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【自立した俳優の育成】
   俳優を正しい方向へ導くのは俳優自身でしかない
訓練のことや役へのアプローチ、公演に向けての具体的な準備などについて、
自分の方法論を持っている俳優。
自立し、真に演出家のよきパートナーとなれる俳優を育てる。俳優は孤独な存在である。
訓練を共につづけるよき仲間たちがいたとしても、心より信頼をよせる演技教師や演出家がいたとしても、
舞台の上やカメラの前で、日々の訓練の途上で、俳優を正しい方向へ導くのは俳優自身でしかない。
そして、その俳優を助けるのは、俳優が長きにわたって体のなかに積み上げてきた方法論である。
演技教師や演出家は何かのヒントを与えてくれるかも知れない。
しかし、俳優を真に成長させるのは俳優自身の方法論に基づく実践である。
訓練の途上で、ふとしたとき「ああ、そうか!」と気づく。
実践の継続のなかで失敗と成功をくりかえし、気づいた時、俳優は成長する。
このワークショップは、俳優のよりどころとなる個々の方法論をより豊かに、
より実用的にするための足がかりとなる場である。
【朗読】 
  ひとの真似ではない自分らしい声で
エクササイズの一つとして朗読をつづけている。
題材は小説がいい。ぜひ読みたいと思うものを選んで読んでもらう。
大切なポイント・・・上手に読む必要はまったくない。
聞き手と交流しながら、書かれたものを自分の体験として、
友達にしゃべるように自分の言葉でしゃべる。

「ひとの真似ではない自分らしい声で、本当の考えを通してしゃべる」

朗読を通して、真に個性的であるということはどういうことかをさぐっていきます。
特に自分の欠点と思うところ、いやなところこそが
俳優にとってもっとも個性的でパワフルな要素だと考えます。
【太極拳】    
   ゆるめながらイメージを使ってゆったりとかろやかに
ワークショップでは型を覚えることはやらず基本的な身体の使い方を学ぶ。
☆太極拳の一番の特徴である「間接的」「連動的」な身体の使い方で各部をゆるめていく
・膝を回すことで足首をゆるめる。腰を回転させることで上半身をゆるめる。
 背骨を動かすことで首をゆるめる
・足から伝わった力で手に動きができる
☆ゆるめながらイメージを使ってゆったりとかろやかに動く
・雲の流れに乗って動いていく
・身体の中に水を流し水の流れによって動いていく
・昆布になって水の動きに動かされる
・粘土の中を動いていく
☆推手(すいしゅ)
・手を合わせ動いていく
・二人でつねに対等な力バランスを維持しながらやわらかく動く
相手が押すから引く、相手が引くからついていくという「相手が主」になる動き