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近況と雑記:

5/14 ぼちぼちと

中田さんのWind評、激しく同意。

○BBSでの議論についてのメモ
・PLニアイコールPCという幻想と実際、幻想を抱いている人間の有無までの話の広がりについて。楽しい。書きたいことがいっぱいあるのだが、上手く言葉に出来ない、もどかしい。
・文字と数字だけのメッセージ。攻撃されたとき、痛いと感じるか否か。
・堀井雄二はドラクエではPCにメッセージを喋らせないよう気を使った。3における、二度目のカンダタ戦イベントにおいて一度喋らせたことをとても後悔していた。
・某高橋氏は、ドラクエにならってPCの言葉を奪った。しかし一方、エピローグや外伝や続編でPCではなくなったとたん、そのキャラに喋らせまくる。いろいろな意味で参考になりそうな事例。
・一人ぼっちの冒険からパーティープレイへ。そしてAIの導入というドラクエの流れに見えるもの。
・ファイアーエムブレム。RPGシミュレーション。ユニットを動かし、物語を自己演出するという遊びの顕在化。
・今現在において、ゲーム固有のイニシアチブだと喧伝されてきた「この物語の主人公は君(PL)だ」というような謳い文句は、一部の人間が抱く錯覚や幻想に過ぎないだろう。しかし、そう錯覚させるから表現できる物もあるのではないか。
・セガサターン版エヴァ、「シナリオメイキングアドベンチャー」。今度の監督はキミだ! しかし二作目ではやるドラ化が進んでしまう。
・作るモノの認識は正しくても、それを買う受け手の認識や望むものが正しいとは限らない。受け手が正しいものを評価するよう教育するなり、誤解や幻想を利用するなりすべきではあるまいか(なんかこれだとプロレスと格闘技の話のよう)。
これとかこれとか。

お買い物メモ
 ハリーポッターDVD(諸般の事情により購入)
 リバーズ・エンド2
 お迎えです。5
 メイドインドリームSS
 赤城山卓球場に歌声は響く
 零式
 コミック・ガム



5/16 遅々と

 前回書いたメダロット・ナビの記事では、複数筋からサターンの「大航海」のゲーム内外でのシンクロ第一声(#)をいただいてしまったので、汚名返上と意気込みつつDeepADVゲーム特集号の原稿に向かうのこと。
#「これはひどい」。ゲームを始めて最初に出るメッセージであると同時に、PLがこのゲームの出来について感じる第一印象である。
 しかし、気がつくとIRCだのBBSだの神愛だの水月だのラグナロックだのPSOの新クエストだのにうつつをぬかしているのでした。ダメ人間。

○Deep原稿及びBBSに関するメモ
・BBSで展開する、PCとPLについてとか、色々。then-dさんのAir論に激しく肯いたことを思い出したり、とか。
・もっと単純なとこから書き始めるべきか。例えば「君が望む永遠」。なぜ選択肢が実装されていたか。「鬼哭街」のように完全なデジタルノベルにしなかったのか。
・ノベルゲームを作るとする。システムや様式について調べる。選択肢というファクターを検討する。作品の方向性において無意味、必要ない、或いは邪魔だと考えるならばそれを排除するというのは自然な流れ。
・一方で、わざわざ搭載するなら、それにはそれなりの理由があると理解しているものではないのか。
・世の中には、ノベルゲームであろうとなんだろうとゲームなんだから選択肢があって当然と考えて疑わない人間がいる。ちょっとショックを受けたが、それがゲームという枠組みの中にあるからという理由で、自分で実装する意味のないと解している選択肢を、なんの迷いも疑念もなく、平気で物語に組み込む美少女ノベルゲーム製作者も存在するのだった。
・ひょっとしたらageもそんな風に思っているのかもしれない。けれど少なくともageは、わざわざ選択肢を搭載する意味についてはちゃんと考えている。出した答えが正しいかどうかはしらないが。
・ところで選択肢をエロ、ノベルゲームをエロゲーと言い換えても問題なかったりして
・表現のためであろうと商売のためであろうと上からの命令であろうと、選択肢やエロを必要条件として認め実装するなら、真っ当な表現者ならその位置づけについて考えるものであろう。
・それ等を〜という形式における「仕様だから」の一言で切って捨てるような作品、作者、論者を見るのはやるせない。
・作品内部の存在への最低限の理由さえ考えず、意味づけすらせず、無視するなら、そもそもそんな作品自体が無意味ではないのか(極論)。
・無意味なことをしているという自覚から始まる様々なこと。

▽ぐるぐるメモ
GUNDAM MILLENNIUM BBSより
 >長旅でしたがとても面白かったですよ
 >投稿日 5月16日(木)20時29分 投稿者 与謝野折檻
 >■フィクションによるストーリー構成云々
 >■私事

より抜粋。

 > せつないところですが、このサイトは微妙に作品論を語る場でもないのです。
 > 敢えて極端な言い方をすれば、「ガンダムが面白い作品かどうか」ということさえ、ここの主旨とは本質的に関係ないのです。
 > 私がガンダムを研究のネタにしているのは、今となっては「とにかくサンプルが豊富なこと」が理由でありまして、正直申し上 げて「科学的に正しいから」でも「物語が面白いから」でもありません。

 >「とにかく理屈抜きにサンプルを集める」>「収集されたサンプルを整理分類する」>「帰納的に導かれたもの を、その世界を貫くある種の法則とする」…という行為は、「既存の学問の成果を利用しないで新たな学問の骨子を組み立て ていく」という点において、壮大な楽しみと抗いがたい魅力を与えてくれます。