施設長コラム「つれづれ草」

つれづれ草

●平成31年1月

某テレビ局の「池の水を全部抜くと、そこに何が潜んでいるのか」調べる番組が人気を博していて北アメリカ原産の大型肉食魚類「アリゲーターガー」や大怪獣ガメラのような「ワニガメ」の他ブラックバス等多数の外来種が生息していて在来種を駆逐している様が放映されている。「緊急SOS」との番組名にふさわしく在来種にとっては救い主となっているが、人為的な行為が過剰捕食を生み、有害生物の被害を後押ししてしまう例もあるという。例えばブラックバスを取り除くと、ブラックバスが食べていたアメリカザリガニが爆発的に増える。すると増えたザリガニは水草を刈り取り、水草を隠れ家や産卵場所、エサにしていた昆虫などが激減するとういう。池に住みついた外来種も当初は人為的なものだったろうが、そこに新たに人の行為が加わると生態系を乱すこととなりそうだ。
最近、労働力の確保と相まって出入国管理法や難民認定法の改正が話題になっている。「今後日本が目指す外国人との共生社会」をどのような視点から捉えるかは個々の判断によるところだが、私たちの祖先の縄文人や弥生人も元を正せば外来種であったことをふまえて議論して貰えたらと願っている。

●過去のつれづれ草

過去のコラムを1年ごとにまとめました。
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