(おおいちょう)があるせいか、露店で焼きぎんなんを売っています。 アツアツの殻を苦労して割って中身を食べるのは最高ですね。

品 種 イチョウの種子。イチョウの木は古生代末期に出現。 今から一億5000万年前のジュラ紀には世界中に大規模な森林を作るほど栄えていましたが、 その後滅んだと欧米では考えられていました。しかし日本に存在するという事が知られ、 ダーゥインはこれを「活きている化石」と呼びました。樹皮のコルク質のおかげで害虫や火災にも強いのが特徴です。 コルク質に水を含んでいるので火事になると木から水を噴出すそうで、 大火の時に水を噴出して周りの人を救ったという水噴きイチョウの伝説が日本各地に残っています。 イチョウには雄の木と雌の木があり、10月頃に雌の木に実がなります。 オレンジ色の実の中の硬い殻に守られた胚乳がぎんなんです。
特産地 原産は中国。日本全国に植わっています。(ほとんどは人間が植樹したもの)
10月頃の採れたてから3ヶ月間ぐらいがおいしいです。半年も経つと実が縮み、 黄色くなって弾力も無くなって味が落ちてきます。
調 理 ゆでる場合:まず、ペンチなどで殻を割って中身を取り出します。薄皮が付いたまま、 浅い鍋にヒタヒタの水を入れてゆでながら、玉じゃくしの底で転がすようにして薄皮を剥いていきます。
焼く場合 :軽く殻に割れ目を付けておいて、フライパンで空炒りするかオーブントースターで焼きます。
食べ方 焼いたぎんなんをそのまま食べてもいいし、茶碗蒸しやガンモドキのパーツに欠かせません。 ぎんなんの入っていない茶碗蒸しは、食べる者の期待を裏切りますよね。


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制作日:2000年3月25日
更新日:2003年7月7日
上田 泰久