別冊マーガレット1972年1月号掲載(コミックス未収録)
西谷先生の娯楽作短編では最高傑作であろうと思われます。シンデレラを下敷き
にしていますが、その換案は実にたくみです。堂々たる娯楽作です。
[ 99年7月23日・鈴木めぐみさんの掲示板への書きこみより
]
「エレクトラ」について
正直に言うと、この作品は読んでおりません。早くも齋藤の限界が
露呈してしまいました(^^) ちょっと、口惜しいので友人の島崎さとしを呼んできました。 彼女は、好きな作品なのでよく覚えていると言っています。聞き書きしてみました。
<エレクトラは末娘、二人いるお姉さんはおしゃれで美人。さえないエレクトラは小間使いのよう。お金持ちのおばあさまが、喪服の似合うことがわかったエレクトラを引き取ります。引き取られたお屋敷の中でもエレクトラは喪服しか着せてもらえません。でも、エレクトラは
だんだん美しくなっていきました。>
というお話だそうで、印象に残っているセリフは、
お屋敷に出入りしている喪服コーディネーター(?)の お姉さん談
「これからはピンクでもバイオレットでも大丈夫よ」というのと
取り入ろうとするお姉さまが自分の結婚式におばあさまを招待すると、
おばあさまはそこで一言、
「エレクトラ!新しい喪服を着ていけるパーティが見つかったよ!」 (笑)
「おばあさま!まさか私の結婚式に喪服でいらっしゃるおつもりッ!?」(大笑い)
・・とてもうれしそうに叫んだおばあさんの表情が忘れられない、と さとしくんは言っていました。ぽいママさん、こんな話でしたよね?????
なお、別冊太陽 少女漫画の世界Uというムックで「エレクトラ」の扉絵を見ることが出来ます。
[99年10月22日・鈴木めぐみさんの掲示板への書きこみより]
16、17日の土日に東京に行ってきました。研修会場・投宿先はニューオータニでした。ご存知の人も、おいででしょうが、ここは国会図書館と目と鼻のさきなのです。会場を聞いた時、これは!と思いましたが、土日は基本的に休館日なんですねー。行ってみたかったんですが。いずれの日にか、平日に乱入してみたいと思います。
日曜の昼に研修が終わったのでただちに地下鉄にのって江戸川橋駅まで。
早稲田のマンガ図書館へ行ったのです。
「喪服のにあうエレクトラ」(別マS47.1月号)読みました。
これはやっぱり、齋藤は未見の作品でした。読んでみたら、傑作でした!傑作でしたねー。これを読まずしては西谷祥子作品を語ることができない、というくらいの!
齋藤、読まずしてすでにさんざん語りまくってますけど(笑)(^_^;)
西谷さんの「うまさ」が際立つすぐれた娯楽作です。好きだった人、強く印象に残っている人が多いのも うなづけます。
末娘エレクトラのお姉さんは二人でなくて三人でした。
一番上のお姉さんの結婚式に喪服姿のエレクトラを出席させないようにと、
一計を案じた姉達がだまして呼び寄せたのは「死神」と呼ばれている長髪の陰気な美青年(^^) 式から閉め出され、引き合わされた二人はあちこちの葬儀でよくみかける者どうし。たちまちにして意気投合いたします。
陰気なもの同士の二人でしたが一目会ったその日から、段々に顔が輝きはじめます。
ところがなんと青年は大伯母さまを上回る大富豪の息子。
とんとん拍子に話は進み、夢心地のまま結婚式。 この日ばかりはエレクトラも、大胆に胸元のあいた輝くばかりのウエディングドレスを身にまとうのでありました。
さてさてこの続きは本編をごらんください。
・・・などと浜村純 調になってしまいましたが(^^)
ウエディングでエンディングです(^^)
前にあらすじをきいたときにシンデレラを下敷きにしているのはわかりましたが、
読んでみると実に設定がたくみです。葬儀ときけばかならず参列するのは、
エレクトラと大伯母さまの場合は、似合っている喪服姿を見せびらかすため(^o^)
青年の場合は、極端な人ぎらいで口下手なのに人恋しくてたまらず 葬儀なら口を開く事もなく笑って見せる必要もなく人ごみのなかに身を置いておく事ができるから(^o^)という設定。
うまいです!堂々たる作品です。これがコミックス未収載とは惜しいです。残念です。
でもマンガ図書館に行けば入館料300+100円でこの掲載誌の閲覧ができます。
あなたも西谷祥子作品の真髄にふれてみませんか?
などと、さしでがましい事言ってますけど、27年も前に発表された作品を
やっと、やっと
5日前に、はじめてよんだ人間の言うセリフでしょうか、これが!(爆笑)
われながらおこがましいったら ありゃしませんねー (^o^)(^^)(^O^)(^_^;)
えーながながすみません。次の作品に付いては、また次回です(^^) では