★2007年4月〜9月までのスポーツコラムはこちらです★

「ざんねん!安馬ちゃん」 (9月23日)

大相撲は今日が千秋楽。
優勝争いは2敗の新横綱・白鵬と、3敗の旭天鵬(元関脇)に絞られた。いずれもモンゴル勢。

昨日はくやしかった。3敗対決となった「安馬vs旭天鵬」で、安馬が不覚にも敗れたのだ。
”猿岩石の片割れ” のような顔をした旭天鵬に...。

小結・安馬は今場所、横綱・大関陣を破り、いい動きを見せていた。
「お客さんを喜ばせる相撲をしたい」 と言っていたとおり、豪快でわくわくする相撲を
見せてくれた。
「ひょっとしたら、ひょっとするかも・・・」
優勝争いの一角に加わっていただけに、昨日の負けは悔やまれる。
くやしい、でも落とした星はしょうがない。
さあ今日勝って11勝になれば、関脇昇進もありえるかも。
そして来場所、仕切りなおしだ!


「週末スポーツ 一喜一憂」 (9月10日)

《喜》 阪神が巨人を3タテ!で気分爽快。
 ↓
【憂】 しかしテレビ中継が9時前に終了、いいとこ見れず。
     ええ加減にしろよー、日テレ。
 ↓
《喜》 大相撲初日、関脇安馬がみごとな首投げで新横綱白鵬を
    倒し、大金星。こういう一番をみると「やっぱり相撲はおもしろい」。
 ↓
【憂】 体操の世界選手権、エース冨田が昨日の種目別で
    またもや鉄棒から落下。どうした、冨田!
 ↓
《喜》 首位争いの一角、中日中村ノリが好調(打率も3割)。
   土曜日はウッズ欠場で4番を任され、期待通りの働き。打撃もいいが、
   一塁守備の際、「ライナーに飛びついて捕球、くるっと回転して着地」
   と身軽なところを”魅”せてくれた。
   このまま謙虚さ&細身をキープしておくれやす。
 ↓
【憂】 昨夜の「広島-横浜」戦。横浜・仁志の打球を、レフトの前田さんが
    処理にもたついたため、ランナーが帰り決勝点に。とほほー。

*いじょー* (憂で終わってスンマセン!)

そんな前田に惚れました〜♪ パートU 
     広島・前田2,000本安打コラムつづき」 (9月5日えるこみ

意外と世間じゃ知られていないが― 前田はなかなかカッコイイ男である。
「なんで前田のファンになったん?」 とたまに人に聞かれるが。
答えは簡単、「カッコよかったから」。
ある日の試合後、ヒーローインタビューで私の目は釘付けに・・・
いわゆる”ひとめぼれ”、それがすべての始まりだった。

今はさすがにオッサン化したが、20代の頃の若武者・前田はそれは絵になる男で。
(アップになると怖いほどイカつい顔ですが)
時はバブルの真っ最中、若い男性が軟弱化の一途をたどる時、その若武者はひと際
「男の中の男」として輝いていた。
一時は同郷(熊本)の森高千里と交際の噂があったほど(モテた)。もし彼が巨人や
阪神の選手だったら、とんでもないスター扱いを受けていただろう。
マイナーな広島カープにいたことは残念であるが、私のようなファンにとっては有難くもあった。

しかし、前田は性格に難点があった(偏屈)。
いったい、ヤツは結婚できるのか?」
これは冗談ではなく、ファンのみならずチームメイトもマジで心配していた。
一般的にプロ野球選手の結婚は早い。だがケガ続きで気難しい性格の前田は、
もしかすると一生独身で行くのか・・・。
当時、選手名鑑の「好きな女性のタイプ」欄には「鈴木保奈美」。森高と噂もあったし、
相当面食いと見た。
(面食いは当たり前っか、「スポーツ選手と医者の妻は美人」と相場が決まっているし。
 そうこうするうちに森高嬢は江口洋介氏と結婚・・・)

***
前田は右足に続き、左足のアキレス腱の手術を受けた00年。リハビリに明け暮れ、
翌シーズンも2軍スタートというとき、突然結婚を発表(29歳)。
お相手はタレントの英美さん(25)。アメリカの高校卒、某名門女子大を出たお嬢様。
雑誌JJのモデルや、航空会社のCM、テレビキャスターも務めた才媛,ときた。
前田め〜 ストイックに見えて、やるこたやってたんや!
週刊誌で見た新妻の写真は、森高や保奈美にも負けないベッピンだった。
「負けた〜」(>アホか)。
とうとう他人(ヒト)のものになった前田。でもこれほどの美人&才媛だとお手上げ、ナットク〜である。

結果的に、この結婚は非常によかった。
妻は食事療法を専門家のもとで学び、夫の体質改善に取り組んだ。
そしてケガから本格復帰した02年以降、前田は見事カムバック賞を受賞。
昨シーズンからは「打のキャプテン」を任される。性格が丸くなったと言われ、
昔では考えらなかった笑顔を見せる・・・これもひとえに、妻の影響だろう。

それでも足に不安を抱える前田は、広島での試合(ナイター)後は必ず1時間は
マッサージを受けて帰宅。アイシングを行い、食事をした後、部屋で素振り。
眠りにつくのは午前3時か4時だという。
バットを抱えて眠っている時もあるんです」 と英美夫人。
ビックリ〜!でも前田ならやりかねん。寝ても覚めても、常に野球のことを考えて
いるのだろう。こりゃ妻もタイヘンだわ。
こんな”野球一筋の夫”を陰で支える妻がいたからこそ、前田は「家族のために」と
頑張れた。ベッピンなだけではなく賢い、前田にはもったいないくらい”いい妻”を
もらったものだ。

9月1日の中日戦。2,000本安打達成の直後、5歳と4歳の息子が父とお揃いの
ユニフォーム姿で登場、大きな花輪を父に手渡した。
前田は子どもに話しかけた、
お母さんはどこにいるの?お母さんに”ありがとう”って言っといてね」。
幼い息子に託した、妻への感謝の気持ち。照れ屋の前田らしい。
2人の小さな息子よりも、おそらく妻にとっては何倍も手がかかったであろう
大きな息子・・・じゃなくって夫・前田。
きょうという日は、一生忘れることはありません」。
前田のお立ち台での言葉は、そのまま妻の言葉でもある。
英美夫人、前田がまだまだ現役で頑張れるよう、これからもあんじょう頼みまっせ!(完)

(後半、前々回の内容とダブっております、あしからず〜)

「こんな選手? そんな前田に惚れました♪
   広島・前田智徳2,000本安打達成コラムつづき」 (9月4日えるこみ)


立派な挨拶だったと思う。
こんな選手応援していただいてありがとうございます
9月1日、通算2,000本安打を達成した広島・前田智徳選手(36)のお立ち台での言葉だ。
彼のデビュー直後から10数年、一ファンとして応援していた私は、
「うん、よくできました」。ほっと胸をなでおろした。

こんな選手?」
野球を知らない方は、前田のこの表現に疑問を感じたのではないだろうか。
大記録達成を達成する選手が、なぜこんなことを言うのか。謙虚なヤツだなあ・・・と。
今回、スポーツニュースなどで前田のプロフィールを紹介するとき、決まってケガ
のことが出てくる。
ニュースではほんの30秒もあれば済む過去のケガの話も、
前田にしてみれば野球人生が断たれたようなものだった。
95年― 右アキレス腱断裂
デビュー2年目の91年から4年連続でゴールデングラブ賞。92年からは3年連続
ベストナイン。まさにこれから、というときに見舞われた大ケガ。
巨人の吉村がアキレス腱断裂で選手生命を絶たれたように、我々ファンも「もう終わったか...」
と思った。

天才打者・前田智徳。彼のファンでいること、それは誇らしいが、つらいことのほうが
多かった。 
「もし私が松井秀喜とか、(前田と同期の)新庄とか、もっとわかりやすい選手のファン
 だったら、どんなに楽な気持ちで野球を見ていられたか・・・」
もともと前田という選手はヒットを打っても満足しないし、喜ばない。(たとえホームランでも、
自分の満足するバッティングでなければ)
致命的なアキレス腱のケガは、自慢の俊足を、常に不安を抱える”ガラスの足”に替えた。
せっかく球場に広島戦を見に行っても、前田が休んでいたり、出ても途中交代が多く、
ファンも彼の足の状態に翻弄されつづけた。

おまけに、バッティング以外は興味がない”偏屈男”は、ケガでますます性格がひねくれた。
声援してくれるファンへ、つい暴言を吐いたこともある。
前田智徳という打者は死にました」と、インタビューでも投げやりな発言が目立った。
前田のファンになってしまったばっかりに、楽しさ以上に苦しみ、つらさを共に味わってきた
ファンは多い。
こういう選手を応援し続けるには我慢がいる。ファンは気まぐれだから、見捨てて他の若手選手
に目が行ってもおかしくない。

が、見捨てずに応援してきた甲斐が・・・ 今回の2,000本はそのご褒美のようなもの。
こんな選手を・・・」
この言葉の意味を、長年のファンは噛みしめる。大記録よりも、ようやく「人間的に大人に
なったな〜」と目を細めながら。



ひまじん企画 (長いので、おヒマなときにどうぞ)
「前田ざんまいの夜」 (9月3日)

先日、めでたく通算2,000本安打を達成した広島カープ・前田
やはり記録というのはすごいもんだな〜と実感。
こんなにテレビで「前田、前田」と取り上げられることはそうそうないもの。(マイナーな球団だしね)
今回こそばゆいのは、「前田智徳(とものり)が・・・」とニュース原稿など、
すべてフルネームで呼ばれる点。
「”前田”でいいじゃないか。有名な選手なんだし・・・」と思う。昨年までそうだったし。
しかし、今季PL学園高から入団した「前田健太」(桑田二世と言われる投手)がいるので、
そうもいかない。

***
9/1日(土)の対・中日戦。
広島・前田は「通算2,000本安打まで、あと1本」 と王手をかけて試合に臨んだ。
関東ではテレビ中継がないため、インターネットで経過を追いかけるしかない。
午後3時試合開始。
「しもた!(=しまった)、3時からカット(美容院)予約してた」。
しゃーない。どうせ見られへんのやし。
とことことこ・・・約1時間のカット&買い出し後、帰宅。
「そら、もう達成してるやろ〜」 とネットで経過をチェック。
しかし・・・ なんと、ゲーム終盤というのにチーム(広島)は負けており、前田は4タコ。
「こら、アカン」
さすがに”4タコ”ではなぁ。せっかく見にきたファンもかわいそうに〜 と思いつつ、
諦めていた。

それが。NHK7時のニュース、終盤のスポーツコーナーで、
広島の前田智選手が、通算2,000本安打を達成しました」 と末田アナが
伝えるではないか。
「いったい何が起こったんや!」
どうやら、チーム全体が前田のために奮起した。
8回裏に打者8人の猛攻で逆転。回ってくるはずがなかった”第5打席”が前田に
用意されたのだ。
ここで打たんと、男やないでぇ」 ってところで前田は決めた!(2点タイムリー)
歓声のなか、一塁へ駆け込む前田。やっと出た、2,000本。一塁の永田コーチから
ヘルメットをポンポンポン,と3度小突かれる。
すぐに花束贈呈。同じカープのユニフォームを着た息子2人(カワイイ!5歳と4歳)が
パパのもとに歩み、大きな花輪を渡す。
前田、腰をかがめて、息子になにやら真剣な眼差しで話しかける― 
初めて見た、「パパ前田」が我が子に教育的指導をする姿を!(ショックぅー)

あとで「うるぐす」(日テレ)を見てわかったのだが。
このとき、前田は息子にこう聞いた。
お母さんはどこにいるの?」。
息子たちは「あっち」と、あっちの方向を指差した。(当たり前っちゃ、当たり前)
続いて前田は、「お母さんに”ありがとうね”って伝えておいて」と息子に言った。
自分で言えよ・・・と思いつつ。妻への感謝の気持ちを息子に伝言するなんて、
なんかいいな。憎いよ前田・・・じーんときた。

***
その夜は当然スポーツニュースをはしごした。(ほとんど優勝モードか)
NHKと、テレビ東京「メガスポ」の2つを録画予約し、入浴。
その後、日テレ「うるぐす」を見たら、なんと前田が黒いスーツ着て(渋すぎぃ)
出てるじゃぁないの〜! (こっちもなんでかキンチョー)
現地には、前田を古くから知る地元の女子アナがスタンバイ。江川も前田を
よく知っている感じで「最近、性格まるくなりましたよね?」てな感じで質問。
とくに(先に書いた)花輪贈呈の際、息子に話しかけていた内容を聞いたのは
ナイスだった。
最後まで江川に色々聞いてほしかったが、サッカーの武田くんから横槍が。
「涙のお立ち台」のときの心境を聞かれ、前田がまたこれが丁寧に、
「チームに、ファンに申し訳ない・・・云々」と答えるもんだから、少々お通夜っぽい
モードで終わってしまった。

続いてフジ「すぽると」。こういうとき、平日(三宅アナ)でないのが悔やまれる。
しかし広島にはOBの達川がスタンバイ。前田も付き合いの長い先輩の前では
終始くだけた表情。達川も感無量なのか、ぜんぜんまともな質問には(お仕事モード
には)ならず。まあ、ナマ前田の明るいインタビューが見れただけよし、としよう。

こんなことはもう2度とないかも。優勝でもしない限り。(今のところ近い将来はあり得ない)
その後、NHKとテレ東の録画した映像を見て、まさにその夜は「前田三昧(ざんまい)」。
ファンや家族に見守られ日本一幸せな男の涙に、
「ずっと応援してきてよかった」 ただただ、彼が誇らしかった。

しかし、心のどこかで。まるでこの光景が迫り来る「引退セレモニー」のようで、
ちょっぴり寂しい気もした。
(つづく)

「6,000分の40 の重み」 (9月1日)

やった! これ書いている最中に、ニュースで速報が。
今頃広島はすごい騒ぎになっているだろうな。
(ううー、リアルタイムで見たかった。今夜はスポーツニュースのはしごや!)

***
先月、甲子園審判デビューを果たした先輩・とらさんに、
ひと言でいいから、甲子園の感想を!」
と無理なお願いをしてしまった(メールで)。
やはり、熱が冷めない真夏のうちに聞いておきたかった、図々しいとは思いつつ。
そんな私の願いに、忙しいなかとらさんは応えてくださった。
ちょうど先週、全国軟式野球大会が明石や高砂で行われていたのだが、
そちらにもとらさんは審判として召集されていた。(なんてこった! 高野連、人使い荒すぎ〜)
滋賀の自宅から高砂まで、軽く2時間以上はかかる移動時間を利用して、
こんな内容のメールを書いてくださった。

◇球場の印象
*甲子園は形状や雰囲気が独特で、自分の立っている位置が正しいかどうか
 わからなくなることがある。
*グラウンドから見ると、観客が地面から上の方までいて、夏は服装が白系なので
 ボールを見失いやすい。
*また普段であれば聞こえる周りの審判の声も全く聞こえないので、
 自分がしっかり判断して動かないといけない。

◇責任感の重さ
*全国「約6千人の中の40人」ということで、我々の一挙手一投足を全国の審判が
 注目しており、その手本を全国に発信する役割を強く意識しなければならない。

きびしいー!
手放しで、甲子園に出られて「嬉しー!」なんて言ってられないのが現実なのだ。
これからは常に「甲子園審判」という目で関係者から見られることになったとらさん。
そのプレッシャーはいかほどであろうか。
でもとらさんは、そのような立場を決して鼻にかけるような人じゃないので、大丈夫だと
信じている。しかし、中には長年どんなに頑張っても甲子園からはお声がかからない
審判さんもいるだろう。多少、嫌味を言われることはあるかもな。

最後に、こんな風に結んであった。
「充実感、達成感は格別(略)・・・日本一贅沢で楽しい思いをさせていただきました。
 次の選抜大会にも声をかけてもらえるよう頑張ります」。

奢ることなく、浮かれることなく。甲子園の余韻に浸る間もなく、疲れを癒す間もなく。
とらさんの目は、早くもまもなくスタートする秋のリーグ戦(大学)に向いていた。


「今日か明日か、二千本」 (8月30日)

「(名球会入りのための)記録なんてくだらん!」 と日頃書いていた私ですが。
やはり到達できるものなら誇らしいし、喜ばしいことでやんす! (>勝手やね〜)
というのもカープ前田(智)さんがあと3本に迫ったプロ通算2千本安打
おかげさまで連日、やんややんやとTVで取り上げてもらってます。(マスコミって記録好きね♪)
世界陸上もパッとしないし、朝青龍のモンゴル逃亡以外にこれといった話題も
ないので、プロ野球にある程度時間を割けられるのでしょう。

前田のここまでの苦労の野球人生(アキレス腱両足とも断裂、手術、復帰を
中心としたビデオ) は飽きるほど見たので「またか〜」てなもんですが。
昨夜の「報道ステーション」(たぶん)で流れた、少し前の前田インタビュー映像で、
「1500本安打を達成した時に、嫁さんが”次も見えてきたんじゃない?”
 と後押しするようなことを言ってくれた」
てな内容には、してやられました。
偏屈極まりなかったあの前田が、ほんとに賢い、ええ嫁を貰って人間丸く
なったもんやな〜と、今さらながらに安心いたしました。(寂しくもあるが...)

今夜の阪神戦、「猛打賞」であれば記録達成。うーん、どうでしょ。(BSで見れるのでできれば今夜!!)
明日以降達成なら、本拠地・広島で色んな企画(セレモニー、記念グッズ等)が
用意されているとか。
さすがに私は広島には行けないのでインターネットで記念商品を狙います。
いやあ、こんなにファンに愛されて、実に幸せな男ですな。
超ド級なほど照れ屋な前田がどんな風に喜びをあらわしてくれるのか、
しっかり目に焼き付けておこうと思います。


「世界陸上― 為末大、どん底の姿を見て」 (8月28日えるこみ)

10年前からやってる”織田裕二&中井美穂”のコンビもすっかり見慣れたTBSの
世界陸上(大阪大会)』。(当初に比べりゃ、彼らも落ち着いた=オトナになったね〜)
今回はなんといっても16年ぶりの自国開催、TBSも一層力が入っている。

リアルタイムでは見逃したが、メダル候補の一人、男子400m障害・為末大選手の
予選落ちには驚いた。
翌朝の新聞に大きく載った、彼がトラックにへたり込む姿はまさに「この世の終わり」、
見るも無残な形相をしていた。

過去2度も世界陸上で銅メダルを獲得しているただ一人の日本人選手、為末大。
そんな”プロ中のプロ”のアスリートでさえ、本番に向けて調整するのがいかに難しいかが
わかる。どこにも所属せずコーチもつけず、すべて自分自身でコントロールしていたという
為末。野球のような団体競技なら一人がスランプでもチームでカバーできるが、陸上(個人
競技)は自分の体だけが、自分の心だけが頼りである。

***
昨日本屋さんに立ち寄ると、為末が表紙を飾る雑誌が何冊も目についた。
たとえば『Invitation(インビテーション)』― 表紙には駅の改札をハードルのように
飛び越える為末の写真(おそらく合成)。
中のインタビュー記事、
為末大が語る”世界陸上大阪大会を10倍楽しく見るガイド”」 には、陸上競技の魅力や
今大会の注目選手について書かれてあり、もちろん最後には自身のことにも触れている。
僕の場合は一台目のハードルを飛ぶ瞬間を見てほしいですね。そこをトップで跳べて
 いれば、きっといい結果が・・・」。
ううっ。今回まさにスタートの一台目で振り上げる足をひっかけ、失速した。調子はまさに最悪
だったのだろう。

でも仮に、為末がすんなり勝っていたら(例えば「3度目の銅メダル獲得!」とか)、
私はこれほど彼に注目しただろうか?
「また獲れたんや〜」(=メダル獲って当たり前) と彼のことを気に留めず、通り過ぎていたかも。

今は100mで決勝進出を逃した「朝原選手の涙、家族愛」よりも、断然為末が気になる。
一人ぼっち、孤独な自己管理の失敗を露呈した彼に妙に惹きつけられる。ファッション雑誌に
出まくったあげく負けても「かっこ悪い」とは思わない。不謹慎かもしれないが、これから彼が
プロとしてどう這い上がり挽回してくるかに興味がある。
***
それにしても、為末にとって”地元(自国)開催”というのは有利だったのだろうか。
他の選手にとっても。
宣伝活動の忙しさ、メディアに出れば出るほど大きくなるプレッシャー・・・とにかくこれだけ暑いと
”地元の利”もへったくれもない。もう(クソ暑い)夏の大阪で開催するのはこれっきりにしよう。



「祝! 佐賀北高」 (8月23日えるこみ)

今週2度目の甲子園・佐賀北ネタ、これはもうしょうがない。
昨日の逆転満塁弾はまさに”奇跡”としか言いようがない。昼間テレビ見られなかった方には
申し訳ないが、あんな場面、そうめったに遭遇できまへん!

やはり古豪・広陵は強かった。
真正面からのショットが”吹石一恵”似の広陵エース・野村くんの変化球にひねられて
バットが空を切る佐賀北打線。手も足も出ない。
それでも2回から登板した佐賀北のエース、「SAGA佐賀」だけあって”はなわ”似の
久保くんは再三のピンチをしのいでいた。そのはなわ君が、自身初ヒットで作った8回の
チャンス。ま、まさか満塁ホームランで逆転するとは。

ホームラン打たれた直後の、広陵・野村投手の笑顔が忘れられない。(打たれて爽やか、吹石一恵〜♪)
彼は素晴らしいピッチャーでありながら、強豪っぽくない爽やかな風をグラウンドに残していった。

***
「優勝校、佐賀北高の選手たちをもっと見たい!」
そう思って昨夜からテレビのチャンネルを回したが、試合の映像のみ。(当然か)
以前はよくあった、優勝翌朝「宿舎からの生中継」(各局はしご)もない。
昨夜の『熱闘甲子園』(テレ朝)も意外とあっさりしたもので、
最後は『サラリーマンNEO』のように終わっていった(BGMがウルフルズの「ええねん」だった)。

昨年の今頃は「ハンカチ王子フィーバー」が爆発した頃だろうか。ワイドショーにまで斎藤佑ちゃんを
はじめ、田中マーくんや父母たちの映像が映ったものだ。
今年も「はなわ君や、バカボン市丸キャプテンをもっと見たーい」のに、
大会前ノーマークだった彼らの映像がないのだろう、ざんねん・・・。
でもこれが、高校スポーツの一競技にすぎない高校野球の正しい姿。一人の選手ばかりを
マスコミが騒ぎ立てるほうが異常だったのだ。

今回「佐賀北ー広陵」の対戦で”がばい喜んだ”のが、「佐賀のがばいばあちゃん」で
おなじみ島田洋七。佐賀出身でなんと広陵高・野球部出身。「がばい」シリーズの書籍、
映画・ドラマ化、舞台化が相次ぎ「がばい商法」ノリノリの洋七にとっては有難いカード
(講演のネタが増えたね)。まだまだボロ儲け?は続きそうだ。


「がばい強か!公立の星・佐賀北高」 (8月20日えるこみ)

昨日の甲子園、第一試合「帝京vs佐賀北」にはしびれました。なにより”守備”が
すばらしかった。

◎佐賀北の久保投手。最大のピンチに相手のスクイズを冷静にグラブトス、
 ホームで2度もアウトに。(プロでもああはいかん!)
それを受ける捕手の市丸くんも、ホームベースをがっちり守ってランナーの 
 足を入れさせない。
外野手もホームへの好返球あり、大飛球をフェンスにぶつかりながらの好捕あり。
しかし帝京も負けてはいない。上原・杉谷の二遊間は、中日ドラゴンズ”荒木・井端”ばり
 の華麗な連携プレーで観衆を「おおー!」と唸らせた。

両チームとも追い詰められた場面で、甲子園という大舞台で。日頃鍛えた成果を
いかんなく発揮していたのはすごい!
***

延長13回、「もうどちらが勝っても納得!」の試合を制したのは佐賀北
佐賀出身の友人に言わせれば、
「佐賀北が帝京に勝ってベスト4に残ったのは奇跡だ!」。
こういうのを佐賀弁で、
「がばい不思議かばってん、なしこがん強か?」
と言うらしい。
だって野球推薦や特待生とは縁のない公立高(県立)。選手はおそらく佐賀出身者だけだろう、
その名字からもわかる。(市丸、副島、馬場崎、井手・・・などは佐賀に多い名字)
体つきも強豪帝京とは違って、ひょろっと細い子が目立つ。

でもなかなか個性派揃いで魅力的なチームだ。ふてぶてしいほど冷静なエース・久保くん。
漫画『キャプテン』にそのまま出てきそうなキャラの市丸キャプテン。
ジャニーズJr.のように愛くるしい、サヨナラ打を放った井手くん(ピッチャーなら「なんとか王子」と
言われそう)・・・等々。

過酷な延長戦で一試合ごとに強くなってきた佐賀北ナイン。今度はどんな試合を見せてくれるか?
明日の準決勝が楽しみだ。

*追記*
166球投げて惜しくも敗れた、帝京のサウスポー・垣ヶ原くん。試合中も表情を変えず、
負けても号泣しないクールな左腕、キミは実にプロ向きだ。
うん年後、プロ野球で会えるかも・・・日ハムあたり? と勝手に予言しておきましょう。


「耳で楽しむ甲子園」 8月13日えるこみ(+おまけ= 校歌音源)

連日甲子園で熱い戦いが繰り広げられている高校野球。
なかなかテレビの前で試合をじっくり見ることはできなくても、
耳から熱戦を感じとっている方もいるのでは。たとえば、こんな風に・・・。

試合の途中、時おり球場で流れる大会歌『栄冠は君に輝く』を
 今年歌うのはサーカス
 サーカス、まだおったんや(失礼)。昔のヒット曲『Mr.サマータイム』のおかげで、
 夏のイメージがあるんかも...。

♪♪試合後、勝利校の校歌斉唱。「ああ〜PL とわの学園〜」など耳に馴染んだ
 甲子園常連校の校歌を聞く機会も最近は減ったが。
 週末、「おおっ,これってド演歌?」てなイントロに驚いた。西東京代表創価高の校歌だ。
 歌が始まると演歌というより、もろ軍歌。短い歌であっという間にワンコーラスが終わって
 しまった。(今度勝ったらぜひ聞いてみて〜 もちろん、上の音源も...)
 校歌には校風、その土地の風物詩など個性が出ていておもしろい。

♪♪♪各校アルプススタンドの応援、ヒットマーチは時代が変わってもあまり変わらず、
  ピンクレディーの『サウスポー』 『すきすきアッコちゃん』などは不動の人気。
  そこで私が一曲、新しいヒットマーチを提案しよう。ムーディ勝山が”陣内&紀香披露宴”でも
  披露したあの歌、『右から来たものを左へ受け流すの歌』だ。
  どうです? ピッタリでしょう。「左へ打ち返す〜♪」なーんて、替え歌もOK。

いじょー、耳からも楽しめる甲子園でした。(ネタだぶっててスンマセン!)。


「夢の甲子園デビュー」 (8月11日)

今年の甲子園で大会歌『栄冠は君に輝く』を歌うのはサーカス
なかなかしぶといグループやね。昔のスマッシュヒット『ミスターサマータイム』の
おかげで、夏のイメージがあるんかな。

***
(前回書いた)とらさんが、ついに昨日甲子園デビュー。選手として果たせなかった夢を、
審判としてみごとに果たされた。
それは昨日の第2試合、「神村学園(鹿児島)vs 金光大阪」の試合。なんといきなり
甲子園の地元・大阪の試合を担当されたのだ。

知ったのは昨日の早朝。朝刊のスポーツ欄「きょうの試合」の第2試合のところに
とらさんの名前(倉谷)を見つけた。すぐにとらさんの後輩清水哲くんにメールで
知らせたところ、「すごい、絶対見ます!」。
先輩の甲子園出場を喜んでいた。

〜テレビ観戦〜
第2試合開始の挨拶― 両校の選手と並んで挨拶する、審判陣。
スタメン選手のアナウンスに続いて、審判紹介のアナウンス。
さんるい、くらたに
電光掲示板に光る、
倉谷の文字。

すごい、やったあ。ご家族も喜んでいるだろうな。

デビュー戦は3塁塁審まず最初はそうなんだろう。初めての甲子園、まずは球場に
慣れるところから始まるはず。
3塁というのは― そこまでなかなかランナーが進まない。クロスプレーも少ない。
多いのは、(3塁線の打球)フェアかファールの判定だ。
ファール!」と両手を高くあげる、きびきびっと。
力強く、「
アウトー!」。終盤8回に走者が滑り込むシーンがあった。
フェアー!」 片手を水平に突き出した9回表・・・。
普段はなにげなく見ていた1つ1つのジャッジ。意識して見ると、どのジャッジもカッコいい。

「とらさんは初舞台で緊張しているんだろうか?」
「グランド上はさぞ暑いだろうな。3回が終わったとき、お水をもらって飲んでいたけれど。
 一試合、2時間以上グランドにいると、2キロくらいは痩せるのだろうか?」
「ずっと神経を集中させて、大変だろうな・・・」
「3塁付近から、はじめての甲子園はどう見えた?」 etc.
と聞いてみたいことは色々ある。

この試合、金光大阪が逆転負けした。ああ残念。
試合後の校歌斉唱、球児の後ろに並んで校歌を聞く審判陣。
今まで意識したことがなかった、審判も一緒に勝利校の校歌を聞くなんて。
校歌を聞くとらさんの顔は神妙だった。
(まだ緊張してます?今日のジャッジで反省する点があるのかな。それとも、
 地元が負けて残念な気持ちからか・・・)

「投手が試合を作る」 とよく言うが、その前に審判が試合を取り仕切っている。
プロ野球の審判と違って(失礼)、審判が絶対である高校野球。だから、少しのミスも
許されない。完璧で当たり前。ボランティアの割には大変な役割だ。

***
大阪代表・金光大阪は、話題のスラッガー・大阪桐蔭中田を決勝で抑えての
甲子園出場、かなり期待されたが・・・。PL野球部出身の清水哲くん曰く、
「金光は負けるんじゃないかなーと思っていた」。
というのも、金光・植松投手が中田を抑えられたのは、
「適度のスピードと荒れ玉のせい。中田にはボール球に手を出す癖がある」
とのこと。なるほどね〜。

金光のエース植松くんは、桐蔭中田くんに「優勝してくれよ」 と言われていたという。
優勝どころか、初戦敗退で涙する植松くん。
謝りたい。他の大阪の球児にも」 
187校の頂点に立ったら立ったで、そのプレッシャーも相当なものがあるのだろう。


*余談*
甲子園初日から、とらさんがいつ登場するかわからなかったので、審判さんに
注目していたが、よほど太った人以外は皆とらさんに見える= みーんな、同じに見えた。
あのユニフォーム(半袖シャツ+グレースラックス)のせいもあるが、
一人一人の動きも似ているのだろう。ありゃ相当、訓練されてますな。


「朗報」 (8月7日)

今夏から甲子園で審判することになりました。」

す、すごい。ついにやったぜ、とらさん!
先週末、大学の先輩で関西の大学・高校野球で審判をしているとらさん(←6月14日付
「審判という生き方」参照) から久々に、しかもこんな嬉しいメールを頂いた。

いつかは甲子園で・・・ という夢を持ちつつ、春秋のリーグ戦を中心に
仕事の合間をぬって地道に審判を続けていた、とらさん。
こんなに早くチャンスが訪れるなんて! そのジャッジぶりが「行ける!」と
評価されたのだろう。
明日開幕する甲子園。とらさんが何日の第何試合目に登場するかはまだ
知らないが。その晴れ姿、注目したい。


「監督の告白」 (7月28日)

知らなかった。今年の春高野球部が史上最弱のチームだったなんて・・・。
先日、野球部長の高畑くんが「今年は自力がなくって・・・」と言っていたのは
ほんとに本音だったんだ。

昨日日記にも書いたが、高校野球大阪大会5回戦で敗れ去った
わが母校、春高野球部。
毎試合、「野球部応援の掲示板」に神前(かみまえ)監督みずから
試合の「結果報告」を書き込んでおられた。試合展開、チーム状態も含めて
よくわかり、興味深かったのだが。
ラストゲーム、26日の「結果報告」には、いたく感動させられた。
これは春高OBのみならず、高校野球が好きな方にはぜひともご覧いただき
たいので、私の抜粋記事ではなく、ぜひ監督の言葉のまま(原文で)お読み
ください↓。
大阪府立春日丘高校野球部応援の掲示板 (NO.1753 「5回戦 結果報告」です)

特待生問題、越境入学が何かと問題になっている高校野球だが、
ここに本来の”高校野球のあるべき姿”を見た気がする。
神前さんのような素晴らしい指導者に出会えた部員たちは本当に幸せ者だ。



「25年ぶりの観戦」 (7月23日)

週末、所用で帰阪した折、母校・春日丘高校野球部の甲子園予選を観戦した。
21日、豊中ローズ球場で行われた高校野球大阪大会3回戦、春日丘vs大商学園

こんな球場もめずらしい。飛行機が着陸寸前の 豊中ローズ球場。

観戦は実に25年ぶり。
25年前といえば― 春日丘高校(以下、春高《かすこー》)が激戦の大阪大会を勝ち抜き、
私立強豪のPL学園、近大付属を破って甲子園に初出場した年だ。

当時”帰宅部”だった私は、高1のときから予選を観に行っていた。
高2になると、まるで”追っかけ”か”親衛隊”のように女子4人組で
万博球場の金網の裏から「かっとばせー」などと声を発したりしていた。
他には誰もいなかった。皆それぞれ、自分のクラブ活動で忙しかったのだろう。

たしか高2のとき、現在の監督でもあるOBの神前監督が就任。
着実に力をつけていった春高はエース田宮くんを擁し、思い切りのいい
機動力野球で大阪大会を制す。在学中に甲子園に行けたことは
素晴らしい思い出となった。
それ以降、毎年7月になると 「今年こそは、2度目の甲子園だぁ!」
と陰ながら祈っていた。

「監督のノック姿に涙」
「いざ応援!」 と球場へ着くなり、そわそわ。なにせ25年ぶり(>しつこい!)、
母校の試合を観るのは。
胸に「春日丘」と縦に書かれた選手のユニフォーム姿を見るだけでわくわくしてくる。
(あれ?文字がオレンジ色。昔は真っ赤だったような・・・記憶違いか?)
試合前、春高のノック時間。神前監督が内野守備のノックを始めた。

25年前― 当時 ”青年監督”と人気を博した神前監督がそこにいる。
四半世紀もの時が流れたはずなのに、昔と変わらぬ監督の姿にじーん。
懐かしさで胸がいっぱい、目頭が熱くなった。

「昔と変わらぬ 春高野球」

    試合前、両校整列して挨拶 (手前が春高ナイン)。

1回表から、春高の積極的な攻撃には目を見張った。
1番細谷くんはヒットで出ると、すかさずスチール(成功)。
2番山本くんの送りバンドに続き、3番尾辻くんもセーフティ気味の送りバンド・・・と、
「ランナーが出たら、早いカウントで盗塁・バンドをして先の塁を狙う=相手を揺さぶる」。
これは”高校野球の基本”であると同時に、25年前の春高野球のスタイルを
踏襲しているな〜 と感じた。(すんません、偉そうに...)

「試合経過」
1回表(春高): 前述した積極果敢な攻撃も、結局はランナーを無駄死にさせてしまい、後味悪し。
4回表(春高): 四球、盗塁、バンドを絡め、最後は「おまえはいい男〜♪(後述)」の中澤くんの
          タイムリー2ベースで1点先制(1−0)。
4回裏(大商): 内野安打2つ、さらにキャッチャー前バンドがフェアと判定され、1アウト満塁のピンチ
          を迎えるが・・・倉内投手が踏ん張って0に抑える。
6回裏(大商): 2ベースと四球2つで満塁。走者一掃の2ベースを打たれて(1−3)と逆転を許す。
          ここで、「あーあ。もしかしたら・・・」と不安がよぎる。応援団も心なしか元気がない。
          こんなときこそ、声を出そう!と言いたいが、さすがにオバチャンも出しゃばる勇気はない。

7回表(春高): 1アウト後、澤田くん四球。梶山くん2ベースヒットで1アウト2,3塁。代打伊東くんが
          初球をたたいてタイムリー(2−3)。
          続く細谷くんもタイムリーヒットで同点(3−3)。
          次に山本くんの3塁線のバンドがエラーを誘ってタイムリー、逆転!(4−3)。
          もう1点追加し(5−3)となる。

7回裏より、春高は投手が交代、五代くんがリリーフ。8回はランナー2人を出すが0で抑える。
双方とも最後まで粘りを見せ、9回は1点ずつ追加し・・・
やったぁ!」 結局6−4春高が勝利を収めた。(4回戦進出!)

地方大会でも、勝利のときには校歌が流れる。

久々の母校応援、勝利・・・ 校歌が歌える幸せを噛みしめた。
「甲子園での一勝」も「地方大会での一勝」も、同じくらい嬉しい。
逆転されても気落ちすることなく、すぐ次の回に逆転しかえした選手たちはすごい!
精神力の強さを感じた。
また、ピンチにはぐっと耐え、攻めるスタイルを変えない神前監督は、
選手たちを心底信じているのだなーと思った。

「すばらしい、控え選手の応援」

     応援団もともに戦っていた (手前の女子マネたちも)

特筆すべきは― 野球部控え選手による応援のすばらしさである。
選手ごとにヒットマーチを考え、工夫した応援方法をとっている。
例えば、1番打者に阪神・桧山のテーマ、2番打者にロッテ時代のイ・スンヨプのテーマ(たぶん)、
他にアッコちゃんや暴れん坊将軍など、甲子園でお馴染みのヒットマーチを
声で奏で、選手の名字ではなく名前を叫ぶ。

最もウケたのが、6番・中澤選手のヒットマーチだ。
「おーおー、おおおー、おまえはいい男♪ かっとばせー、中澤」
これには笑ってしまった。あとで相手応援団がそっくりマネしていた・・・。
どれだけいい男なんだろう、中澤くん。顔が見たいもんだ。(それとも、ただ茶化されてるだけ〜?)
まあ、この応援で先制タイムリーを打ったので、本人も嫌じゃないんでしょ。
試合後には相手の応援団ときっちりエール交換を行い・・・ 
とにかく、一致団結した立派な応援団だった。

「25年前にはなかった光景」
●父母会の団結

試合前、お揃いのTシャツ&帽子姿の”選手のお母さんたち”が
応援席に団扇と冷たいお茶を配ってくださった。
私が高校時代、予選でこのような光景を見た記憶がない。それとも、
ただ気がつかなかっただけであろうか。
ヒットが出た選手のお母さんに、他のお母さんたちがハイタッチをする光景も
ほほえましかった。
「やっと出たわ〜」 ようやく終盤にヒットを打った主軸打者の母、安堵の声。

野球部の父母会以外にも、熱心なファンたちがスタンドで見守る。
私たちの頃(甲子園出場前)、残念ながら予選のスタンドはがらがらだった。
春高野球部が強くなり、高校野球人気がますます高まり、また学校のクラブ活動
とはいえ、親の協力が必然的となった結果の、この賑わいであろうか。
野球部OBや、同級生らしき若者たちも多く見かけた。
私のように一人でふらっと来ているOBたちもたくさんいる。

ここには本当に野球が好きな人がいる。春高を愛する人たちがいる。
野球はテレビで中継されるビッグゲーム(プロ野球や大リーグ、ハンカチ王子の試合etc.)
ばかりじゃない。
こういった小さな地方球場にこそ、野球の醍醐味があると改めて思った。


 接戦でお疲れの神前監督。おつかれさまでした!(勝手に撮ってごめんなさい)
 明日24日の4回戦(鳳高戦)も、遠く江戸の地から応援しています。

★追伸★
●試合後、スタンド裏通路。試合前に少し言葉を交わした1回生マネジャーたちと
 「おめでとう!」 とガッチリ握手。 (マジかわいいのだ〜 彼女たち♪)
●試合中はスタンドで一人も見つけられなかった”同級生”に、試合後に遭遇、ご挨拶。
 それは、春高野球部・部長の高畑くん(先生)。
 彼は25年前の甲子園メンバーなので、私が一方的に知っている。
 今年のチームについてお聞きすると、「自力がなくて・・・」と謙虚なご発言。
 いやいやこの試合を見る限り、なかなか積極性はあるし、勝負を諦めない選手たち。
 見ていてとても頼もしかったです。

「週末スポーツB級川柳」 (7月23日えるこみ版

今年から「サンヨー・・・」じゃなくって「ガリバーオールスターゲーム
となったプロ野球オールスター戦。
試合前の始球式。マウンド近くにいる、白いスーツ着た演歌歌手のような
オヤジに目が行った。
「誰や?」 麻生太郎(外相)を茶髪にしたようなかんじ。まっさか、アンタが
始球式で投げるんじゃないよねぇ? 結局投げなかった、付き添っていただけ。
あとで調べたら、彼はガリバーの社長さんどした。初のビッグイベント協賛で
張り切ってたんですな〜 ほほっ。
ってなことで、週末スポーツB級川柳にまいりましょー!(>パフッ♪)

まずはそのオールスター戦から...
)「雨のせい? マー君直球 滅多打ち
解説》雨中の第2戦、楽天の新人・田中マー君は集中打を浴び、反省。しかし昨日は
母校の駒大苫小牧高が甲子園切符を手に入れ、後輩たちに勇気をもらったことでしょう。

)「ラミちゃんぺっ ゲッツ〜を覚えた オールスター
解説》大活躍でMVPもゲッツ(!)したヤクルトのラミレス。毎年微妙に変わるお馴染みの
パフォーマンスを何度も披露、おかげで覚えてしもたわ。

)「目立たずに 最後に笑った 朝青龍
解説》大関昇進を決めたとはいえ、地元で優勝してほしかったな、琴光喜。
   大ファンの愛子さまのためにも。

)「川口の 株また上がった PK戦
解説》GK、いつまでたっても彼しかおらんのかぁー!と言いつつ。ファインセーブはさすがですわ。

)「くやし泣き 初V逃した 宮里藍
解説》世界マッチプレーゴルフで惜しくも準優勝。前向きな彼女のこと、このくやしさも
    また成長の糧にするでしょう。

)「横峯は 2週連続 V逃す
解説》国内ツアー、2週続けてプレーオフで敗れ、ふてくされ気味?の横峯さくら(いつもそんな顔してるっか)。
  最近やたら濃いマスカラが気になります。

)「ハニカミより ポッチャリがいい 私です♪」
解説》世界ジュニアゴルフから帰国した石川遼くんたち。女子で2位と健闘した森田理香子選手は
話題にもならず、映るのは石川くんばかり。「どないなってまんねん!日本のマスコミ」。
ポッチャリ王子こと古田幸希くん(予選落ち)が面白いし、かわいいな〜 とゆかりん思ふ。

*いじょー*


「連休、サッカー三昧」 (7月17日 えるこみ)

台風の直後に大地震、と災難続きの日本列島。
被災地の皆さんはテレビどころではないかと・・・心よりお見舞い申し上げます。

個人的には、”サッカーで始まり、サッカーで終わった”この連休。
「アジアカップなんて興味ない。勝って当然やろうし〜」
と最初は冷めていたが。
初戦のカタール戦でまさかの同点とされ、オシムの「おまえたち、アマチュアか?」発言
が飛び出した。
これは選手に危機感を与えたばかりではなく、我々サポーターの心を揺さぶった。
俄然、おもしろくなったのだ。

で、”負けられない戦い”となった13日のUAE戦は3−1で勝利。
昨夜のベトナム戦は4−1で勝利。日本は予選グループ1位通過を決めた。

サッカーで点が入らない試合ほど消化不良でつまらんものはない。
そういう意味じゃ、この2試合は大満足〜。見事なシュートをいっぱい見られた。
まあ、アジアの格下相手だから勝って当然だが、適度にヒヤリとする場面もあり、
楽しめた。

サッカーは野球などとは違い、一瞬も目が離せない。
解説の松木安太郎氏がいつも「集中、集中!」と言っているが、我々見ている側も
「集中」しないとゴールシーンすら見逃してしまう。だからおもしろい。
選手と一体感が味わえるし、「しゅんすけ〜」「けいた!」「まき〜」と呼ぶうちに
親しみがわく。
それに、どの選手もかっこいい。気温37℃の過酷な状況のなか、90分走り続ける
彼らに尊敬の眼差しを向けずにはいられない。

昨夜は裏でプロ野球中継があった(阪神ー巨人戦、テレビ大阪系)。
国際試合に比べると、悲壮感のないリーグ戦はチンタラやってるようにしか
見えない・・・ かわいそうだけど、しょーがない。


「イチローはすごいや〜 スポーツB級川柳」(7月12日えるこみ拡大版)

ほんと情けない!弱すぎる広島カープ、7連敗。(まるで一年目の楽天か〜)
なんぼなんでも勝てそうだった昨夜の乱打戦(両チームで12本塁打)。
どうやら前田は復活したようでホームラン2発。しかし、打っても打っても・・・
投手が打たれるから、そりゃ勝てまへんわ。

先週の『週べ』には、柳本編集長のこんなコラムが巻末にあった。
「野球関係者の誰もが口にする。”カープという球団は本当に勝つ気があるのか?”と」。
ブラウン監督に問題があるのか、フロントが悪いんか。
今季は3位を目指し、あわよくばプレーオフを目標にしていたはずなのに、
断トツの最下位をひた走る・・・。
これが貧乏球団の慣れの果て?・・・それは悲しすぎる。

今週の『週べ』に”救い”のコラムがあった。石田雄太がオールスターの投票結果
(カープ前田、黒田1位選出)について、非常に好意的なことを書いていたのだ。
「”男の匂い”がする選手が選ばれた」と。
いかにも作為的な投票だと落ち込んでいたので、ちょっと嬉しかった。

*** (ここからが本題、今日の「えるこみ」コラム)

どのスポーツニュースもたいてい、「まずは大リーグです」で始まり、
その日の日本人選手の成績を伝える。
「○○選手は何試合ぶりにヒットを打ちました」
「△△選手はノーヒットですが守備でチームに貢献しました」
なーんて、いちいち言うてくれんでも。他のスポーツ情報、ないんかい?大リーグの
結果は3日分くらいまとめて教えてくれたらええで〜 と常々思っていたワタクシ...。

でも、昨日と今日だけはいい。声を大にして「まずは大リーグです」と行きやしょー!
だってだって、イチローが大リーグオールスター史上初のランニングホームランで、
日本人初のMVP獲得! やっぱ、すごい。現状に満足せず進化しつづけるイチローは
私たちの誇りだ。
ってなことで、スポーツB級川柳とまいりましょう!(>パフッ♪)

)「イチローの にわかにすすむ チチロー化
解説》丸坊主のせいか、ここにきて急速に父に似てきたイチロー、特に笑顔がそっくり。
    (そろそろ、おでこのあたりも・・・)

)「佑ちゃんは まわり道せず メジャー行き?」
解説》アメリカから凱旋帰国した”ハンカチ王子”こと早大の斎藤佑樹投手、
  少々肩の消耗度が懸念されまする。「プロ野球に行かず、大卒即メジャー行き」の噂が浮上。

)「ハンカチに 負けじとマー君 7勝目
解説》楽天の田中マー君。高卒ルーキーとしては最速の100奪三振も達成。
   黄色い声援のほどは「ん?」ですが、幅広い層のファンがいる模様。

)「イチロー超え ヤクルト青木の 500安打
解説》10日、史上最速で通算500安打を達成したヤクルト青木。イチローより30試合
     早いスピード。いずれは大リーグ行きだね、君も。

)「”おまえたち アマチュアか?と オシム喝
解説》サッカーアジア杯カタール戦、最後に同点にされた日本代表にオシム監督が説教。
    日本人監督が決して口にできないことも彼なら言えまする。

*いじょー*

「蟹江フェデラー、5連覇」 (7月9日)

ウィンブルドンテニス・男子決勝は、予想通り蟹江敬三似の「フェデラー(スイス)
vs ナダル
(スペイン)」だった。
時差があるので試合は夜中。今大会、ちゃんと起きてフルで見たのは森田あゆみちゃん
の試合だけ。この「頂上決戦くらいは見たい」と思ったが・・・ 
AM1時過ぎ、早くも挫折。明日が月曜だと思うと、やはり睡眠を優先させてしまう...(若くないし〜)。

第2セットの途中まで見たが、接戦で非常にいい試合だった。
落ち着いたムード漂う王者フェデラーと違って、ラテン系でやんちゃで「ハーッ」と雄叫び
を上げながら打つ、ナダル。
昨年も同じカードだったが、今年のナダルは進化していた。深い位置から、信じられない
ようなスーパーショットを連発。
ワタシャもともと「蟹江!」なんて呼んでいるくらいなので、王者フェデラーに愛着が
あるのだが・・・。
昨日のナダルには魅せられた。王者と互角、いやそれ以上にいいショットを次々と決める
ナダルを知らぬ間に応援していた。
「ううむ、どっちを応援すればいいんだ?」 とわからなくなり、
「ええい、寝てしまえ〜」 と あいなった。

***
今朝、結果が気になったが・・・ 
朝刊には間に合わず、朝のスポーツニュースでも流れず(7時台のNHK)。
さっきネットで調べたら、「フェデラーが5連覇」とあった。フルセット、4時間にも及ぶ
熱戦だったらしい。
それにしても、優勝賞金の高いことよ。(70万ポンド=約1億7600万円)

チャレンジシステム」を今回初めて知ったが、面白かった。審判の判定に対して
選手が抗議できるというもの。(1セットで3回?)
ナダルが「アウト」と判定されて、チャレンジを申請してビデオで見たら、
ボールがちゃんとライン上に入っており、蟹江フェデラーが苦虫つぶしたような顔
をしていた(さらに蟹江っぽい・・・)。
そりゃ相手にとっちゃ、判定がひっくり返されるのはたまらんでぇ。
審判もドキドキもんですが、非常に割り切った制度でいいかもね。


「転んでも一位」 (7月7日)

プロ野球オールスター戦の投票結果については、ここに書くのもためらわれる
ほど、複雑な気持ちで受けとめている。
楽天の選手は、まあいいとしよう。ホームの宮城で開催されるのだし。
なんといっても、セ・リーグ得票数のトップが「カープ前田」というのが、きっつい。
交流戦の打率がリーグ最下位。ここんとこスタメン落ちが続き、代打も音無し・・・
なので本人も、この結果には複雑な思いがあるようだ。
翌日、黒田投手とともに記者会見に臨んだし、今のところ出場辞退はなさそう。

順当にいけば金本(阪神)か、6月の月刊MVPと好調な高橋由(巨人)であった
であろう外野の枠。ヨシノブは監督推薦で出るっか。
何か動員作戦があったにしろ、多くの人が「広・前田智」に投票したことは事実。
おとどし(MVP)のようにドカーンと存在感を見せつけてほしいもんですわ。

*** して、本題。(どっちがや〜?)

さきほどもテレビ(今週のスポーツ、珍プレイ紹介)でやっていた、1日の
日本陸上選手権。
福士加代子の5000m、「スタート直後のすってんころりん⇒笑顔で挽回、
みごと優勝!」のシーンが映った。
彼女、本当に走るのが好きなんだな。あの笑顔を見ていると、こっちまで楽しい。

”スタート直後の転倒”というのは、不肖この私にも経験がある。
中学のとき、体育の授業の最初に800m走(トラック4周)がありまして。
地獄でした、ベベ争いをしておりました。
ある日のこと。スタート直後に団子状態になり、誰かと足がもつれ合い、
こけてしまった・・・あちゃー。 ただでさえ遅いカメが、こけてどうする。
慌てて起き上がり、開き直って走ったのがよかったんか・・・
その日のタイムは意外にも自己最高!(800m: 3分40秒位?)
こけたけれど、すがすがしさが残った。
なので、今回の福士さんのコメント、「なんか、おもしろかったぁ〜」
っていうのも、少しだけわかるのだ。 次元が違いすぎるけど・・・ね。


「森田あゆみに 魅せられた!」 (6月28日)

すばらしかった。手に汗握った。
負けはしたけれど、初めてのウィンブルドンで持ち味を発揮した森田あゆみ
17歳、一見まだいたいけな少女に見える。でも落ち着いている。時おり、
フィギュアの浅田真央を思わせる表情をする。

今回初めてのグランドスラム、予選から勝ち上がって出場を決めた。
一回戦、世界ランキング28位のサンタンジェロ(伊)に2−1で敗れるも、
「ひょっとしていけるかも?」という場面も多く、ほぼ互角に戦った。
***
結果よりも、昨夜は森田のプレイに魅せられた。
深くて伸びのある、安定したストローク。細身の体からは想像できない
ような力強いショット。
何より素晴らしいのが、フットワーク。普通なら諦めそうな逆を突かれた
ショットも、森田は追いつき、片手で返す・・・ 
それがかなりの確率で、みごと相手コートに入る。もう、素晴らしいとしか
言いようがない。

プレイ以外でも随所に好感を持った。
たとえば相手サーブを待つときの構え。すぐ動けるよう、左右の足を弾ませる。
ふりふり、ふりふり・・・ スコートが揺れて、なんともかわいい。
どっしりとした杉山愛などを見慣れているせいだろうか。
彼女が細長い手足、伸びやかなフォームで必死にくらいつく様子は、
「エースをねらえ」の岡ひろみを彷彿とさせる。(=女の子らしい!)

3年前、森田を「有明テニスの森(日本選手権)」で見たときは―
(彼女はまだ”杉山愛の母”の下におり) さらにいたいけな少女だったが、
今は随分と女らしくなってきた。
ガッツポーズも誰かさんみたいに「サーッ」とは言わず、ひそかに静かに
こぶしを握る。それが逆に内に秘めたものを感じさせ、カッコイイ。

一方、サンタンジェロ25歳。お綺麗な方なのに、森田あゆみちゃんと比較すると、
「オッサンみたい」。
時おり「ハッ」「ホッ」と吠えるような顔をする。動作もオッサンっぽく、
(背中が丸まってるせいか)サーブ打つ姿もいま一つカッコ悪い。
あゆみちゃんの敵だから、そういう見方をしてしまったのでしょーね。(すまぬ〜)
***
「まだ、あきらめてはいけません」。
と盛んに言っていたのは、解説の坂井利郎さん。父のような温かいまなざしでの
解説はよかった。
世間じゃ”17歳”といえば「ハニカミ」ばかり追い回すが、こちらも素晴らしいんだから。

眠気なんてどこへやら・・・ 久々にテニスを堪能。
続いて「中村藍子vsヒンギス」の試合。うわぁ、こりゃ寝られへんやん。
序盤だけ見て、「うーん、まんまとヒンギスのペースだな」 と確認して、就寝zzzzz。
藍子さん、頼んまっせ〜 ファーストサーブ。


「球界NO.1人気、ヤクルト青木の魅力」(6月22日 えるこみブログ)

銀行での待ち時間、女性週刊誌をぱらぱら見てたら、
なんと巻頭ページにハンカチ王子ハニカミ王子ブロマイドがあるじゃないの。
ちゃーんと切り取り線まで入ってる。そのまま裏が「暑中見舞い葉書」になっていて
切手貼れば出せるのも。ここまで来たか〜!
しかし、ブロマイド、おばさまたちは一体どこにしのばせるんだろね。
定期入れも下敷きもない年頃だし。お財布?? 今度ハニカミファンの友人かずちゃん
に聞いてみようっと。

***さて本題

いい顔になってきた、”一流”の顔に。3年前は、彼がカッコイイなんて思わなかった。
が、今季は違う。自信というものは、男をこうも魅力的にするのか― 
と、ヤクルトスワローズの一番センター青木宣親(25)を見て、しみじみ思う。
彼のおかげで、「23」という地味な背番号さえも、カッコイイ番号に思えてくる。
宣親(のりちか)」 という難しい名前さえも、
「なんかイイやん、新鮮〜♪」 なーんて思えてくる。

開幕から打率4割で突っ走っていた青木は、6月に入ってからもほぼ毎試合ヒット
を打ち、首位打者をキープ。この調子なら、一昨年達成したシーズン200本安打も
容易に達成できそう。 いや、一昨年とは中身が違う。ホームランも既に10本、
内野安打が多かった一昨年より数段充実している。(チームは弱いが・・・)

***
青木は、斎藤佑ちゃんで話題の早大野球部出身。阪神のショート、鳥谷敬選手
と同級生だ。
かたや、六大学の大物スラッガー、人気球団に鳴り物入りのゴールデンルーキー。
かたや、青木はドラフト4位と(騒がれずひっそり...)ヤクルトへ入団。

04年― 新人で開幕即レギュラーだった鳥谷と違って、青木は一年目2軍にいた。
      しかし、イースタン・リーグ(2軍)でみごと首位打者。
05年― 青木は1軍に上がった。そのとき、私は鳥谷くんのファンだった。(ただ顔がタイプで〜)

世間は騒がなかったが、「阪神ーヤクルト戦」はひそかに楽しみにしていた、
同じ早大のライバル対決。
急速に成長して安打を量産する青木は、にわかにマスコミに注目され始めた。
ショートを守る鳥谷は、走者として二塁ベースにいる青木をこんな風にからかった、
「(おまえは)スターだ、スターだ」。  
鳥谷も徐々にプロの水にも慣れてきたが、いかんせん闘志が見えないタイプ。
ファンとしては物足りないものがあった。

そして06年― 青木はWBC日本代表に選ばれ、国際試合の舞台や、
尊敬するイチローから多くのことを学んだ。
1軍で2年目のジンクスを打ち破り、2年連続ベストナイン、盗塁王などタイトルも
獲った。気がつけば、セ・リーグを代表する打者になっていた。
仕事は明らかに男を変える・・・ そして今季、打席に立つ彼から発せられる
”何か”が違う。凄みを感じる。 しかもウケ応えは誠実そうで、爽やか。
私のなかでもー 気がつけば、鳥谷の「と」の字も消え失せ(すまん)・・・ 
すっかり青木のプレイに魅せられている。

それは私だけではなかった。
今発売中の雑誌『プロ野球ai(アイ)7月号』の巻末にある、恒例の”人気選手投票”で
青木はソフトバンク川アらを抑えて堂々一位に輝いている。
(この号、巻頭インタビューも青木、付録に青木ポスター・・・「ワテは買ってまへんで〜」)

これだけスターになっても、青木くんにはどこか親しみを覚える。
それは彼が、いわゆる”野球エリート”ではないからだ。
彼は”特待生”ではなかった。宮崎の県立日向高校から、早稲田へ進んだ。
それも野球で,じゃない。なんと指定校推薦(評定平均値)で。
高校時代、早稲田に目標を定め、期末試験などでがんばっていい点を取った。
そう、「
青木くんは、野球バカ じゃなーい!」。

中高生のときは並みの選手。大学へ入って、鳥谷ら野球エリートのチームメイトを
見て、発奮したという青木。
背丈も175とプロ選手にしては大きくない。努力でここまで這い上がってきた。
そしてまだまだ成長途上にある。

ちなみに 「今、彼女はいません」と雑誌にあった。うんうん、そう急がんでも、よかよか。
結婚したら、我々ファンも一気にトーンダウン。当分野球に精を出して、おきばりやすー。


「前田、不発のバースデー」 (6月15日)

巨人の新外国人投手、昨夜初登板でいきなり初勝利。
名前(登録名)はGG
「それはないでしょ?」
と多くの野球ファンなら思うだろう。きっと西武のG.G.佐藤は気分悪いでぇ。
巨人のGG、本名はジェレミー・ゴンザレスなのだが、
内野手で既に同じ「ゴンザレス(ルイス・ゴンザレス)がいるので、差別化したのだろう。
リーグは違うといえども紛らわしい、パクるなー! と言いたい。

*** して、本題へ。
昨夜、久しぶりにアナログ放送のチャンネルを替えていたら、
ななんと、ちばテレビで「ロッテー広島」戦、中継してるじゃないの〜!
雨の中、中断しながらも試合をやっている。
広島・前田は「5番DH」で出場。実況アナが、
前田、きょう誕生日です」 とさらりと伝える。
そうだった!6月14日は「偏屈、天才、あたり前田が生まれた日だった〜」
と思い出す。
「カープ前田もとうとう36歳か」。
うーむ、着々とオヤジ化している前田。あれでもね、20代(特に前半)の頃は
可愛かったのよ。
彼が20代の頃は、えらく年下に思えたけれど・・・
36歳と聞くと、「ほとんど同世代じゃん」 て思えてくる。勝手なもんで。

記念すべきバースデーは3タコ、負け試合。
しかも私が見た唯一の打席はチャンスを潰す内野ゴロ、ダブルプレー。
あら〜濡れネズミだし、さんざんでしたわ。
(どうでもいいけど・・・ 2千本安打まであと39本、早いもんです)

*余談*
今年はカープにPL学園から前田健太投手が入ったことで、
スポーツニュースなどで前田が紹介される際、
「このチャンスで5番、前田智徳(とものり)」
とフルネームで紹介されます。これがなんとなく、気恥ずかしいのですわ。(ヘンかなぁ?)

(ここから、ますますくだらん余談へ・・・)
わたくし、「○○のり」という男性に縁があるようで。
まず父親が「Nのり」でして。概して女の子というのは父親が苦手な時期がありますが、
私も昔、「Nのり」の「り」と、「ゆかり」の「り」が”韻を踏んでる”のに気づいたとき、
えらいショックでした。(姉と母が「○○み」と仲良く韻を踏んでいるので、羨ましかった)

次に出会ったのが(えらい飛びますが)、カープの前田「Tのり」さん。
腐れ縁、ファン歴は長うございます。
そして次に出会うのが、現在のお抱え運転手兼通訳の「Kのり」。
ね、縁があるでしょ? (>知らんがな、、)
やはり気になる、ケガで登録抹消の中日・中村「のり」。これは残念ながら韻を
踏みませんので、今回は除外しておきましょう。



詠み人いろいろ〜プロ野球B級川柳」 (えるこみ拡大版・6月11日


1)「勝てるなら 毎日退場 しておくれ」 (by 虎キチ)
《解説》 8日のオリックス戦。主審を小突き、野球人生で初めて退場した
    阪神・岡田監督。その後、ラッキーな死球サヨナラ勝ち。

2)「
狂い咲き 楽天山崎 25号」  (by 中年の星)
《解説》 一度は自由契約になった男、38歳山崎武志・・・どないなってまんねん!?
    負け試合でも一人気を吐いております。

3)「
レオどん底 球場名まで ケチついた」 (by 元ディスコクイーン)
《解説》 28年ぶりの9連敗でついに最下位の西武。裏金問題もキツかったが、
 不運なことに球場(グッドウィル)までもイメージ悪し。(今朝もテレビで泣いてたでぇ〜 ジュリアナの王様)

4)「
2軍落ち 自ら宣告 古田くん」 (by ヤクルト400)
《解説》 ついに「登録抹消、オレ!」を決断したヤクルト古田兼任監督。今季で引退かも。

5)「
年老いた V9戦士の 晴れ姿」 (by オロナミンC)
《解説》 巨人、栄光のV9シリーズ。柴田、末次・・・年老いた彼らを見て、時の流れを感じまする
(そら自分もええ年やなーと)。
車椅子から立ち上がる土井正三氏、痛々しかったな。彼がオリックスの監督をしていたなんて、
誰が覚えているだろうか。

6)「
頭文字 Pに縁ある 桑田かな」 (by だっちゅーの)
《解説》 ついに憧れのメジャーで投げた桑田真澄。帽子に縫いつけられたパイレーツのPを見て、
PL高時代を思い出しました〜(あの時は帽子に”P”でなく、PLが続き字で”Q”みたいに見えましてん)。


おまけ)「
中田ヒデ 旅の途中で 球を蹴り」 (by キャラメルコーン)
《解説》 すんません、サッカーネタで。
久々に見たヒデ。髪が長いので昔の映像?かと思いきや、まだ旅の途中だったようです。

*いじょー*

交流戦 阪神vsオリックス(8日)より ―
「死球押し出し,サヨナラ勝ち。
     ラッキー阪神の ”意外やな〜川柳” (6月9日)



1)「意外やな〜 初の退場 岡田はん
解説》 8回「鳥谷、守備妨害」の判定に抗議、谷球審を小突いてしまった
    阪神・岡田監督。現役時代を通じて初の退場処分とは、意外や意外。

2)「
意外やな〜 監督代行 吉竹とは
解説》 岡田監督退場後の代行に吉竹コーチとは、これいかに?(いつの間にNO.2の座に)
    と思ったが・・・選手名鑑を見て、順当だと確認。(吉竹はチーフ野手コーチ)
    まあ、本来のNO.2はチーフバッテリーコーチの久保さんってとこでしょうか。

3)「
意外やな〜 死球鳥谷 お立ち台
解説》 お粗末なバンドをして守備妨害でアウト。岡田退場の原因をつくった男は
    サヨナラ死球を背中に受け、アイタタ・・・。まあラッキーボーイには違いない。
    しかし奴のインタビューは「そうですねー」の連呼で盛り上がらん!



「専大北上、どんど晴れ?」 (6月3日)

岩手の専大北上高の「高野連への再加盟」が認められるようだ。
(経緯については、4月1日付のコラム参照)

「めでたし めでたし、どんど晴れ〜」 と言いたいところだが、
素直に喜べない。
一ヵ月半、同好会として練習してきた同校。
一ヵ月半が長かったのか、短かったのかはよくわからないが、
この”お咎め”は見せかけだけ、形だけだったように思えて仕方がない。
というのも、野球部が一番の目標にしている、「夏の予選」には間に合っている。
だから「めでたし」と言いたいところだが、
全然”お咎め”にはなっていないね・・・と思うわけである。
うーん、すっきりしない。

ちゃっかり 台湾プロ野球取材(その2)
「台湾野球 ”あんたら、あんた!”とは?」 (5月25日/えるこみ拡大版)


   3塁側・兄弟象チームの内野応援席

 チームカラーは黄色。しかもビジターなのにホームの鯨チームよりも
 観客が多くて熱狂的・・・ まるでどこやらの虎チームみたい。

台湾野球レポ、先日の続編です。
中信鯨、兄弟象の両チームとも、応援団はにぎやか。
内野席(甲子園のアルプススタンドあたり)で応援リーダーがマイクで叫び、
ラッパや太鼓、プラカードを駆使してファンを引っ張っていた。
ラッパ演奏は日本でお馴染みの曲もあった。北海道日ハムがよく使う「北の国から」
のテーマ曲。なんでか、千葉ロッテがイ・スンヨプ選手のときに使っていたヒッティング
マーチも。

特にリーダーの声(マイク、割れぎみ)は、バックネット裏にもうるさいほど響いてきた。
聞いてるうちに― 攻撃の際、両チームから聞こえる同じフレーズが耳に残った。
あんたら、あんた、×××! あんたら、あんたあんたら、あんた!」
(×××は、おそらく選手のフルネーム)

あんたら、あんたって?・・・ 台湾で大阪弁を聞くとは思わなかった。
連呼してるこの言葉、いったいなんだろう? この謎を解明すべく、勇気を出して
守りに入って休憩しているくじらチームの応援団に聞きに行った。
リーダーの羅(ルオ)君に、
「あんたら、あんたって、なんて言ってるの?」
と聞いてみた。なかなか言葉が通じなかったので、最後は紙にこう書いて説明してくれた。
安打 安打 ○○○(name)

そっかぁ! あんた=あんだ=安打。日本でいう「かっとばせー」「かっせーかっせー」。
なんて素直で、直接的な応援文句なんだろう。
それがちょっと訛って聞こえて「あんたら、あんた」。

今秋には野球のアジアシリーズが開催される。もし台湾チームの応援を聞く機会があれば、
大阪弁もどき?の応援に耳を傾けてみよう。


 中信鯨の応援リーダー、ルオ君(中央の赤シャツ、赤帽)。
 観客が少ないなか、がんばってました。



「2000本にこだわった男」 (5月18日)

今、TBSでナイター(D-G戦)を観ているが。
画面の左上に、「愛知 立てこもり」のライブ映像が映っていて鬱陶しい。
申し訳程度にあんなの映してどうする? 何か動きがあったとき、ニュース
に切り替えればいいだけなのに、意味ない映像だ。
***
さて本題。
”名球界入り”の記録にこだわる選手は多い。
投手で思い浮かぶのは、200勝にこだわる元巨人,現パーレーツの桑田真澄。
野手でいえば、日ハムの田中幸雄。昨日めでたく2000本安打を達成した。

よかったな〜 こゆき。 ("こゆき"とは、田中幸雄の愛称)
まさに「この記録のためだけ」に現役を続けてきたような男だ。
44年ぶりに日ハムが日本一をつかんだ昨季はたったの15安打。
今季、契約してもらえるだけでありがたい数字だ。いやあ、日ハムでよかった。
日ハムひと筋、22年― 将来の指導者候補ってことか。

それにしても、今季はえらく調子がいい。昨季は15安打、今季は既に20安打。
やはり”2000本”が目の前だと気合いがちゃうんか? 
たとえは悪いが・・・ 線香花火が消える間際にバチバチッと激しく燃える、
あのかんじに似ている。

「プロ22年目での達成は、大島康徳(日ハム)と並んで最も遅い。
 シーズン打率が一度も3割に届かなかった2000本安打達成者は、
 柴田(巨人)以来、2人目・・・」
なんて情報も新聞に載ってる。まあ 2000本は2000本、素直に喜びましょ。


勝手に分析〜 名古屋で正解!中村ノリ」 (5月15日)

あくまで結果論だが― 本当にオリックスを出てよかった、中村紀洋。
現時点での成績― 打率.284はリーグ20位。本塁打7本はリーグ9位、
打点25はリーグ8位・・・
当初中日の育成選手としてスタートした彼だが、今のところスタメンをキープ。
この成績を見るかぎり、また彼の引き締まった顔つきを見る限り、
”好発進”といえよう。
これは想像するに・・・ 「名古屋での単身赴任生活が彼にとって正解だった
と私は分析する。

*分析・その1〜 家族と離れての生活*
これが、ノリにはプラスに働いている。
子煩悩で家族思いで知られるノリ。幸か不幸か自分にそっくりの3人の娘と、
元バレー選手の姉さん女房(=元近鉄のプリンス・村上選手の妹さん)・・・と
女性たちに囲まれ、勝手知ったる地元関西での生活。
この環境はノリに”安らぎ”とともに”甘え”、そして時に目に見えぬ不要な”プレッシャー”
をも与えていた。
それら全てから解き放たれた名古屋での単身生活は、ノリを生き返らせた。とくに、
妻の呪縛から逃れられた意味は大きい。聞けば、シーズン中・・・ 試合後、妻と
野球のことについて夜を徹して語り合っていたというではないか。良し悪しである。

*分析・その2〜 名古屋という土地柄*
これも想像の域を出ないが― 名古屋という土地柄が、ノリに合っている(神戸より)。
「味噌カツ、味噌煮込み、中村ノリ」・・・ なんとなくマッチしているではないか。
聞けば、最近は以前ほど旺盛な食欲もなく、食べ歩きや飲み歩きをしなくなったと
いう。まさに今、”背水の陣”という立場もあるだろうが・・・。
余分なお肉が削がれた今の彼は、修行僧 or 放浪画家・山下清を彷彿とさせる。
天狗になっていた近鉄〜オリ時代とは別人だ。

***
巷で心配されるのが、ノリは今年どうやって莫大な住民税を払うのか?ということ。
先日美容院で手にした『Number』によれば、中村家は最近携帯会社をソフトバンク
に変えたとか。「家族で使えば、月950円とかでいけるでしょ?」。
いい宣伝だ。球団の枠を越えて、次のホワイトプランCMに出演してもらったらどうだ?
いや、そんなお情けは当分封印、封印。もうしばらく、”修行僧ノリ”には野球だけに
集中してもらいましょう。


ちゃっかり 台湾プロ野球取材(その1)
「高いレベルで野球がしたい― 
     台湾プロ野球に飛び込んだ男」 (5月9日)


      台北県新荘にある「新荘棒球場」

どうせ台湾に行くなら、向こうのプロ野球を見てみたい」。
ライター根性がうずいたというか・・・。
台湾旅行 最後の夜― 台北市内からタクシーで20分、新荘球場へ
足を運んだ。

この日のカードは「中信鯨 vs 兄弟象」。この時点でリーグ3位と5位のチームだ。
チケットは当日でも余裕で買えた。お客さんの入りは、ひと頃のパ・リーグの
試合程度・・・はたまた、斎藤佑ちゃんが入る前の東京六大学野球程度か。

バックネット裏の一番高い席(一人300元)を購入したが、入ってから少し後悔。
内野なら移動が自由、(ズルしたら)どこでも好きな席に座れそうなのだ。

しつこいダフ屋のおばちゃんを振り切って、ここで正規のチケットを購入。

試合前― 日本のようなホームチームの派手な選手紹介はない。非常に残念。
パッ... とスタメン全員の名前が一瞬にして表示され(電光掲示)、
一人ずつ球場アナウンスで紹介されるだけ。(男性の声=うぐいす嬢は不在)
試合が始まると、現打席の選手の(イメージ)写真がスクリーンに表示されるので、
試合中、スタメンの表示は全くない。非常に不便だ。この球場だけかもしれんが〜。
***

プレイボール。ホームチームの「中信鯨」、まずは守りから。
「あれっ」。キャッチャーの背中に《藤本》とある。もしや日本人か。
他の選手は皆フルネーム(ex王建民)で書いてある。
そういえば、出発前に台湾野球のことを調べていたら、日本人選手が何人か
いるとあった。かつて甲子園でも活躍した芝草鵜宇宙投手、井場投手、
あと「元オリックスの藤本」という選手がいたのを記憶していた。きっとその選手だ。

藤本捕手はがんばっていた。だが、先発投手の球が高めに浮き、初回から
ホームランを含め3点、2回には2点、3回にも1点・・・と「兄弟象」のワンサイド
ゲームに。
「ダメだよ。もっと低めに集めないと!」。
後ろから藤本にハッパをかけたかったが、勇気がなく、
「藤本がんばれ!」 「応援してるでぇ」 と届かぬ声で言うのがやっとだった。

私が叫んだのとほぼ同時に、別の御婦人が声をかけた。
藤本さん、がんばって!」。
台湾の球場で、無名の日本人選手に声をかけるなんて珍しい。結構近くにいた
こともあり、私たちは顔を見合わせ、歩み寄った。
聞けば、子連れの彼女(日本語の話せる台湾人)は藤本選手のマネージャーの
知り合いだという。
その後、マネージャー(というか彼を台湾でサポートしている)K氏
少し話を聞くことができた。

藤本博史― オリックスを自由契約になった後、茨城ゴールデンゴールズ(欽ちゃん
球団)に所属していた。しかし昨年、欽ちゃん球団の”極楽とんぼな事件”に巻き込まれた
彼は当然球団を辞めた。
こんなところで野球をやっている場合じゃない、もっとレベルの高いところで
 やりたい!

と決意を胸に、ひとり台湾に渡った。

    藤本選手が打席に立つときの紹介写真。

台湾プロ野球の選手名鑑の中信鯨のページを探しても、彼は載っていない。
選手名鑑の発行は3月初旬、藤本が台湾に渡ったのは3月中旬だからだ。
中信鯨には王信民という正捕手がいるにもかかわらず、藤本は既に10数試合、
スタメン捕手として出場している。
これについてはK氏はこう語ってくれた。
「なんでか、彼がマスクをかぶる日は勝つんです・・・それで監督が彼を
 使いたがるようになった。投手も藤本が受けると、安心して投げられるようです。
 他の投手は殆どサインを出さないんですけど、彼の場合はたくさんサインを出す。
 投手だけでなく、野手にもいっぱいサインを出す。彼は非常にクレバーな捕手
 なんです」。
そんな選手が日本のプロ野球で一軍経験ゼロ、埋もれていたのだろうか・・・。
よほどキャッチングが巧いのだろうか、そのへんを聞いてみると―。

「普通のキャッチャーだったら、ピッチャーの低いボールはこう(ゼスチャーを交えながら)
 ミットを下向きに構えるもんですが、彼の場合は低くてもこう上向きに構えて取る・・・
 だから審判に”ストライク”と獲ってもらえたりするんです」。
ほほー、なるほど。そのへんもある意味クレバーかも。

台湾プロ野球に飛び込んだ彼のお給料は決して高くない。
でも、毎日野球ができることが何より嬉しいという藤本選手。
投手とのコミニュケーションも今は英語だが、現在中国語を勉強中。
現地の言葉でやりとりできる日も近いだろう。
明日10日、台湾で31歳を迎える藤本。
海を越えて活躍する捕手はマリナーズ・城島だけじゃない。//



中信鯨の地味な応援。ベンチ上で旗振り&太鼓たたき。往年の近鉄を思い出す。

  どぎついほどに黄色いユニフォームの兄弟象。
   後日、応援の模様をレポートします!


色々問題は山積みだが・・・
  選手の
死ぬか生きるか― の姿に救われる」 (4月27日)

ああ、このまま行けば― この夏の高校野球、甲子園から常連校がすっかり
消える・・・ なんてことも予想される”特待生制度”の問題。
(今んとこ、どの学校も「春の県大会辞退」てなところで お茶を濁しそうですが)

スポーツに力を入れる私立校なら、野球のみならずどの競技でも存在する特待生。
だが野球だけは「学生野球憲章」に違反するのでダメだという。
他府県への”越境入学”も含めて、決して誉められた制度ではないと思ってはいた
が―。
現に今、プロで活躍するスター選手の多くは、そういう制度の恩恵を受けたおかげで
大成できた。我々も彼らの一流のプレイに興じている・・・だから、いちがいに
「悪い制度だ!」とも言い切れないのではないか。

西武で問題になった栄養費についても。悪いのは悪いが、昔から普通にあった(以前
書いた長嶋さんの例など)。
古くからの悪しき伝統、でもこれナシには数々の名勝負も生み出さなかった?とも
いえる「プロ野球→アマ選手」への裏金。
西武の調査委員会が中途半端に終わり、「これまで貰った選手のリスト(名簿)を
すべて公開せよ」という意見もあるが。
果たして、実名を公表して事態の収拾がつくのか?・・・心配である。

野球界、プロとアマとの障壁は昔からある。
2年前からようやく、「プロ選手が母校に出向いてキャッチボール」なんてことも
許されるようになった。
今こそ、「特待生はダメ!」という高野連を含めた学生野球側と、プロ野球側との
歩み寄りのチャンスではなかろうか― 日本野球の発展のために、胸襟を開いて
話し合ってほしい・・・ と言うのは簡単だが。
現存の(野球への愛に欠ける)プロ野球のオーナーたちと、(何様のつもり?だか
イマイチようわからん)高野連のお偉方とでは、非常に難しいものがある。

***
プロ野球シーズンが始まってまもなく一ヶ月。実際に試合や選手たちを見ていて、
「裏金問題が気になるか?」 と問われると、私はそうでもない。
そりゃあ考え出したら・・・「きっとあの選手も、この選手も受け取っているだろう」
などと思う。
特に昨秋、自由枠で入団した西武のルーキー岸投手などは、いかにも「貰っていそうだ」と
想像できる。かわいそうだけど。
05年に横浜に入団した那須野投手は5億以上の契約金を手にしたと先日公表された。
だが、私は決して2人にダーティなイメージは持たない。それどころか、そういうイメージを
振り払うかのように力投しているようにも見える。彼らも大人たちの犠牲者だと思ってしまう
のだ。

実際、シーズンが始まれば選手は命がけだ。特に一度ユニフォームを脱がされかけた
中日・中村ノリや、日ハム・坪井。新天地・巨人で奮闘する小笠原や谷。そしてすっかり
一流の顔つきに変貌したヤクルト・青木などを見ていると― 
スポーツ選手は「死ぬか生きるか」、ぎりぎりのところで戦っているんだな― としみじみ感じる。
裏金などの問題解決には時間がかかりそうだが・・・そんな彼らの必死な姿に、少なくとも
シーズン中は救われる。


「連帯責任、大キライ」 (4月17日)

岩手県の専大北上高が、野球部を解散した。
元部員がプロ野球・西武ライオンズから金銭を授受し、それに当時のコーチも
関与していた。また、日本学生野球憲章に反する、授業料免除の「特待生制度」
があったことも問題となった。

「な、なにも、解散しなくても・・・」。
高野連から「除名相当」という見解があったので、その前に手を打ったのだろう。
この高野連の見解は、他にもあるであろう学校への見せしめとも考えられる。

でも80人もいる野球部員はどうなるんだ?
きっと、野球をやるために入学して来た選手は多いはず。もちろん、遠くからの
越境者も。
彼らは夢だった甲子園を目指せなくなるのはもちろん、好きな”野球”さえ、
大人たちから取り上げられるのだろうか。おバカな指導者がいたために。
(さいわい野球はやれるらしい。同好会として)

「特待生制度なんて、私立ならどこでもあるんじゃないの?」
「関西から東北や北海道の高校へ行ってた、ダル君・マー君はどうなのよ」
そういう制度がないと、地方の私立は(経営的に)やっていけないような気がする。

それにしても、ただ頑張ってきた選手たちはかわいそうだ。
以前、駒大苫小牧高などでもあった「連帯責任」というやつ。それも今回は、
大人の犠牲になった上での、連帯責任・・・若者がふて腐れ、ひねくれなければいいが。

岩手といえば、今度の朝ドラ「どんど晴れ」の舞台。
今回の一件は「どんど晴れ(めでたし、めでたし)」 とは行かないようだ。


「ハンカチ王子の開幕戦、お茶目なネット速報」 (えるこみ 4月16日号)

土曜、朝の10時半すぎ。ひょっとチャンネル替えると、東京六大学野球の
開会式なんてやってる。
高校野球じゃあるまいし、大学リーグ戦の開会式をテレビでやるなんて、
異例中の異例だ。
これは『六大学野球開幕SP・早大vs.東大― 斎藤佑樹開幕投手か?』
(日テレ 10:30〜11:25 たぶん関東地区限定)。
やはり六大学のスターだった江川卓氏が解説。もちろん開会式でアップに映るは
ハンカチ王子こと、早大・斎藤佑樹投手。
開会式に続く「早大vs東大」の開幕戦は11時試合開始。
1回表、いきなり斎藤佑樹投手がマウンドへ― スタンドで不安そうに見守る、
彼の両親。
なんだか不思議だ。ここは甲子園でもなく、プロ野球のマウンドでもない,ところに
ハンカチ王子。神宮だとわかっちゃいるが・・・ 彼だけ、どこか別次元の世界で
野球をしているような気がする。

地上波での試合放送は25分で突然終了。(それではサヨナラ、くらい言えよ。
BS日テレではずっと中継していたらしい)

テレビ放送は終わったが、インターネットでは試合の速報が随時流れていた(日刊スポーツ)。
その表現がおもしろかったので、ちょいとご紹介(記事抜粋)。
***

5回が終わったところでのタイトルが、
やるねぇ佑ちゃん! 5回完全7K」 = 4.14 早大vs東大 速報中 =

<1回表>佑ちゃんが先発。一年生の春開幕先発投手は77年ぶりの快挙・・・
        3者凡退、素晴らしい立ち上がりを見せた。
<2回表>佑ちゃん、絶好調だ。
<2回裏>一死後、佑ちゃんの大学初打席。三塁へのボテボテのゴロが内野安打
        になり、大学初打席初安打を記録した。
<3回裏>5−0とし、佑ちゃんを援護した。
<5回表>4番、5番、6番凡退・・・ 5回までパーフェクトだ!
<6回表>佑ちゃんがついに打たれた。先頭の7番大坪に右翼越えの2塁打・・・
       無死2塁のピンチを冷静に脱した。
ここでタイトルが、
残念佑ちゃん!6回に初安打許す」に変わる。(>ぷっ)
佑ちゃん・佑ちゃん・佑ちゃん・・・・親しみを込めて「佑ちゃん」と一貫して呼んでいる
のが笑えますな。(>子どもかぁ)

***
試合後、「まだ神宮の席が空いている。満員にできるよう精いっぱい頑張ります」と
コメントした佑ちゃん。(なーんて、すっかり私も洗脳されてんじゃん)

入学前から「合コン禁止令」が出たとか出ないとか。楽しいキャンパスライフは封印。
早稲田&六大学野球の広告塔という重責を担わされた佑ちゃん。
「ちょっと可哀相すぎない?」と、オバサンたちはますます彼を応援せずには
いられないのであった。



「スポーツB級川柳」 (4月11日 えるこみコラム+おまけ)

昨夜は広島・ブラウン監督の抗議後のパフォーマンス(?)、
どえらい面白かったですね。
球審に「退場!」と言われ、ホームベースにまわりの土をかぶせて
嫌がらせするサマは、すねた子どものようでありました。憎めまへん。
それもこれも、選手を発奮させるための策なのか。
げんに「ブラウン退場のときはいまだ負けなし」というのが、その効果を
物語っております。

***

朝日新聞、月曜の夕刊に「戦士のほっとタイム」というスポーツ選手への
インタビュー記事がある。
いつも当たり障りのない内容なので個人的には物足りん、つまらんなーと
読み流しているが。
今週(9日)の記事にはちょっと驚いた。初めてインタビュアーとして
内村有美”という人が登場しているのだ。おそらく出産で休んでいる
進藤晶子さんの代わりだ。

「誰やろ?内村有美って。はじめて聞く名前じゃ...」
まーったく、わからん。そこには「元テレビ朝日アナウンサー」とある。
まだわからん。しかし読みすすめてみると・・・
夫はタレントの内村光良さん。旧姓徳永
そっか。ウッチャンと色々噂になって、結局奥さんに納まった、徳永有美アナね。
テレビじゃ見かけんけど、お久しぶり〜 結構好きだったのよ、この人・・・
ってなことで、スポーツB級川柳とまいりましょう!!


.「
ママになり 負けても金?の ヤワラちゃん

《解説》赤ちゃんに授乳しながらの試合復帰はすごーい。しかも優勝は逃すも
 ”世界選手権”の代表に選ばれた谷ヤワラ。
 じゃあ、優勝したのに世界選手権に出られない福見選手の立場はどうなるの? 

.「
もうええて どこもかしこも 松坂報道
《解説》明朝はイチローと対決!ということでますますヒートアップする、
   レッドソックス松坂の話題。わては食傷気味。

.「
負けたのに 妙に明るい 井川くん
《解説》メジャーデビュー7失点のヤンキース井川。阪神のときには負けたら(負けんでも)
   ムッツリやったのにあの笑顔・・・信じられん!

.「
松井ケガ くせにならなきゃ いいけどね
《解説》ケガは一度やったら、なんでか癖になるもの。お気をつけあそばせ〜。
 一昨日のヤフートピックス「松井秀、DL入り」でディズニーランドに行ったのかと
 勘違いしたのは私だけでしょうか。
(DL=Disabled List,メジャーリーグにおける故障者リストのこと)

.「
稀に見る イケメンスイマー 入江くん」 
《解説》水泳の日本選手権、男子背泳ぎ200mで優勝した高校生、入江陵介くん
      にご注目!(所属はイケメン,じゃなくてイトマン)

.「
北の地で 政治家スタート 堀井学
《解説》北海道議選で初当選した、元スピードスケート選手の堀井さん。
  橋本聖子さんの要請、とーぜん自民党。つるっとしたスキンヘッドでおなじみ・・・
  得度したほうが似合いそう?〜 ザンネン!)

〜おまけ〜
.「
ジャンとジャン お国は違えど 助っ人さ
《解説》昨夜のナイター、阪神の先発はジャン(ドミニカ共和国)で
   巨人の先発は姜建銘(ジャン・チェンミン、台湾)どした。

★いじょー★

西武球団裏金調査で・・・
  今こそ聞きたい、あの人の意見」 (4月5日)


「西武球団の裏金、新たに14億円発生していた」
という調査委員会の中間報告が波紋を呼んでいる。

”14億”という数字にはさほど驚かない。(そんなもんかいな?)
また、金銭が選手だけではなく、周りの指導者などにも渡っていた
ことも、容易に想像していたので驚かない。

ただ、それがNHKなどの定時ニュースで流されているとなると・・・
しかも特定の球団名、具体的な数字とは、なんとも生々しい。
背筋がゾゾッと寒くなった。

”氷山の一角” に違いない。
他球団の首脳陣も多くがコメントを濁している。明日、初登板を迎える
レッドソックス松坂でさえも...。

こんなときこそ、球団経営のご意見番・坂井保之氏にコメントを仰ぎたい
ところだが― 今回のことばかりは、ノーコメントであろう。
なぜなら、彼こそ、故・根本氏とともに西武ライオンズを築き上げた人
(元球団代表)だから。  (まさに張本人とも言える?)

だからこそ、聞いてみたいのだ。本当のところを。
それが球界の将来にためになるのであれば、氏は表に出てくるだろう。
だが、全ての真実を話すことが野球界の崩壊につながるとすれば・・・
沈黙を守り続ける― そんな気がする。

*余談*
なんだか最近、栄養費とか裏金とか、どこまでが許されて、どこまでが×なのか、
わかんなくなってきた。
就職活動のときも・・・ 企業が有望な学生にご馳走したり、あっちこっち
工場を見学させたり。内定者が逃げないようにと、色々な計らいはあるもんね。
あー 世の中,金だらけ。イヤんなります。


「スポーツ選手の公式サイト」 (4月4日えるこみと同じだよ〜

選抜高校野球も終わり、プロ野球シーズンが本格的に始まった。メジャーもね。
昨日なにげにプロ野球NPBのオフィシャルサイトを開いたとき、
まず目に飛び込んできたのが
[4月3日の誕生日: 金本知憲(阪神)、上原浩治(巨人)、高橋由伸(巨人)・・・]

「おお、今日はすごい日だなー」
各球団のカレンダーなどには選手のバースデーが載ってたりするが、
NPBのサイトにはこうして全球団のが書いてあるんだ、面白い。

その誕生日当日、みずからのバットで盛大にお祝いしたのが阪神・アニキ金本だ。
今朝のヤフートピックスにも「金本が39歳の誕生日に満塁弾」 とあり、
彼の公式HPにリンクしてあったので開いてみると・・・
イエーイ」。
親指を立ててご機嫌なアニキ。意外だ、このトップページ。
これじゃまるで青大将やん(古すぎ)。
野球選手なら普通こうか、こう。ユニフォーム姿、プレイシーンの写真が多いのに
さすがはアニキ、「イエーイ」ときたか...。

スポーツ選手のHPで一番気になるのは、本人のメッセージや日記
試合前の心情、試合の感想、ケガの様子など、その日の素直な気持ちが
書いてあるとファンは嬉しい。
選手を身近に感じ、さらに「応援しよう!」てな気持ちになる。

同時に「スポーツ選手って、意外と文章上手いんだな〜」 
と感心することもよくある。
これは水をさすようで悪いが・・・ 多くのスポーツ選手は、自分では書いていない,
と思う。喋った内容をプロのライターが文章にすることが多い。
また、たとえ本人が書いていたとしても、それをライターが読みやすいように
校正しているはず。

でも、巨人・上原投手のバリバリ大阪弁の日記を見る限り、
いかにも彼が書いていそうだ。
もし彼が書いていないとしたら・・・それっぽく書いた、ライターの腕がいい。

では最後、極めつけをご紹介。花の独身・阪神下柳投手のHP。
契約更改のときに「球団が犬の面倒をみる」というのを条件にしたとか、しないとか
で話題になった犬好きの彼ですが、
まさかこんなページまであるとは・・・うっくっく。なるほど、飼い主に似てますなー。


「前田、二戦目から出場」 (4月3日)

楽天”マー君”(←そんなカワイイ愛称のガラやないと思うんですが...)
の初登板とか、横浜でオジサン呼ばわりされる工藤が巨人にノックアウト
されたり、中日ノリが活躍し、お立ち台で謙虚な姿勢を見せたり・・・ と
開幕早々、話題に事欠かないプロ野球でやんす。

そんななか・・・開幕、エース黒田で阪神を下すも、その後は2連敗と
予定通り?のスタートを切った広島カープ。
阪神vs広島」のカードは、(いつも書いてますが)見ていて複雑な気分。
カープ前田には打ってほしい、勝利に貢献してほしい。一方、地元阪神は
非常に愛着のあるチーム。
どうしたらええの〜  結局、どっちが勝っても負けてもすっきりはしない。
ある意味ゼイタクな心境かも。

***
それにしても― 前田はなぜ、「二戦目からスタメン」だったんだろ。
二戦目から出れるのなら、開幕戦も行けたんちゃうの?と誰もが思う。
それとも、たった一日(24h)で脅威的な回復があったのだろうか。

前田ファンの方によるブログ「前田智徳に関する一考察」によれば、
「最初に全試合出場を潰しておけば、これから体調の良くないときや
 疲労が溜まったときに休ませやすくなるという、ブラウン(監督)
 深謀遠慮* か」
とある。うーん、それもあり得るな。
そういう意味じゃ、阪神金本はとても恵まれている。星野さんも岡田はんも、
たとえ骨にひびいってても彼を出し続けていたし。

いや、今回は前田本人の意思で2戦目から行くと踏んだ,と考えたい。
なにせ今年も’キャプテン’ですから。
(前田の右肩に’C’のキャプテンマーク。 >カープのCと紛らわしいで〜)

*補足*
あほな小生、ヤフー辞書で調べました、
「深謀遠慮=遠い将来のことまで考えて周到にはかりごとを立てること」。なるへそ〜


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