「神戸事件の真相に迫る10・11集会」のお知らせ


賛同団体として、当会もこの集会への参加を熱烈に呼びかけます。


「民事訴訟で真実を知りたい」

 8月26日に、神戸事件の被害者J君の御両親は、A少年とその御両親にたいして、損害賠償を求める裁判を神戸地裁におこしました。この民事訴訟は、私たちが求めてきた神戸事件の真相究明にとって、きわめて重要な意味をもっています。
 J君の父親は、新し<出版された手記『淳』のなかで、次のように訴えておられます。「被害者の立場からすると、事件は何も終わっていない」、「〔付添人の方も〕事件の真相を明らかにすることにもっと協力して欲しい」。「漏れ伝わっているようなことが事実なのかなど、実際にはほとんど何もわかっていない」。だから「民事訴訟でその真実を知ることにしました」と。あの5月24日から27日にかけて必死の思いでJ君を探しつづけ、そして変わりはてた遺体と対面したJ君の家族にとって、いまだに事件の真相がわからないことほど悲痛なことはありません。
 そして他方、神戸事件の「犯人」とされたA少年は、いま医療少年院の壁の中に閉じこめられ、医療スタッフに抵抗して、ヘドを吐<まで百番の相撲をとるという「懲罰」を加えられています。「偽計による自白」を強要されて「犯人」とされ「サイコパス」とも烙印されたA少年は、このままでは生命さえもが危険にさらされていると言わなくてはなりません。

法廷の場で事実認定を争おう

 けれども、A少年の御両親の代理人となっている吉井正明弁護士らが事件の事実認定を争うならば、闇に包まれた神戸事件の謎の部分は、公開の民事訴訟の場において初めて明るみにだされることになります。そうすれば、本当にA少年の犯行なのかという疑惑そのものの究明にも役立てることができます。これは、A少年とその家族にとっても、またJ君の家族にとっても、共通の願いであり、ともに必要不可欠なことなのではないでしょうか。現に過去の少年事件の場合、刑事裁判において「有罪」とされても、民事訴訟において真相が明らかになり「逆転無罪」となった例も少なくありません。そしてJ君の父親は、J君が「何らかの抵抗をした痕跡がまった<ない」という決定的事実を聞いているのです。私たちの声をさらに大さく広げてゆくならば、この民事訴訟を、たんなる賠償金額をめぐる争いではなく、神戸事件の真実に迫る決定的に重要な場とすることができるはずなのです。
 私たちは今春、J君が殺害されてから一年目の5月24日に、1400余名の結集のもとに「神戸小学生殺害事件を再検証するシンポジウム」を成功させました。神戸事件の真相究明を求める声は、今、いよいよ高まっているのです。またその後ひきおこされた和歌山の毒物カレー事件も、かつての帝銀事件を想起させるような、さまざまの疑惑が指摘されています。神戸事件に一貫した関心を寄せてこられた方も、そして初めて私たちの運動とふれあった方も、すぺての皆さんが神戸事件の真相に迫る10・1 1集会に括集されんことを!

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