平成10年、当社は売上アップのコンサルを中心に行いました。それまでさまざまなテーマでのコンサルを行っていましたが、「コンサルティング工数」という原価を基準に動いていて、結果を基準に動いていこうという意図がありました。
一般の方には「成功報酬で行うコンサルタントが正しいコンサルタントである」と思われている部分がありますが、実際に効果の上がる企業では手間はあまりかかりません。効果の上がらない企業ほど、手間がかかるという状況です。つまり、成果報酬方式はコンサルタントがクライアントを相対的に並べてみたときには不公平なカタチになります。
ですが、企業の立場で考えてみると、コンサルタントに払う費用は「投資」ですから、投資効果を基準に投資すべきかどうかを考えることが当然です。そのわかりやすい基準となるのが「売上アップ」であると考え、そのテーマに絞ったコンサルを行ったわけです。
当時150社応援させていただいていましたが、そのうち14社をピックアップして、1年間でどれだけ売上アップが図れるかということをクライアント企業との協働で進めました。10社が3倍を超え、さらにそのうち3社は10倍を超えました。それまでの年間売上高2億円をわずか1ヶ月で上げることができるようになった企業は、歴史もあり、商品とサービスの提供力という底力の面で抜きん出ていましたが、それが市場に浸透していないという入り口部分の問題を抱えていただけでしたので、非常に大きな結果を出すことができました。
ところが、売上高を大きく伸ばしてしまったとき、それまで通用していたものが通用しなくなります。業務管理水準・採用面を含めた組織力・新たな戦略課題を予測し解決していく運営機能・そして運転資金です。「こうなったらいいな」と当初持っていた願望は売上アップでしたが、売上アップにつながることだけを行なっては体力が追いつかないのです。
「企業は社長の器以上に大きくしてはいけない」というのが当社の考えです。テクニックによって器以上に大きくしてしまうことが可能ではありますが、それでは周囲に迷惑をかけることになります。
こんな実例から、「社長の器を大きくする」というような部分に対しても、当社はコンサルを行ないます。この段階では「成果報酬」でいうところの「成果」はさほど現実には現れません。
それらを考慮して、当社のコンサル料金は「基本的に安く」という方針です。
安さを売りにする気はありませんが、効果の上がるパートナーシップの実現が重要で、そこまでの段階で高い投資をすることは無意味です。効果が上がることを実感して上で、さらに高度なコンサルなどの場合はその段階で見積りをさせていただきますが、入り口段階では通信コンサル手法を使うことで、コストを抑えています。
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