じゅんさい

寒天状の膜に包まれた繊細な形。プリプリする歯ごたえ、ちょっと泥臭い野生の香り。 この絶妙な取り合わせがじゅんさいの魅力です。限られた沼に生える睡蓮科の植物 の若芽だけを摘んで食べる贅沢です。

Jyunsai Jyunsai

品 種 昔はヌナワ(沼縄)と言いました。睡蓮科の多年生水草。湖沼に自生する睡蓮のような草 の若芽を食べます。
特産地 日本では本州と北海道に自生しています。京都の深泥池と北海道の大沼公園の中にある 小沼はじゅんさいが密生していることで知られていましたが、近年の水質汚染で減って きているようです。現在の生産量では秋田県の山本町が日本で一番です。
関西ではごく小さいうちに採取して繊細な舌ざわりを楽しむのに対して、それ以外の地方 では、少し大きくなってから採取してプリプリした歯ごたえも楽しむようになっています。
西アフリカやオーストラリアの温帯地方にも生育しているそうですが、食用にしているの は日本と中国だけです。
生のじゅんさいは6月から8月にかけて出回ります。古事記では初夏の季語になっています。 湖沼に小船を浮かべてじゅんさいを採る風景は、初夏の風物詩になっています。
食べ方 生のものは、熱湯で2〜3分湯がいて使います。汁の実や酢の物。わさび醤油にも合います。


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制作日:2000年3月25日
上田 泰久