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《雑記帳7月》

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7月27日 コバルト文庫なんて読んで見たり

 船戸明里さんが挿し絵してるってんで気になってた小説、須賀しのぶ「帝国の娘」を読みました。
 ちなみにコバルト文庫です(一部の人にはまた呆れられるなー)。

 狩人の家に育った14歳の少女(またかい! とか思わないように。読むまで知らなかったんだから)カリエが、母親に真新しい外套を着せられ、いつもは女が狩りに出るのを嫌っている父親に「狩りに行け」と家を追い立てられた吹雪の日、待ち構えていた長身美形の貴族風の男エドに「迎えに来た」といって殴られ薬を嗅がされ拉致監禁、気づいた時には見知らぬお城の中でマイ・フェア・レディ。
 こうして美形男エドのカリエ調教の日々は始まり、少女は病で倒れたエドの理想のご主人様アルに作り変えられていくのでした。
 アル様には出来ない事でもお前にならば出来る、と調教にかこつけてエドはカリエを弄びますが、やがてその底辺にある寂しさと優しさにカリエは気づき、憎しみを抱いていたエドに無意識の好意を覚えはじめます。
 しかしエドはカリエが演じるアルを崇拝するばかりでカリエを見てはくれません。しかしアルに変装して社交界に立ったカリエに好意を寄せる者達を見たとき、エドはアルではなくカリエを心配する自分に気づくのでした…。二人のすれ違う想いの行方は如何に?(下巻に続く)

 …へ? 内容に即してない紹介だって? 
 いや、でもあながち間違いじゃないでしょう。ネタばれ防ぐとこんな感じになっちゃうんだってば(^^;;
 非常に丁寧に作られた異世界王宮モノです。世界観もキャラクターも丁寧な造形で、仕事を選ぶと公言した船戸明里が挿し絵を引き受けただけのことはあります。最近の富士見の内容スカスカのバトルファンタジー系に辟易したライトノベル読みにはお薦めかもです。私はかつての六道慧やひかわ玲子、神月摩由璃なんか思い出しちゃいました。変に奇をてらっていない正統派ですね。伏線をどう回収していくのか、ナカナカに続きが楽しみです。


7月30日 違法コピー何故悪い?

>僕も漠然とは感じているような気がするんだけど
>違法コピー等をすることがなぜ悪いか?
>君の筋道だった説明を聞きたい

 とのメールを頂きました。
 違法コピーは何故悪いか?
 違法っていう時点で、何故違法なのか、何故法で定めなくてはいけないのかを考えていけば、それはそれが悪い事だと認識せずに当たり前のように行う人間がいて、迷惑を被る人間が居るからである…てな風なことくらいは誰だって分かるだろうと思います。
 そこら辺から話を発展させて社会倫理みたいな事で説明してもいいですが、面倒な上、それを望んでいる人も少ないと思うので、取り敢えず非常に私的な論理でこれを説明したいと思います。
 何故私は違法コピーに目くじらを立てるのか。
 理由は扱く簡単。

 私に迷惑がかかるからです。

 私はゲームという表現形式が好きです。
 面白いゲームをしている時間が好きです。
 ゲームについて考えたり、話し合ったりするのが好きです。
 違法コピーをされると、私の好きなゲームが出来なくなる可能性が高まるので迷惑です。
 ゲームの売り上げっていうのは、ゲームを作っている人達の収入源であり、次回作の制作費用です。
 収入が無ければゲーム製作者は死ぬし、制作費用が無ければゲームは作れません。
 私が続編や次回作をやりたいと思っているメーカーさんが違法コピーでゲームが売れず、潰れていったら私は期待していた続編や次回作がプレイできず、人生の楽しみが減ってしまいます。

 だから私にとっては違法コピーは迷惑、悪です。

 …ということでどうでしょうか?
 以下、この問題に対する私の雑感も上げておきますので、理論でなく私の感情を知りたいって方は参考まで読んで見て ください。

 そもそも、私が漫画レビューサイトなんかを立ち上げているのは、過去に自分の好きな漫画が売れずに打ち切りになったり雑誌が廃刊したりして楽しみが奪われたため、好きな作品を広めて不特定多数に買ってもらい、売れてもらう事でそれを防ぐためなんです。
 自分が気に入って楽しみにしていた作品が売れずに消えていくのは、それはもうやるせないものです。
 勿論、売れるだけの作品が作れないクリエイターや売り方がなっていない企業にも問題がありますが、そうしたモノの中に面白さ、輝き、可能性を見出したならば私はそれを買い、周りに貸したりして入手を薦め、送り手に意見を出します。自分の信じた輝きをもっと見たいですから、その方法をとります。これは何かの愛好者にとっては当然の行為でしょう。
 使い古された表現ですが、気に入った芸術家に投資するパトロンみたいなスタンスです。
 そういうスタンスをとるのって、今の資本主義社会では当たり前だと思うんですがね。

 私は別に中古販売も貸し借りもその行為事態に嫌悪は感じません。
 それらは新たな作品に出会い、評価するための手段なのですから。
 でもね、そうやって出会った作品が気に入ったのにその送り手に代価を支払わないのがムカツクんですよ。
 人から借りたり中古で買ってきた作品がつまらないと思ったのならば、製作者に金払う価値無しってことで放っておいていいですよ。
 でもね、面白いと思ったのならば製作者に金払うべきでしょう?
 もうね、死ぬほど気に入ったのならば新品でもう一本買うべきだし、そこまでしなくてもグッズを買うなり、次回作は新品で買うなりしてちゃんと楽しませてもらった代価は支払うべきです。
 自分が受けた行為や入手したものにものに価値を認めたらそれ相応の代価を払う。価値を認められなかったらそれ相応の代価しか支払わない。これは当たり前のことでしょう?
 こういうことが分かってる人からすれば、エニックスなんかがやってる中古販売差し止め要求ってのは馬鹿げた事に映るはずです。彼らは中古なんかじゃなく、新品で欲しいと受け手に思わせるような作品、ずっと手放したくないと思わせるような良い作品を作るべきだと。まっとうな人間・企業ならそれくらいは分かります。
 でもまっとうなメーカーであるエニックスはこんな馬鹿げた事をしなくてはならなかった。
 それは何故か? 商品に対する代価という概念が欠落している人間が多かったからですよ。
 彼らは自分達が面白いと思ったものに対して金を払わない。どころか、面白いからといって違法コピーしてばらまきメーカーにダメージを与えながら、自分はあなたたちのファンだと言い切って作品への不満や要望をいけしゃしゃあとメーカーにぶつけ、次回作を求める。しかし、メーカーには一切金を落とさない。
 「日本人は水と平和が無料だと思っている」という皮肉の意味に気づかない人達ですね。享楽乞食と表現した人もいましたか。
 自分は無条件に代価無しで全てのサービスと幸運を得る権利がある、何をしたって自分は絶対的な善人で、降りかかる 困難は全て他人の所為だ。可哀相な僕なんて思ってる人達。行き着く先はオウムですよアンタら。
 借りた作品のコピーしての所有、ええ、結構ですよ。
 貴方がそれをつまらない、価値がないと思ったのならばね!
 でも面白かったと思ったのなら、価値を認めたのならそんな事をしちゃ駄目でしょう?
 価値を認めたのなら、それが好きだと思ったのならば、送り手に敬意を表して下さい。
 好きなものなのに敢えて打撃を与えて滅ぼしてしまう。
 好きなものに一方的な思いだけ伝えて殺してしまう。
 何かに似ていると思いません?
 違法コピーユーザーっていうのはストーカー殺人者と同じなんです。
 私はストーカーなんて迷惑で危険なものは大嫌いですし、自分の好きな人をストーキングされるのって、すごく嫌です。
 嬉々として自分の気に入った作品を違法コピーする人間を軽蔑するのだって至極当然だと思いませんか?
 そういう人達がいるから著作権がらみの法律がどんどん窮屈になってるんだし。
 当たり前の事を皆が当たり前だと思ってれば国が規制なんてしなくて済むのになぁ。

 代価を見終わった観客それぞれが決める映画館やパフォーマンスがあります。
 極端な話、つまらなかったら金を払わなくてもいいいし、全財産を投げ込んでもいい。
 良いシステムです。
 それぞれ所有する財産の量が違うでしょうから、他人との相対的な額の違いは気にしなくていいです。
 自分の無け無しのお金で商品への代価を、感謝を支払えばいいのです。
 面白かったー、といいながら金を払わず出てくる事も可能です。
 可能ですが、それをやる人を私は軽蔑します。
 その時支払うお金がないのならば、いつか別の機会に支払って下さい。
 それを送り手に、自分に約束して下さい。
 前作はお金がなくて代価を払えませんでしたが、次回作ではきっと…
 せめてそういう思いを持って下さい、伝えて下さい。
 言葉を紡ぐのは時にお金を出すより大変な事ですが、例えば炎天下や雨の中、路上で必死で交通整理をして疲れ果てている中、見知らぬ人に「ご苦労様」「ありがとう」と言われる、たったそれだけの事が凄く助けになるってことも覚えておくといいです。

 人の仕事に価値を認めたのなら代価を払う。
 これ、忘れちゃいけないことだと思います。



私信:To:White様

 ゲームレビューサイトの更新チェックというと、以前Kanonネタばれ掲示板のほうでも触れたここでしょうか。望んでる形式とは違うかもしれませんが、新作のレビューをチェックすれば、登録されたサイトの新規レビュー追加くらいならばチェックできます。
 ゲームメーカーのサイトなんかの更新チェックサイトだといくらかありますけれど、更新チェックソフトで自分で調べるのが一番早いかもです。

●ゲームって
>文章・音楽・絵となんでも使えちゃう
 ちょっと話はそれますが、これってHTML小説なんかにもいえますよね。
 最近Kanonのレビューも書かれた本田さんの小説のフォントやリンクの演出や、あと、ここのエヴァ漫画とか、HTMLでの表現の多様性、可能性、公開性ってすごく興味深いです。
 ML出版部の作品なんかも電子媒体で出版する事の意義って凄く大きいと思います。
 今のライトノベルなんか、HTML小説の形で書籍の商業ベースになんか乗せたら面白いと思うんですが…
 違法コピーっていう意識の問題が解決されるまではそんなことは無いのでしょうね(ため息)。
 選択肢の意味の殆ど無いビジュアルノベル(Kanon)なんかは、もう完全にゲームでなく電子小説ですし、ああいうのが何種類も本屋さんに安く並んでいたら楽しいのにな、なんてふと思います。

>ところでここ一連のやりとり、そのうちなんかにまとめときたいですなー
 確かに(^^;
 しかしメールなんかでのやり取りやチャット会議の結果って要点をおさえないと読んでもらいにくいし、やるとしたらちゃんと編集して注釈つけないといけないし…、テーマ出して再構成とかも必要?(汗
 まぁ、戯れ言まで。
 とりあえず私も雑記の構成改善してみます。
 計画が頓挫しても日記が読みやすくのは確かだろうと思われるので、雑記のキーワードインデックスとそこからのリンクについて考えてみようかと思います。

 講談社、アフタヌーンなんかの迷走についてはやはりセーラームーンの夢再びっていうのもあるんでしょうね。
 また、カードキャプターさくらの映画の前売りが6万枚売れた事や、アフタヌーンでの最大人気が女神様ってこととか考えると、どうしてもオタク系に流れちゃうんでしょう。
 或いは、キャプテンやノーラ、旧バーズ等の廃刊したオタク向けコミック誌の編集や担当が有名漫画家の人脈を持って流れてきて発言強めてるのかもとか、いろいろ邪推しちゃいます。
 どうでもいいですが、EDEN3巻の広告展開は好きじゃないです。漫画の内容は好きだけど。


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