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テレビの「ルパン三世」にもそんな話があった。結末でルパンはコンピューターの裏をかいて逃走し、警察のおエラ方が「なぜコンピューターの予想通りにならんのだ〜」と嘆くのだが、こんなの今の子どもには通用しまい。コンピューターが万能なはずがないのは今では常識。神通力が失せてしまっているのだ。 映画のウーパーマンにもコンピューターが敵役の話があったっけ。自分で発電までしまう悪役コンピューターが出てくる。もともと荒唐無稽を売りものにしたシリーズだが、もしかするとこれがコンピューターの神通力を頼りにして作った最後の映画かもしれない。 |
コンピューターが意志をもちはじめるというのもある時期流行だったパターンだった気がする。たいてい核ミサイルなんかを制御するコンピューターが意志をもって人類を支配しようとする。なんにせよ、当時のよからぬ奴はすぐ「人類を支配」したがるのだった。さてこの場合、コンピューターが意志を持ったことをどう表現するかが作り手の腕の見せどころとなる。こういうコンピューターは言葉をしゃべったりするのだが、安っぽい映画だとそれまで普通の機械だったくせに、いきなり「オ・マ・エ・タ・チ・ニ・ン・ゲ・ン・ハ…」なんてしゃべりはじめたりして面白い。意志を持つことと発声機能とはぜんぜん関係ないと思うのですがね…。 |