雑記 、或いは喪われた雪駄の物語。

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3/28(晴れ) : 


 jesの家へ。
 アポなしで乗り込むのは何度目だろうか。
 途中で馴染みの蕎麦屋で夕食後も戻ってから結局、2430まで話し込む。
 蕎麦屋に職場の同僚もいたらしいが全く気づかず。


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3/31(雪) : とわ


 0545 弘前出発
 0830 仕事開始
 1230 一時間休憩
 1930 撤退開始
 2200 弘前到着、帰宅の途に

 帰ってきたら祖父母の部屋に明かりがついていた。
 めずらしい。
 何をやっているのだろうかと疑問に思いつつも居間へ。両親がいる。
 「雪駄にも話しておく?」と母にふられた父は頷き、口を開く。

「爺さま、ボケでまったはんで」

 徘徊するから気をつけてとか、オムツを履いているからとか、わけの分からないことを言うだろうけど、黙って頷いておけ、とか。
 そういう話。
 居間を出て部屋に帰る途中、祖父母の部屋から話し声が聞こえてきた。
 祖母が一方的に話しているだけの、会話になっていない言葉たち。
 灯りが点いていた理由。
 それは多分、確認だったのだろうと思う。


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