| 高 千 穂 峰 (宮崎県) . |
高千穂河原 → 霧島神社古宮跡 → 高千穂峰 (往復)
1574m
| 難易度 | |
| 体力 | ★★☆☆☆ |
| 技術 | ★★★☆☆ |
| 危険 | ★★★☆☆ |
| 鎖場 | なし |
| 電話 | 通話不可 |
高千穂峰 (1/25000)
霧島火山群の中で有名なのは、最高峰の「韓国岳」とより、天孫降臨伝説のある「高千穂峰」である。
「高千穂峰」(1,574m)は、宮崎県にあり、古事記に言う「日向之高千穂之久志布流多気」に比定されている。
天照大神が、その孫「(天饒石国饒石天津日高彦)瓊瓊杵尊」に三種の神器を持たせて、この山に天降りさせたとのことである・・・これを「天孫降臨」という。
記紀では、伊弉諾尊と伊弉冉尊が天の浮橋から「天の逆鉾」で霧の海を探り、この地を見つけたので、「霧島」と名づけたという・・・。
梅雨の末期に、韓国岳を午前8時30分に下山し、霧の中・・・霧島道路を「高千穂河原」に向かった。
「高千穂河原」(標高980m)の有料駐車場に自動車を止め、ゴアテックスのレインウエアとショートスパッツをどうしようかと、コーヒーとパンを食べながら考えた。
目の前の高千穂峰は雲がかかるものの、この「高千穂河原」は曇り、時折、陽がさしていた・・・。
レインウエアを脱ぎ、ショートスパッツのみをズボンに付け、9時過ぎにスタートした。
「ビジターセンター」横(駐車場)から、鳥居をくぐり、真っ直ぐ砂利道を歩いていくと、「霧島神宮古宮跡」がある・・・そこから右に曲がり、きれいに築かれた歩きにくい石畳の遊歩道を歩いていく。
途中から、左に折れると、途中から石畳が無くなり、赤土と石ころの混じった坂をだんだん登っていく・・・。
やがて、火山岩の赤ガレのの急坂となり、時折、浮き石の多い坂で、しっかりした岩を踏みしめながら登っていく・・・。
しかし、上部は見えないが、下の方からは女性のグループの声が聞こえるが、姿が見えない。
赤ガレから、急に黒い土になると、「馬の背」と呼ばれる「御鉢」の火口縁に着く・・・風が強く、霧が目の前を凄い速さで通り過ぎていく・・・。
右手が火口らしいが見えない・・・あまりに風が強いために、恐怖感さえ覚える・・・。
いくつかの大岩があり、3つ目くらいの岩陰に隠れ、ゴアテックスのレインコートの上のみを着る・・・。
眼鏡は吹き飛ばされそうで、眼鏡をかけずに裸眼の視力のみ(水滴であまり視力は変わらない)で歩いていく。
「御鉢」が終わると、やや下り坂になり、広い鞍部・・・ここに霧島神宮上宮があったと言う・・・となり、そこから「高千穂」本峰となる・・・。
不思議に思ったのは、「落石注意」の看板があったことである・・・霧が深く、あとで、思い知ることになる。
この鞍部からの登り道は、砂と砂礫に埋もれ、はっきりしない・・・この時ばかりはスパッツ履いてきて良かった。
歩いても、歩いても、歩きづらく、固定した岩を歩こうとするが、なかなか見つからず、歩きづらかった・・・。
そこで、右後方の霧の中から、口笛が朗々と聞こえ、次第に後方から聞こえ、いつの間にか左前方から聞こえてくる・・・道をよく知り、鍛えられた脚であった・・・口笛に無用な息継ぎや乱れはなかった。
いつか、休憩すると頂上付近から聞こえ、そして消えていった・・・悔しかったが、韓国岳からの疲れもあり、眼鏡もない状況では、1歩1歩大事に歩かざるを得ない・・・。
気を抜くと、浮いた石に脚を持って行かれ、落石や転倒しそうになる・・・やはり、固定しているような場所を探して、1歩を慎重に運ぶほかはなさそうである。
やっとのことで、木の歩道跡を探し出し、10時30分に「高千穂峰」頂上(1,574m)に立つことができた・・・。
「天の逆鉾」は、石積みの上に立っており、握りの部分に人面があり、鉾は3つに別れていた・・・深田久弥の言うとおり古代のものではないことは確かである。
霧がかかり、風が強く、この場所では体力を消耗するだけであり、風が当たりにくい「高千穂山頂山小屋」にたどり着き、中を覗くと、人がいたので、休ませてもらった・・・。
話を聞くと、この山小屋の管理人であり、3年間に渡り、岩屋に住み、韓国岳と高千穂峰を縦走する「千日行」を成功させた「行者さん(名前は聞かなかった)」であった・・・そう、口笛の人物である・・・。
行者さんから、いろいろな話を聞いた・・・「天の逆鉾」ではなく、坂本龍馬夫妻が、新婚旅行で本峰に登った際に、鉾を引き抜き、反対に置いたので、今は「天の賢鉾」であるとか・・・「千日行」の話し・・・頂上からの風景の素晴らしさ・・・などであった。
11時になり、レインウエアを着込み、「天の逆鉾」を撮影して、下山を開始した・・・今度は、ズンズンと歩ける・・・調子に乗って、転んだが・・・後は着た道を戻るだけである・・・12時前に出発地点に到着。
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