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この時計はギャレットのフライング オフィサーというモデルで50年代のものだと思われます。 フライング オフィサーというこのモデルでいくつかのタイプがありランデロンのムーブメントを使用しているタイプもあるようです。 この時計はビーナス150を使用しています。 ビーナスの178や175よりひとまわり小さいムーブメントで比較的珍しいムーブメントではないかと思います。 ビーナスのムーブメントは、ブライトリングのナビタイマーでビーナス178が使用されているのは有名ですがその他に有名メーカーで採用していたところはバルジューなどに比べて意外に少ない気がします。
フライング オフィサーという名の示すとおりパイロット向けの時計のようで、ダイアルに各国の都市名が入っていて時間が分かるようになっていたり回転ベゼルを採用していたり特徴があるデザインです。 このように特徴のあるデザインはブライトリングのナビタイマーなど以外にはあまり見られなくてかっこいいと思います。 針の形もわりと珍しい形ではないでしょうか。
クロノグラフのプッシャーと竜頭がわりに寄っている感じです。 竜頭は巻きやすいくらいの大きさです。 ケースの状態はこの年代の時計にしてはかなり良いほうだと思います。
この時計のケースにも特徴があります。 これはOther WatchesのHarvardと同じで4点ビス止めケースです。 初期の防水ケースに見られるタイプですが防水性がいいのか機械は非常にきれいな状態でした。 この時代以降の防水ケースはスクリューバックケースになりますのでこのタイプのケースというだけで私は欲しくなったりします。
ダイアルの状態も非常に良くて特にこのようないろいろ文字の入ったデザインなので見ていても飽きないです。 ところでこのダイアルにある地名は英語ではないようですが何語でしょうか。 東京はTOKIOとなっているようです。
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