施設長コラム「つれづれ草」

つれづれ草

●平成30年1月

 戦争により廃墟と化した日本は約70年を経て先進国の仲間入りをしたが、一人ひとりの生活は幸せといえるのだろうか。そんな疑問を持つ私の目はデンマークを紹介する新聞記事に吸い込まれていった。
 デンマークは税金が高く給与の半分は所得税で取られ、消費税も25%で物価も高いが、国連の幸福度調査では常に上位だという。「幸せ。社会が守ってくれるから、寝る場所や食べ物に困らず、心配事が少ない」と語る人もいるし公的機関の調査によれば「税金を喜んで払っている人の割合は多い」とのことだ。
 その理由は福祉制度の充実にあるようだ。公的年金や児童手当の他失業手当や職業訓練も手厚く医療費は無料。更に大学の学費も無料で返済不能の給付金までもらえる。「デンマークは世界で最も幸福な国であると同時に最も不幸な人が少ない」と記者は述べている。
 日本では来年予定されている消費税引上げの際に様々な意見が交錯することと思うが、社会福祉の充実を含め国民の幸福感が高まるなら私は引上げ賛成の立場を取りたい。ただその前提として税金の使い道や使い方について限りない透明性が担保されることがなによりも大事なのは言うまでもないが。
朝日新聞 H30.1.10 「幸せのかたち」より一部引用

●過去のつれづれ草

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