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スペイキャスト
スペイキャストはスコットランド発祥の伝統あるキャスティングスタイルです。
オーバーヘッドキャストと比較すると少しばかり動作とタイミングこそ違いますが、キャスティング理論的にはなんら変わることはありません。 少ないバックスペースでのキャストや実釣における手返しの良さなど、国内のフィールドにおいても有効なキャスティングといえます。スペイキャストには英国式、北欧式とそれぞれの地域で発達したスタイルが確立されていますが、こちらでは英国式を紹介します。
ダブルスペイ(九頭竜川にて)Rod:Daiwa Alltmor-S 15ft #10  Line:Accelerator9/10,15ftSinkTipType6


スペイキャストの原理
スペイキャストはオーバーヘッドキャストと違いフォルスキャストが無く、アンカーによる水面の抵抗を利用して方向転換のキャストが可能です。スペイキャストにはダブル、シングルなどいろいろなテクニックがありますが、ここでは右利きを例としてスペイキャストの基本である方向転換をしないジャンプロールキャストでピックアップからロンチポジション、アンカーそしてパンチの一連動作と原理を簡単に説明します。
スタートで水面のラインを持ち上げロッドティップでアンカーを打つ場所へとラインを誘導します。AからBへは右サイドでロッドティップがV字を描くように通過させます。
後方へ移動していたロッドをストップさせることによりDループと呼ばれるバックループが生まれます。このロッドを止めた位置がロンチポジションです。
このロンチポジションをしっかり作ることがスペイキャストの鍵と言えます。
後方にさらに伸びようとするバックループをアンカー(水面にライン先端が着いた状態)によりストップしロンチポジションからパンチ(右手を平行移動させること)へ移行します。これによりバックラインがティップの動きに追従し持ち上げられて行きます(赤からピンクへ)
このアンカーを利用することがスペイキャストの最大の特徴です。このときのDループの大きさが飛距離に比例します。ロンチポジションで鋭利で長いループほど飛距離がでます。



それではスペシャルゲストの登場です!
 I would like to introduce you our special guest....
「スペイ小僧」によるシングルスペイキャストです。
Mr.....Spey Kid !  SingleSpey !


スペイキャスティングのバリエーション
スペイキャストではその状況によりテクニックを使い分けます。主にシングルスペイ、ダブルスペイ、スネークロール、ダブルスネークロール、リバースなど。これらは発達した地域により呼び方も多少違います。これらをグリップをライトハンド、レフトハンドと左右に持ち替えることで流れと風向きの関係に対処します。文章よりまずは図とアニメでこの関係をご覧ください。

まずはシングルスペイとダブルスペイの動きです。
シングルスペイ ダブルスペイ

   次に川の流れ、風、グリップとの関係です。


レフトハンドダブルスペイ
レフトハンドスネークロール

レフトハンドダブルスペイ


ライトハンドシングルスペイ
ライトハンドダブルスネークロール


ライトハンドシングルスペイ


ライトハンドダブルスペイ
ライトハンドスネークロール

ライトハンドダブルスペイ


レフトハンドシングルスペイ
レフトハンドダブルスネークロール


レフトハンドシングルスペイ


ロッドハンドとグリップ
アッパー、ロワーともにサムオントップでグリップを握ります。アッパーグリップの位置は肘が伸びきらないである程度余裕があるほうが良いと思います。
レフトハンド
左手がアッパー右手がロワー
ライトハンド
右手がアッパー左手がロワー

いかがでしょう。大体ご理解いただけましたでしょうか。ライトハンドでもレフトハンドでも振ることができればさまざまな状況で釣りが可能となります。ようするにアンカーをキャストしたい方向と一直線上に重ならないように自分より外側に打ちたいために使い分ける訳です。



ダブルスペイ
アニメでお解かりのように下流に流れきったラインを一度自分より上流に置きロンチポジションへ移ります。この切り返し動作をキックと呼びます。キックからロンチポジションまではロッドティップで水平方向に大きな円を描くように移動させます。ダブルスペイではキックによりすでにラインが水面に着いた状態ですのでアンカーが完成しています。このためシングルスペイより余裕をもった動作で行えます。


アンカーとウェーディングの関係
スペイキャストにとってアンカーは大変重要な要素です。ウェーディングによってアンカーの高さが変わることも知っておくことが大切です。
浅いウェーディング ディープウェーディング
アンカーは水面に打つ訳ですから上図のようにディープウェーディングではアンカー位置も高くなります。結果ロッドティップと水面の距離も短くなり浅いウェーディングと同じ動作でのキャストが難しくなります。ディープウェーディング時はロンチポジションまでの誘導(引き)を強めに行い鋭角のバックループをより高い位置に保ちパンチします。

再び登場 今度は後姿!
川の流れが左から右の場合の
スネークロールです。
川の流れがからの場合の
ダブルスネークロールです。

Tak's SpeyCasting Video