●EDEN /遠藤浩輝/講談社/B6版/530E(税込)
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“世界を救う”のさ お前も一度はやってみたいだろ?
一度滅びた世界。 客観評価 B 主観評価 A |
●遠藤浩輝短編集1
/遠藤浩輝/講談社/B6版/530E(税込)
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「自殺を考えたことってあるか?」 『何思いつめてんだよ 悩んだって腹は減るし 泣いたって朝は来るんだぜ』 「本気にすな ただ、自分はいつだって死ねる、と思うとけば ひょっとしたら生きるのが楽になんのかなぁと……」 『大して苦労もしてねぇ奴が そういう事を言うんだよ』 「本当の事ばかり言うてると 友達なくすでお前」 「きっとかわいい女の子だから」 「神様なんて信じていない僕らのために」 この3タイトルが収録されている本である。 この中の一つを本のタイトルにするでなく単に「短編集1」と銘打ち、 表紙に3タイトルを掲げている。タイトルのインパクト、センスと効果から考えてこれは非常に正しい選 択といえよう。 内容はそれぞれのタイトルから想像して下さい。 ちなみにEDENとは違って3作ともまっとうな現代劇で人間描写が秀逸。 北野映画なんか好きな人にもお勧めかな? 客観評価 A 主観評価 A |
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