鳥 甲 岳  (大村市) .


                                  砂防公園 → 摩利支天宮 → 鳥甲山 → (林道) → 小川内谷
                                                       769m

    難易度
体力 ★★★☆☆
技術 ★★★☆☆
危険 ★★★☆☆
鎖場 なし
電話 良好


                                                 (鳥甲岳)   N   32゜ 58’ 01.7”
                                                         E  130゜ 02’ 20.8”


                                                           多良岳 (1/25000)



 鳥甲岳(769m)は黒木から見ると、西南の方向にポコンと突き出た登山意欲をそそる山である。

  大村郷村記・・・に曰く・・・鳥甲山之事(鶏冠山共云)。

  此鳥甲山は南の河内へあり、高サ村並より貳町程、麓の方山入口に石燈籠及野石の標石あり、此処より絶頂まて八町程、左右山にて、坂路至て、険し、頂上に長サ七間、横弐間程の真平地あり、常に草木生せす、恰も庭面の如し、三方深谷なり、土人曰、此処往昔大村右馬之助純直剣術を学はれし其稽古の蹟なりと、此平地の北の方より木の根を攀岩角を掴て、巌石を下る事拾五間程にして大岩あり、下は数拾丈の深谷なり、其巌間に太刀の折あり、長サ三尺計り重(子)至て厚し、今腐朽して形のみ存す
  是右馬之助納め置きし太刀と言伝、今此太刀を神体として摩利支天と崇め、木太刀・棒等を供へ祭之、里人瘧を憂る時は、此太刀に立願し、此刀錆を呑ハ忽平癒すと云ふ、刀身図の如し、(図略)
  又大岩の下に稲荷の神あり、此往昔より三城古城蹟に住所の白狐を祀ると言伝、先年ハ里人度々此白狐の姿を見ると云、此岳南の河内より登れは八町の坂道あるのみにて、格別険阻ならす、黒木の方往還より見れハ無双の嶮山にて、山形爪を立たるか如し、此邊四方の山々数千株の楓樹あり、秋に至て甚奇観なり、然れ共今頂上に樹木茂りて風景を失ふ、可惜

  以前、五家原岳から帰るとき、横峰越えの表示板で、「鳥甲岳」の名前を見たことがあり、黒木の駐車場に自動車を停め、小川内谷を登っていこうとして、地元の人に挨拶をして、鳥甲岳のことを聞くと・・・であった。

  「横峰越えコースは、高校生の訓練登山コースだから・・・。」と言うのが、地元の人の意見である。

  私は、その言葉にメゲて・・・、少し下ったところにある
郡川砂防公園に駐車し、木の吊り橋を渡り、林道を歩いていった。

  途中で、伐採が行われており、鉄製のワイヤーが張られており、登山道は消えていた(私の見落とし・・・。)、少し危なかったが、諦めて、山の中に分け入った。

 はじめに、540mの岩がそそり立っているところを目指して、山を登りはじめた。

  やっとのことで、尾根に到着し、その岩を見上げると、急峻な岩場で、私にはとても登れない・・・。

  西に、目的の「鳥甲岳」らしい山が見える。

  道がわからないなら、直接目指そうかと思ったが、体力を思いっきり使いそうだったので、割合と楽な尾根を選択した。

  まだ、未踏破で、落ち葉も踏まれたことがないらしく、フワフワしている。

  困るのが、木をかき分け、かき分けながら、進まざるを得ないこと。

  道がないから仕方がない。

  ずっと、ヤブコギ(木コギ?)して苦労しながら、いつかは登山道を横切るはずだからと、横の尾根を目指す。(1時間ほどヤブコギ・・・。)

  1時間半して、やっと本来の登山道に到達できた。

  微かに踏み跡があり、体分の広さが空いているのが登山道の証明である。(それまで、木をかき分けて、喘いでいた。)

  三叉路で標識があり、今来た方向には「大花山」、登りが「鳥甲岳」とあり、安心して、再び、登り始める。

  頂上の尾根に来ると、右手に「
鳥甲摩利支天宮」、左手に「鳥甲岳」とある。

  とりあえずは、
鳥甲摩利支天宮へ行く、分岐点から5分程度で、到着する。

  錆びた鳥居に、その奥の中央に石碑がある。

  石碑の字には「鳥甲麻利支天」と読める。

  横の石碑には、「明治・・・日露戦役・・・」と読めるが、全文を読む気はしない。

  そう言えば、摩利支天は「戦い」の神だから・・・。

  すぐに、興味をなくし、鳥甲岳を目指す。途中に3つの石があり、眺めがよい。

  そこにいた登山グループに、「ここが頂上ですか?」と聞くと、「よく、間違える人が多いんです。先の方に頂上があって、三角点と標識があるんです。」と言う答えだった。

 私は、更に頂上を目指し、登り始める。

  5〜10分程度で、到着した。
三角点と、個人で作った木の標識があった。

  ここで、お弁当タイム。(12:30・・・途中のロスが痛かった。)

  お弁当を早めに切り上げ、帰途につく。

 さっきの三叉路で、「大花山」方向に行かず、真下に下ってしまった。(そこから、第2の悲劇が・・・。)

  降りきると、南河内の林道に出た。

  少し移動して、山の中に分け入ろうとしたが、体力がもったいないので、林道を歩くことにした。

 この「南川内林道」は閉鎖されているものの、途中まではアスファルトとコンクリートの立派なものだった。

  2合半岳付近で、コンクリート道は終わり、再整備しているようだった。

  後は石ゴロゴロの林道で、ちょっと怖い感じさえする。

  この林道と、五家原岳の交差地点は、横峰越えから下ったところで、滝のあるところで、ここから下ると小川内谷コースとなる。(所要時間5時間弱、25,000歩)