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《雑記帳2001・7月》
最新版 index

7月20日 お願いですから、エンエンが完結するまでは廃刊しないで下さい
▼今日の一言…今日は海の日。おねぐら関東オフ会。あの空の向こう。青い空、白い雲、足元で落ちていく羊達、
 
海が、 
▼更新情報…雑記以外更新無し

 少女帝国8月号
 エンエンはお休み。ビー・パパス×さいとうちほの新連載開始。ヒロインの名前は今度はセカイ。相変わらずぶっ飛んだオハナシ。
 それはともあれこの雑誌、「ふぁんデラ」時代末期の看板であった「アンジェリーク」を別の雑誌に移動させ、代わりに美内すずえだのさいとうちほだのCLAMPだのを持ってくるという編集方針は色々と謎である(テーマはドギツイ少女漫画?)。「ふぁんデラ」がアンジェリークで味をしめ次々とメディアミックスに走り、それが失敗したとみるや次々と中堅どころの連載を打ち切り急に薄くなり定価も上がって休刊、アンジェリークの継承や紫堂恭子や飯田晴子といった看板作家の新連載を目玉に「少女帝国」として復活というのは傍目には凄く分かりやすい展開だったのだが、内容も売り上げも(これは調べたわけではないが)ダメダメとみるや今回の凄いんだか凄くないんだかよくわからないテコ入れ。
 下手に角川メディアミックスに染まっているだけに、ミステリーデラックスやアスカといった同社の少女漫画誌の系統だけでなく、エースや富士見系統の作家の出張出向も絡んでいるだけに、どういう流れでああいう誌面構成になったのかということや、それに対する作家や編集の反応を想像すると色々と面白くはある(雑誌の統廃合の結果とはいえ、かつて秋山たまよが表紙だったりもした前身を持つ雑誌で今度はCLAMPが目玉になっていることとか^^;;)。
 …て、どうして漫画の内容じゃなくて編集の内情の方を気にしてますか。>オレ



7月21日 漫画色々
▼今日の一言…ここのこと考えてて「目隠しの国」の一巻を読み返す。…泣きたくなった(またですか)
▼更新情報…雑記以外更新無し

 ガム8月号
 「Kana」尻切れ終了。
 杉崎ゆきる「女神候補生」第二部スタート。
 あとはいつも通りかな。
 で、「女神――」なんですが、この作品、FSSにおける騎士とファチマ、鷹氏隆之「風使い」における「使い人」と「付き人」の関係をよりフレンドリーにしたような巨大ロボの「パイロット(男)と整備士(女)」というオフィシャルパートナー関係に萌えてくれって漫画で、第二部開始の今回では、その特性を新規読者に理解させるべく、カップルそれぞれのラブラブっぷりが語られ狙いまくりでごまいました(微妙に嘘かもしれない)。
 あー、狙ってる狙ってる、狙い過ぎだよケッ、てなシチュの連続で、同人誌でネタにしてね〜とかグッズ買ってね〜とか関連本買え〜とかアニメ買え〜とか夏コミ来てね〜とかオーラが出まくりですよ。
 あっはっは。
 …非常に口惜しいのですが、私、めちゃくちゃ萌えてしまいましたよ(あああ…)。
 悔しいので、皆さんも読んで萌えてください。ていうか悶えれ。
 …俺くらいダメなヤツしか悶えられんような気もしますが。
 ……で、でも37ページあたりからのヘタレメガネ少年クレイとツインテール気が強い系のサキ嬢のらぶらびゃーっぷりには、やまさんたきをんさんを始めとする、うちの読者の何割かの人間のストライクゾーンはかするはず!<ていうか、そこに萌えたのはアンタです
 くそう、なんてこたねぇシチュなのに、シチュなのに…!
 アップで迫るオデコと生え際、そして赤面しつつのそのお坐りシーンは俺のトラウマツボなんだよだコンチクショー(逆ギレ)。
 …しかしこの作品、状況設定とキャラデザインだけは萌えなんだけどなぁ。はぁ…。ガンパレにもリヴァイアスにも成りそこなったねぇ<失礼だな、まだ終わってねえぞ

萌えといえば…、2chのこことかこことか(239あたりから妹萌えとはなにかという話題になり、やがて出した結論に自己嫌悪したお兄ちゃんを妹達が慰め始めネタスレ化していく。素敵だ)、色々と面白いかもしれず。あと、最近内容の低下が著しい零式のコラム、「ありすのティールーム」でも最近は「萌え」をテーマにしてましたな。どうもこういう方向の話に持っていきたい模様ですが。…しかし今月は2ヶ月引っ張った挙げ句、結論らしい結論も出さずに「メトロポリス」を萌えアニメと断定しコキ降ろしただけ。いいのか、それで。
 そういえば、なにやら影王さんとこでもなんか萌えとはなんぞや的なお話が出ていますね。

 アワーズ8月増刊号
 「朝霧の巫女」外伝…扉を見て石津萌え〜と思ってしまった貴方は逝って良しですね>それはアンタです
 「カムナガラ」外伝…良い。物凄く良い。本編からは独立したやまむら現代短編モノとして見られますので、伝奇モノということでカムナガラ本編が肌に合わなかった方もチェックしておくべきでしょう。キーワードは部活(剣道)。兄。もう手の届かないもの。生まれ変われたらなんて陳腐な言葉。

この短編とは関係無いけれど、うっちーさんって、やまむらはじめ作品に出てくる女性を想起させるかもしれないとかふと思う。ドラゴニアのジョカ、「エンブリヲン・ロード」のアスタルテ。しかもクーニィやジィオ、セイと出会う前の彼女たち。<…って、それ作中で語られてないじゃん^^;;
 …前にうっちーさんは壊れる前のアスカだとも言ったけれど、正確には、加持やシンジと出会う前のアスカか。で、C.Fさんは彼らと出会い別れた後のアスカだな(謎)。
#さて、これらは理解か誤解か曲解か


7月22日 (¨)( :)(..)(: )
▼今日の一言…最近、「これで少女なら萌えられるのに…」とか思うキャラが少なくない
▼更新情報…雑記以外更新無し

 いかなる反応を返すも自由です。勿論、返さなくても。
 単に、今の段階では私はそのように判断し、そういう風に見ているというだけの話ですので。
 …まぁ、あれを読んでやまむらはじめに興味を持っていただき、単行本や掲載雑誌を買っていただけますと、絶版や廃刊や連載打ち切りによる「ガンメタルハウンド」の悪夢(大都者から復刊&書き足しで完結してくれるかもだけど)が再び起こる可能性が減少するので氏の作品のファンとしてはうれしかったりもしますが(マテ)。

 とくそんさんの真琴話に刺激され、またまた真琴を語るのこと(Kanonネタバレ)
 こがわみさき「でんせつの乙女」という作品(少女漫画)の中に「うたかたのけものたち」という一編がある。
 別れてしまった主人の事を想う、今は人の姿で暮らす100を越える年の猫、チヨコや、ある日突然にチヨコ達の仲間、人ではない存在になってしまった元人間の狼男、サブちゃん達のお話。
 人の言葉が知りたかった。
 
 ただ あの人と 対等になりたかったんです

 チヨコは、妖となり人の姿をとった理由をそう話す。
 けれど彼女はもう一度猫の姿をとり、人に拾われ、ただの飼い猫として生きる生を望む。
 結局、彼女が望んだ幸せとは飼い猫としての幸せであり、ヒトであることなどどうでもよかったのだ。
 同様に、真琴が泣かずに、笑って幸せな気持ちで日々を送り、死んでいく為には、人の姿をとったことはどうでもよかったことなのかもしれない。
 祐一の前に獣の姿のままで現れたのなら、彼女は「沢渡真琴」として生きた実際の生よりも幸せに生き、死んでいくことができたのかもしれない。
 けれど真琴は、そうした獣、ペットとしての幸せを望んでいたのだろうか?
 望んでいたのかもしれない。望んでいなかったのかもしれない。
 祐一は、最終的に彼女を愛しいと思いながらも、同時にあのときのキツネとしても認識し、自分を想ってくれた相手の想い「ずっと一緒に居たい=けっこんしたい」という願いに応える。
 その真琴の願いは、人として暮らしているうちに生まれたものであったのか、それともキツネであったころから抱いていたものなのか、それともその両方であったのか。
 それもまた判らない。
 彼女の最後の涙。
 それはベールが飛んでいったことが理由だったかもしれない。
 けれど、幸せを得た歓喜かもしれないし、それを今失おうとする悲しみかもしれないし、幸せを得る為に無駄な遠回りをしてしまった事への後悔なのかもしれないし、祐一にキツネであることが知られてしまい、最後まで対等のヒトである「沢渡真琴」として祐一の前にいられなかった事への後悔なのかもしれない。
#異論はあるかもしれないが、結局このシナリオで真琴と祐一は恋愛なんかしていない。
#真琴の望みが祐一にペットや獣として愛されることでなく、人として対等に恋愛の対象に見てもらうことと考えるなら、祐一が彼女を人として抱いたことや最後の結婚式の受け取り方も変わってくるだろう。
#ちなみに、このシナリオの中で祐一と恋愛(らしきもの)をしていたのは真琴ではなく、美汐であると見る向きもある。<アンタとかね
 本当のことは誰にも分からない。
 確かなのは、彼女が沢渡真琴として祐一に会いに来たこと。許さないと言ったこと。過ごした日々。そして発した言葉だけ。

【真琴】「祐一とけっこんしたい…」
【真琴】「そうしたらずっといっしょにいられる…」

 愛しいと思った相手に何かしたいと思ったとき、何をしてあげればいいのかというのは難しい問題。
 彼女が何を望み、何をして欲しいかを完全に察してあげられればいいのだけれど、神ならぬ我々にそれは不可能だ。
 だから人は目にみえる行為や言葉というものに頼る。
 「あなただけはゆるさないから」「沢渡真琴」「祐一とけっこんしたい」、キツネではなく、人として現れたこと…
 祐一や水瀬家の人達がやったことは、彼が判断できる中で最大限に真琴を理解し、受け止めたものなのではなかっただろうか。
 真実を知っても、なお彼女を人として扱うということは、人でいたかった彼女の意志を尊重する行為ではなかっただろうか。
 それは所詮嘘であり、傲慢な行為だったかもしれないけれど、私は、そういうやさしい嘘を愛しいとも思うのだ。
 勿論、時にそういう嘘が返って相手を傷付けることもあるし、望むことをしてあげることが本人にとって幸せであるとも限らないのだけれど(同様に、彼女の幸せを願い、したことが、必ずしも相手にとって嬉しいものであるとも限らないけれど)、それでも僕はそういう気遣いをされたら嬉しいと思うし、ありがたいと感じる。結果がどうあれ、想われていることを感じられることは、幸せなことだと思う(…私だけかなぁ)。

 真琴が祐一にやってきたこととは、そういう、結果と関係無く、相手に「想っている」ことを伝える行為だったと思う。
 それを察したから祐一は真琴の想いに応えたのだとも。
 だからたとえ祐一がやったことが本当は真琴にとって幸せでもなんでもなくトンチンカンなことだったとしても、それは天の邪鬼だった真琴の自業自得であり、けれどそれ故に真琴にはその行為からの想いを受け取れ、幸せだったのではないかと僕は思うのだ。
#ある意味、「賢者の贈り物」のようなお話なのかもしれない。

 人を想いやってする行為は人それぞれで、真琴のように自分勝手な行為もあれば、それに対し祐一のようにただ相手の望みを適えてやろうとする行為もあり、馬鹿なことをしていることを伝え、もっと幸せな結果をお互いに得られるよう話し合い、それを目指して共に歩いていくという行為もある。
#エリちゃんの手作りおべんとに『まずいものは「まずい」っていうし エリのもんは全てオレが食う』なんて、筑波さくら「目隠しの国」の江沢君の態度はかなり理想的かもしれない。

 相手のことを想うなら、とことんお互いの望みや幸せについて話し合って、皆で幸せになれる方を考えて、それを実現できればベストだけれど、そうならない場合だってある。
 結果として幸せになれなかったのなら、どれだけ想っても、どれだけ頑張って何かをしていも、結果としては全部無駄だろうか?
 真琴や祐一が賢く立ち回り、努力し、最後の場面でも泣かずに笑って死んでいけるラストだけがハッピーで、あのシナリオはやっぱりアンハッピーなお話だったろうか?
 結果を出せなかったことは反省するべきことだし、幸せになれなかったことは悔しいし、哀しい。
 たった一言で伝えられるはずだった想いは最後まで届けられず、素直に口を開にいたときには

「あぅ」

 もう、ひとの声も出せず言葉も思いだせず、
 もう、なにもかもが間に合わなかった愚かな少女。
 それでも彼女の想いは届き、彼は彼女を想ってくれた。
 そんな少女はすごく滑稽で、この話はある意味、すごく馬鹿らしいものだったけれど、彼女は彼女なりに幸せで、この物語は幸せな形をしていたと思うのだ。
 強い想いがそこにあった。
 想いの果て、最良の選択と努力をして真琴がいつまでもいつまでも幸せに暮らせるお話も、誰かが想う姿に心打たれ奇蹟を与えるお話も、想いが空回りだけしてなんの結果も出せずただ死んでいったお話でも、想いに向かって精一杯生きた女の子のお話としては等価なんじゃないだろうか。

 他人のために頑張る人がいて
 そういう人を愛しいと思う気持ちは
 どこの国にあるものだから――
筑波さくら「目隠しの国」一巻

 だから祐一や僕等はそんな少女の姿を愛しく思うのだろう。
 人に想われること、人を想うことは心を幸せにしてくれる。
 勿論、想いはお腹を膨れさせないし、想いが伴っても結果が出されない行為に質的な意味はない。
 でも、自分でなく誰かのお腹を膨れさせようと考えるのも、誰かの為に結果を出そうと考えるのも、想い故なわけで。
 あのお話は祐一に『想い』の発生する過程であり、あのラストシーンはその結果ではなく、彼にどんな想いが生まれたのかを示しているのではないかと思ったりもします。

 …さて、長々と真琴について語ってしまいましたが、この一連のとくそんさんの真琴騙りに対する私の感想としては、想う相手の幸せについてあれだけ色々と真剣に考え、行動しようというとくそんさんは素敵だな、そんなとくそんさんに想われている御家族が羨ましいなぁ、ということが止めだったりもします^^
 真琴も祐一に会う前に、とくそんさんに会えれば良かったのかも。
 でも、そううまくいかないのが運命というものであり、うまくいかないからこそ面白くもあるのですが。
#そして、作家とは意図的に物語を面白くしようとするもので(ぉ


 ふう。とりあえず真琴関連話はここで一旦打ち止め(まだまだ書ける気がしないでもないけど)。
 ややこしくなりそうで入れなかった余談は今度また別の機会に書こう…メモメモ。
▼「秋の畸人達」から「うたかた…」の変化に見る、「湖川みさき」から「こがわみさき」への変化。
▼自分のSSネタ しのぶさんの読み方、正解です^^とか
▼俺内部で真琴シナリオのテーマソングは中村一義とか
▼みゅんさんにとっての悪夢とか
【七瀬】「あたしは、誰にも……救われたくなんか、ないから」
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▼カレカノの斗波くんちの家族「ああ、この人達はダメなんだ」についてとか




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