| 出津天主堂 (至聖なるイエズスの聖心) (外海町) |
1 住 所 西彼杵郡外海町大字黒崎西出津郷2633
2 区 域 出津、大野、牧野、赤首、大瀬戸、池島
3 史 蹟 ド・ロ記念館、横瀬浦教会跡、中浦ジュリアン出生地
西彼杵郡外海町大字黒崎出津郷にある。「出津」は、フランス人神父ド・ロが熱意を持って、信者を導くとともに、私財を投じて貧しい住民の福利厚生を計ったことで有名である。ド・ロ様ソーメン、ド・ロ壁等ド・ロ神父の名前を名付けたものが、外海町の至るところで見られる。近くに鰯網工場(現ド・ロ神父記念館)等がある。
この周辺は、遠藤周作の小説「沈黙」の舞台であり、天主堂近くの国道そばのには、それにちなんで「沈黙の碑」が海を眺めている。夕日が五島灘に沈む様はなんとも言い難い・・・。
ド・ロ神父は明治11年に38歳で黒崎・出津の主任神父となり、明治44年までの33年間を出津で過ごし、出津の住民のために、全力を傾倒した。
外海村は耕地もなく貧しかったので、着任後、3年経った明治14年に着工し、翌明治15年3月19日に献堂式が行われた。創建当時の天主堂は狭すぎたので、祭壇部の拡張と塔屋の建設を行い、明治24年に完成した。
通常は正面の玄関部分に塔屋を建てるが、祭壇部分の最後尾に建てられた。
その後、正面にも塔屋が必要となり、明治42年に正面玄関に鐘楼を兼ねた塔屋を完成させ、現在に至っている。
煉瓦造、屋根は単層の日本瓦葺き、平面は三廊式、内部立面は単層、質素な祭壇、平天井で質素で飾りのない作りとなっている。円形アーチ窓、床は板敷きとなっている。