ナポレオンフィッシュ


ちょっと変わったお魚紹介






和名:メガネモチノウオ

画像は、沖縄美ら海(ちゅらうみ)水族館で撮影(2003夏)されたものです。ひょんなきっかけでこの写真を入手したのですが、これも縁と言うことで紹介します。
写真提供は、島村慶三氏のご好意によるもので、撮影機材はコンタックスです。
この魚は、「ナポレオンフィッシュ」と呼ばれていますが、標準和名が「メガネモチノウオ」で、若魚時代に目の周りに黒い模様が出ることに由来しているそうです。ちなみに、「ナポレオンフィッシュ」の由来はコブ状に発育した頭の形が将軍帽を連想させるとのことです。それはさておいて、実は、スズキ目ベラ科の魚です。ベラ科のお魚達は、種類が豊富(数百種)で独特の生態が知られています。例えば、キュウセンで代表されるように、成長と共にメスからオスに性転換するのです。また、メスはピンク地で地味ですが、オスは青緑色のベースにピンクや黒色の模様が派手に入っています。これらの模様も特徴的で、ベラ科の魚には斑点状や迷路状になっているものが多く見受けられます。
そんなベラ科のお魚の中で最大2mにも成長するのが、ここで紹介した「メガネモチノウオ」です。 生息場所は、小笠原など南洋の海の岩礁・リーフなどです。青みがかった色鮮やかなお魚ですね。

 


迷路状パターンはベラ科のDNA?

この写真を入手し、拡大鏡で魚体を見ていると迷路状のパターンがいたるところで見ることが出来ました。当然、写真の写りが鮮明だからこそ出来る技ですが。。撮影者の腕と機材の優秀さを再認識させてくれました。
このパターンの胸鰭付近の拡大写真が下の画像です。Web用に圧縮したりしていますので、生写真のようには表現出来ませんが、明確なパターンが確認出来ます。コブに相当する辺りの鱗の一枚一枚にも見事なパターンが描かれています。私見ですが、この特徴的なパターンはベラ科に共通した紋様のようで、DNAが同じなのでしょうね。それにしても、何故に迷路状の模様が必要なのだろうか?。先端技術の二次元バーコードで識別しているのかもしれませんね。
真冬の海に潜って、海底の砂を少しだけ掘ってみると、横たわって寝ているベラに出くわしたことがあります。じっと観察していると、突如として大慌てで泳ぎ出しました。このベラには申し訳ないことをしたのですが、砂の中に潜りこんで春を待つのでしょうか。ここで紹介した「メガネモチノウオ」の場合は、南洋の暖かい海でも、やはり砂の中に潜って寝るのだろうか?。
と言うことで、ベラ科の魚の代表「キュウセン」は関西での釣魚対象ですから、この「メガネモチノウオ」も同じベラ科のお魚として食味はどうなんだろうかと考えてしまいました。私が所有している図鑑「海の釣魚」(成美堂出版)では、から揚げなど中華料理向けであるとのことです。試してはいませんが、かなり期待しても良いと思います。つい、食いしん坊の見方になってしまいました。この魚も立派な海幸ですよね。正統派ダイバーには叱られると思いますが。。




撮影機材・条件
Zeiss Ikon 社製 Contax Va (C/D)
Carl Zeiss 社製 Sonnar 50mm F1.5
f=2.0,1/50sec




潜釣会海幸編

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