競馬大作戦
−理論的万馬券的中計画−
2.枠順でみる
中央競馬で馬券を一度でも勝ったことのある人は知っていると思うが、現在勝ち馬投票券、つまり馬券を購入するには、まずマークシートに自分の購入したい馬券の種類、番号等をチェックしていかなければならない。マークシートといっても、あの大学入試のちゃちな、それこそ人間がB鉛筆で丁寧にマークしなければわかってくれない頑固親父のシステムと違い、赤鉛筆でもマジックでも、ある程度それだとわかるようにマークすれば、気軽に受け付けてくれる、かなり融通がきくシステムである。歳がたつと丸くなるのは人間ばかりではない。これはすごい、なんて感心していても仕方がないが、まあこのシステムを感心してしまう、共通一次時代を経験している我々こそ、このマークシートで馬券を購入するシステムにぴったりな世代であると思うのだが、それでも間違ってマークしてしまい、買い間違いをしてしまうなんてことがしばしばある。もしそんなマークミスで買い間違い、せっかく的中だったのに大失敗、なんてことになると、もうこれは悔やんでも悔やみきれない悲劇である。しかしである。間違いが的中していた、なんて滑稽なことも時には起こるので全く不思議なものである。実話なのだが、ある馬主が本命、枠で5−8、1万円という馬券を買ったつもりだったらしい。二着には予定通り、2番人気の5枠の馬がやってきたのだが、なんと一着でゴールにやってきたのは11頭立て11番人気の超穴馬、7枠8番だった。ああ5−7だ、と思ってあきらめたその人、ふと自分の馬券をみれば馬連5−8を間違って買っているではないか。さあ大変、確定ランプがついて払い戻しを見てみれば、馬連5−8、3万9千円の大万馬券と相成り、その人は一瞬にして400万円近い大金を手にすることになってしまった。その人、その場にいた人全てにコーヒーをご馳走したとのことだが、果たしてこれを我々は素直に喜んでいいものだろうか?まあ、個人的な意見を言わせてもらえれば、間違って買った馬券が万馬券なんて、瓢箪から駒みたいなことで万馬券をとっても、それはそれで嬉しいことは嬉しいけれど、やはり情けないことには変わりはないと断言したい。他の人からどうしてその馬を選んだのかなんて聞かれて、「マークミスで」なんて答えることは、少なくとも我々共通一次時代の寵児に許されることではないのである。そう間違っても、間違ってはならない。
話を戻そう。とにかくマークシートに数字を書き込む。これが馬券の基本である。わかりきったことを書くが、馬券といっても馬名を書くわけではないのだ。勿論、単勝や複勝の馬券を買えば、馬券に名前を入れてくれるが、これもその馬の馬番をマークシートにチェックすることで初めて印刷されて出てくるものなのだ。ましてや最もメジャーな馬券、すなわち枠番連勝馬券(枠連)、馬番連勝馬券(馬連)は、全て二つの数字で表せられるのであるから、その数字にまず注目してみることが、とりあえず重要なことであるのだ。
数字の組み合わせ、もちろん語呂で選ぶことは前述したとおり言語同断なことである。しかし、この数字にはもちろん意味があるわけであるから、それは穴馬を探すものにとって大切なデータとなるわけである。またわかりきったことを書くが、数字の大小は勿論スタート位置を表している。つまりどの馬がトラックの内枠(数字が少ない)外枠(数字が多い)からスタートする、ということはレースを読む上で、なくてはならないものであるということである。
だらだらと下らないことを書いていても仕方がない。具体的に述べていこう。まず内の先行、外の追い込みというのが基本的なセオリー。しかし穴馬探しという視点から見れば外枠の追い込み馬をどちらかと言えば重視したい。例えば多頭数のレースでは内の馬は包まれやすく、有力な追い込み馬等も内枠で抜け出せないまま終わってしまうということがしばしばある。そんなとき、なんでこんなんが、みたいな外の馬が突然つっこんでくるなんてことが、結構あるのだ。特に芝の1200メートル、フルゲートなんてレースは、展開的にもペースが上がり、差し馬有利になるケースがよく見られる。こういった時はもう8枠の人気薄が飛び込んでくることが圧倒的に多い。もうよっぽどな馬であっても、8枠から流しがベストといっていいであろう。
ただ枠番連勝で買うと、配当が低くなってしまうことがあり、これはあまり嬉しくない。枠の88などゾロ目ならともかくもう片方が人気馬のいる枠で、馬番なら万馬券、枠番なら3けた配当なんて場合もある。これは悲しい。しかし、枠順だけではこれ以上の推測は難しい。但し、競馬場によって、枠順が重要なファクターになる場合があることは忘れてはならない。
例えば阪神ダート1800メートルはスタート地点、内枠の方が砂が深く出遅れやすいという噂がある。まあダートレースの場合、砂をかぶりにくい外枠がベターなことは、当然であり、無条件に1枠消しを実行しても、だいたいは正解となる。ところが同じ阪神競馬場でも芝の1600メートルでは、スタート直後に2コーナーがあるので内枠の馬が圧倒的に有利になり、1枠がらみの万馬券なんてものも結構出てしまうのである。
このように他のファクターも合わせて、いろいろな視点からレースを考えていくことが、高配当を狙うまず第一歩というわけである。
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