雑記 、或いは喪われた雪駄の物語。
jesの家へ。
アポなしで乗り込むのは何度目だろうか。
途中で馴染みの蕎麦屋で夕食後も戻ってから結局、2430まで話し込む。
蕎麦屋に職場の同僚もいたらしいが全く気づかず。
0545 弘前出発
0830 仕事開始
1230 一時間休憩
1930 撤退開始
2200 弘前到着、帰宅の途に
帰ってきたら祖父母の部屋に明かりがついていた。
めずらしい。
何をやっているのだろうかと疑問に思いつつも居間へ。両親がいる。
「雪駄にも話しておく?」と母にふられた父は頷き、口を開く。
「爺さま、ボケでまったはんで」
徘徊するから気をつけてとか、オムツを履いているからとか、わけの分からないことを言うだろうけど、黙って頷いておけ、とか。
そういう話。
居間を出て部屋に帰る途中、祖父母の部屋から話し声が聞こえてきた。
祖母が一方的に話しているだけの、会話になっていない言葉たち。
灯りが点いていた理由。
それは多分、確認だったのだろうと思う。