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<12>とげぬき地蔵尊縁起

ここに掲載する
「高岩寺・地蔵尊縁起霊験記」
(「とげぬき地蔵尊高岩寺誌」より・口語訳)
は享保13年(1728)、小石川の
田付又四郎氏が自筆でしたため、尊像と
共に高岩寺に献納したものである。

この霊験記には、二つの具体的な霊験が
記されている。

一つは、正徳3年(1713)、田付氏の妻
が怨霊にとりつかれ、夢の中で授けられた
印像で作った一万体の印影のおかげで
病気が治ったということ。

享保13年、高岩寺に献納された霊験記
二つめは、正徳5年(1715)、毛利家の
御殿女中が誤って飲み込んだ針を、
御影のお陰で吐き出すことが出来た
ということ。

田付氏の献納により百万人講による
本堂改築も無事完了した。

以後、重病・難病の者は、この御影
(おみかげ
)を頂くと平癒するというので
印像地蔵、延命地蔵の名で江戸市中に
知られるようになった。

現在では、毎月4日・14日・24日の縁日
には大勢の善男善女が訪れる。
田付又四郎氏自筆の縁起
  
<バックナンバー>1995.7月号  特集 「とげぬき地蔵尊縁起」

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