納豆(糸引き納豆)の栄養と効用

たんぱく質 大豆は他の豆類に比べてもたんぱく質の含有率が高く、35.3%に達して いる。しかも、納豆菌の出す酵素によってたんぱく質の50%が水溶性になっており、 消化効率が80%にまで高まっている。
植物性脂肪 大豆は植物性脂肪(不飽和脂肪酸)が多く含まれている。特に、コレステロールの分解能力 の高いレシチン(不飽和脂肪酸、ビタミンBの一種であるコリン、リンが結合したもの。 リン脂質)を多く含んでいる。
必須アミノ酸 米には十分に含まれていない必須アミノ酸のリジンが大豆には豊富に含まれている。
ビタミン類 成長を促進するビタミンB2をはじめとするビタミンB。活性酸素を消去するビタミンE。 カルシウムとたんぱく質が結合するのを助けるビタミンK。
ナットウキナーゼ 納豆菌が作り出す酵素。固まった血液(血栓)を溶かす効果がある。
SOD スーパーオキシドジスムターゼ。活性酸素を消去する。
その他の酵素 プロテアーゼ(たんぱく質の分解)、リバーゼ(脂肪を分解)、アミラーゼ(でんぷんを分解)、 セルラーゼ(繊維質の分解)
その他 ジピコリン酸(抗菌作用)、イソフラボノイド(カルシウムの流出を防ぐ)、ダイズサポニン(動脈硬化抑制)、 セレン(抗がん作用?)


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制作日:2000年3月5日
更新日:2002年2月16日
上田 泰久